私の男(2013)の投票された口コミです。

私の男(2013)

[ワタシノオトコ]
2013年上映時間:129分
平均点:6.44 / 10(Review 16人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-06-14)
ドラマ犯罪ものロマンス小説の映画化
新規登録(2014-06-19)【ヴレア】さん
タイトル情報更新(2023-11-29)【にじばぶ】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督熊切和嘉
キャスト浅野忠信(男優)腐野淳悟
二階堂ふみ(女優)腐野花
モロ師岡(男優)田岡
河井青葉(女優)大塩小町
三浦誠己(男優)美郎の先輩
三浦貴大(男優)大輔
広岡由里子(女優)タクシー会社の事務員
吉村実子(女優)老婆
相楽樹(女優)章子
松山愛里(女優)花の同僚
高良健吾(男優)尾崎美郎
藤竜也(男優)大塩
安藤玉恵(女優)小町の先輩
太賀(男優)大塩暁
康すおん(男優)タクシー会社の運転手
原作桜庭一樹
脚本宇治田隆史
音楽ジム・オルーク
撮影近藤龍人
配給日活
特撮オダイッセイ(VFXスーパーバイザー)
美術安宅紀史
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【口コミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
4.《ネタバレ》 とにかく美しい映画ではありますが、逃げも見られますね。花と淳吾が上京してからむちゃくちゃに難解、というか、「あの件はどうなったーーー!!!!」ということばかり。死体はどうした事件はどうなったお前は誰だ等……。せっかく芸術的な映画を目指してるんだから、完璧な映画にせえよ!終盤の展開はとても考えさせられて心にずーんときたし、ラストショットの浅野忠信の気持ちはよくわかりますよ。北海道パートの厳しい自然の中の美しさや花と淳吾のいびつな愛、ド変態な愛情表現はかなり好みでした。おとなしそうな眼鏡っこが家であんなことしてるかもしれないの!?やべー思春期やべーと勝手に盛り上がったりもしましたよ。二階堂ふみはメガネが似合いますね。流氷の上で叫んでる姿もとても魅力的だった。だからこそ後半パートのいかんともしがたい出来栄えに納得いかん!もっとすごい映画に、ちょっとの努力でなったかもしれんのに!疑問が全て消化されるべきだとは言わないけど、すげー初歩的なことじゃないか!あの刑事は単独行動を取っていたのか?証拠のことは同僚に話してないの?死体は?血は?ちゃんとしろーーー!!!
カニばさみさん [映画館(邦画)] 7点(2014-08-06 21:49:56)(良:2票)
3. まず、原作を読んで面白かったし、二階堂ふみが出てるのでかなりの期待感を抱きつつ観に行ってきました。平日のレイトショーとは言え、公開3日目で客が自分を含め4人しか居ないのはちょっと興行的に心配になりました。田舎とは言え…。
 ストーリー的には原作にほぼ忠実で、無駄のない作りだったかなと。原作と違うのは時間系列が逆で年代順に流れていたこと位ですね。あと、浅野忠信の役は変態度を増していました。これははまり役。そして、二階堂ふみは少女から大人の女へと変化していくその過程を見事に演じきっていて良かったですね。
 ただ、ちょっと気になったのは流氷の重要なシーン。原作でも思ったんだけど、映像で観てもやっぱり納得できない。あんな簡単に流れていくもんかね?重いだろうに…。あと、事件が放ったらかしなのもスッキリしなくて駄目でした。
 
 最後に結論。原作ファンはもちろん、主演2人のファンなら観て損はないですね。また、これはあくまでラブストーリーなので、サスペンスとかそういうのは求めない方がいいかもしれません。自分的には7点かなと思ったけど、二階堂ふみちゃんの前髪ぱっつんメガネ萌えで1点オマケ(笑)
ヴレアさん [映画館(邦画)] 8点(2014-06-19 15:37:24)(良:2票)
2.《ネタバレ》 海炭市叙景を見た時も思ったが、熊切監督は物語が淡々としていても画作りが巧いからか間が持つ。殺人が起きても、それは一種のスパイスであり、物語にそこまで大きな波紋を与えない。刺激的なシーンは点で発生するが、それが全体の淡々とした雰囲気を変えることはない。
そのせいか、どうも映画の中に入り込めない。入り込まれることを拒否しているかのよう。
淳悟(浅野忠信)と花(二階堂ふみ)の絡みのシーンは印象的に描かれ、ドキドキさせられる。
しかし、それ以外の日常のシーンでの二人がどこまでつながっているかは読み取りづらい。淳悟は、娘として花を愛したいが性欲に逆らえないし誰にも渡したくない。花は、淳悟は私の男(自分のもの)であり誰のものでもない。恋愛関係とも親子関係とも違う妙な関係性であり、他者の介入は許されないのである。
もう放っておけばいいんじゃないの?
正直、そんな二人を見せられても全然感情が動かないけど人間同士が対峙している時の絶妙な緊張感やら、流氷やら、二階堂ふみのエロティックなシーン(ギリギリ見えない!)やら、見どころは多い。
すべからさん [映画館(字幕)] 7点(2015-03-31 01:46:48)(良:1票)
1.“女”にとって、“男”は、ほんとうに、純粋に、暗く空いた心の隙間を埋めるためだけの、“詰め物”だったのかもしれない。
精神が歪んでいるわけでも、感情が欠如しているわけでもない。
むしろ逆だ。
あまりに真っすぐに、あまりに直情的に、自分に“無いもの”を求めた結果だ。

不条理であり、おぞましさすら感じる。
しかし、その激情を表す言葉はやはり「愛」以外にはあり得ない。


「あれは私の全部だ!」と、“女”は叫ぶ。

もう、この咆哮にすべてが表れている。
文字通りの死の淵から、“空っぽ”の状態で生き延びた少女は、「必然的」に現れた“男”で、その空洞を埋め尽くしていったのだろう。

“女”が“男”で満たされるのにそれほど時間はかからず、同様に“男”も“女”で満たされていく。
「秘密」が誰に暴かれようが暴かれまいが、それを誰に非難されようが非難されまいが、最初から最後まで彼らの世界には、二人しか居なかったのだと思える。

何かがほんの少し違っていれば、辿り着いた場所はもう少しマシだったのではないか……と、僕自身を含めて、他人は思う。しかし、そんな他人の思考はあまりに無意味であることに気づく。
“男”の台詞に表れているように、彼らがほんとうに望んでいたことと、彼らが辿った運命は、少しずつ確実に乖離していったのかもしれない。
それでも、彼らはああやって互いの命をつないでいくしかなかったし、あの先もああやって生きていくのだろう。


ドヴォルザークのメロディーが夕刻を告げるチャイムとして流れる中、“女”が数日ぶりに帰ってきた“男”を迎える。
映画の展開的には、まだ物語が劇的に転じる前の何気ないシーンとして映し出されているが、おそらくはこの映画の中で最も重要なシーンだったろう。

誰も知らない二人だけの世界。孤立感と、それ故の多幸感。
そして彼らの背景に染み渡っているような不穏さと背徳感。

でも、たまらなく美しいこのシーンを忘れることはできない。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 10点(2014-07-21 07:01:22)(良:1票)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 6.44点
000.00%
100.00%
200.00%
3212.50%
416.25%
5212.50%
616.25%
7531.25%
8425.00%
900.00%
1016.25%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 3.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 3.00点 Review1人
4 音楽評価 3.00点 Review1人
5 感泣評価 0.00点 Review1人

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS