9.今のCGと比較してしまうと、どうも人間の描写がなんかリアリティーの塩梅がよろしくないと感じますね。でもそれは当時は仕方ないのでしょう。 アニメーションをCGにするとリアリティーをどこまで反映させるのがいいのかじゃないかと。 ストーリーはそんなに面白くないんですが、ハラハラドキドキを連続させる事によりひきつけられる物になっていますね。 主題のおもちゃから見た人間を客観視し、おもちゃを大切にって教訓のようですが、 どういうのがいけないというものは無いと思うので、分解したりしてもそれはそれで遊んだ子供の経験として役に立たない事は無いし、逆に人形を人間のように扱うのもいかがなものかと思います。 擬人化するのはいいですが、良い悪いを押し付けない作りにして欲しいですね。 じゃないといけない事をしたと子供が自戒するのはちょっと違う気がしました。 【森のpoohさん】さん [地上波(吹替)] 7点(2010-11-23 09:09:27) (良:2票) |
8.《ネタバレ》 『面白い』や『かわいい』だけでなく、感動があるのがディズニーですね。CGの技術に頼りきっていないストーリーの面白さが素晴らしいと思います。 特に今作は、あくまで子供向け子供目線で作られているのでしょうが、台詞の一つ一つを吟味すると、大人目線でも楽しめる妙があります。例えば、現在の職場、『飽きっぽいアンディ』。もっと良い職場があるのではと、再就職先に選んだシド。ところがこの再就職先はとんでもないブラック企業。結局アンディの良さを再認識することになるっていうのは、現実世界でも日常的にありそうです。まあ本作ではウッディ達は再就職したくてしたわけじゃないんですけど。 また、子供には良い教訓映画になりそうです。『物にも命があると思って大切にしましょう。』『一度失った信頼は簡単には取り戻せない。』子供達に、理屈ではなく感覚で学んで欲しいことを感じてもらえそうですね。 私は個人的に、バズがCMを見るシーンでアイデンティティーについて考えさせられました。ってゆーか、バズは一瞬落ち込みましたが、じゃあ私達人間のアイデンティティーっていったい?そう考えると人間もおもちゃも大差ないのかもしれないです。 それにしてもこのアニメとしての安定した面白さはいったい何なんでしょう。オープニングのプレゼント偵察をラストにもう一回もってくるところなんか、お約束中のお約束ですが、こんな演出がたまらなく楽しいです。 ウッディが前半ちょっと嫌な奴だったり、自分をスペースレンジャーだと信じきっているはずのバズがおもちゃのふりをしたり、まあ正直マイナスな部分もあるっちゃああるんですけど、それでもさすがディズニー、そしてピクサーのアニメは夢があって楽しいですね。 【たきたて】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2014-06-30 01:13:45) (良:1票) |
7.自分にも覚えがあるけど、おもちゃで遊ぶ子供たちは、おもちゃに人格を持たせて心の中で喋らせています。怒らせたり、笑わせたり。その精神世界をそのまま映画にしたような作品。良質ですね。これを観た子供たちの「おもちゃの世界」はグッと拡がるんじゃないかと思います。そういう温かい視線と同レベルで、お隣のシドくんのように酷い奴を「悪者」ということでは無く平坦な視線で描いていることにも感心します。「おもちゃの世界」と「世の中」の両方を子供たちに見せる映画です。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-12-17 15:15:18) (良:1票) |
6.これは子供向けの映画じゃない。おもちゃ達がサラリーマンみたいなこと言ってて可笑しかった。絶対大人のほうが楽しめると思う。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-29 22:50:10) (良:1票) |
5.ウッディはしょうもない臆病者で、バズは頭ガチガチな理想主義者。でもそんな二人だからこそ、ストーリーは説得力を増し、ラストの感動は深まる。アニメはヒーローがいなくても十分通用するし、子供にもウケる。メルヘンものでなく、ヒーローものでもない。それでいて大人も子供も楽しめる気持ちの良い作品。 でも、この作品を小さな子供に見せたら玩具を捨てるたびに泣き付かれそうでそれはちょっと…(笑)。その点、教育上観せた方が良いか悪いかは微妙なところか。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-04 17:43:32) (笑:1票) |
4.うん、おもしろかったです。涙あり、笑いありの良作!ウッディの嫉妬や落胆ぶりがとても人間くさくってよかったです!子供向けというよりも、子供に返りたい大人向けな気がしました。おもちゃも、人間も仲良しが一番ですね☆ 【グングニル】さん 7点(2004-06-06 00:55:16) (良:1票) |
3.非常に単純なストーリーながらここまで仕上げるとは、ディズニーは本当に恐ろしい会社だ。 |
2.宮崎アニメに遅れをとっていたディズニーが、ピクサーという強力な武器を得て、逆襲に転じたのがこの映画です。アメリカという国は、ある意味偏執的に表現に対する規制が多く、子供向けのアニメを作るディズニーは、その煽りを最もまともにくらった会社と言えるでしょう。ブランドイメージも表現的な制約も守らなければいけない難しい立場の中で、この映画ができあがったのは奇跡としか言いようがありません。人畜無害で過去の遺物的なキャラクターに頼らず、新しいヒーローを作り上げたことは意義があります。しかも、そのヒーローが元々おもちゃだという斬新な発想により、子供時代のおもちゃ遊びを懐かしむ大人の観客まで魅了しました。私もこの新しいヒーローに敬意を表してバズのフィギアを買いました。ボタンを押すとビーム(?)も出るし、「To Infinity and Beyond!」としゃべるし、良くできた代物でした。 |
1.「飛んでいるんじゃない。格好をつけて落ちているだけさ。」一緒に見ていた子どもたちに大受けでした。 【死亀隆信】さん 7点(2002-12-14 13:13:28) (笑:1票) |