《改行表示》 8.《ネタバレ》 タイムトラベルで過去に戻れる青年ティムの物語。能力を使って、好きな子を射止めるなんてズルい。ズルすぎる。人のために使うことも多いけど、ちょっとした失敗もすぐ能力で解決しようとしたりするので、コイツはロクな大人にならんなーと思ったんだが、後半は少し成長して、最低限にとどめるようにしているし、根本が善良で素朴なので許せる。この能力を持ったことでマスコミやマッドサイエンティストに追っかけまわされたり、同じ能力を持つ人間と対決したりっていうSF的展開はない。 それにしても、何らかの代償があってしかるべきだと思う。何も失わないなんて!能力を使ったことで他の誰かが不幸になる(死ぬ)とか老化が進むとか、で普通はバランスをとるもんだよ。代償らしきシーンもあるんだけど、それもなかったことにできちゃうのはズルすぎる。嫁にも一生言わないつもりかしら…。 ここまで徹底していることから、陰の要素はあえて排除しているのだということもわかる。タイムトラベルの能力は一つのスパイスと捉えれば、グッと来る部分は多く、平凡な幸せを描いた素敵な物語だと思います。 本も映画も時間を気にせず見放題で楽しそうだなー。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-04-14 01:18:14) (良:1票)(笑:1票) |
7.《ネタバレ》 この映画はタイムリープを小道具にした人の一生をとらえたドラマと見るべきでしょう。リチャード・カーティスのあくまで創作過程の想像ですが、さえない男が意中の相手と結婚するためには・・うん、タイムリープを使おう、でもそれだと陳腐になるから、結婚後のドラマもしかっりこさえよう・・という感じなのかな。なので、タイムリープの設定はそんなにち密にしてはなく、あくまでドラマの進行を邪魔しない程度にとどめておいたというところでしょう。この映画も人生も一緒で結婚するまでのところがかなり盛り上がり、なりふり構わずのタイムリープ頻発が嘘臭さとご都合的なのをギリギリのところで抑えて、微笑ましい恋愛ドラマにしています。そして結婚後の平凡な日常を描くのに適度な頻度でタイムリープを入れ、人生のドラマを演出し、若干説教臭い人生訓を入れていますが、そこまで気に障るほどでもなく、よく抑制して描いていると思います。なので、これはSF的視点ではなく、人生ドラマとして採点してあげるべきでしょう。ティムの容姿もちょうどよく、レイチェル・マクアダムスもお相手役として釣り合っていてキャスティングも文句なしです。個人的には新婚さんや、子どもが生まれたばかりの夫婦が見ると、より感慨深さを感じる映画だと思います。 【エリア加算】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-29 22:41:33) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 あの日、あの時、あの場所で、君に会えなかったら…(小田和正)過去に戻ってしまったばかりに失ってしまったメアリーとの出会い。2回目3回目がより1回目を輝かせ、1回目しかない普通の人の出会いを賛美する。父との別れは自ら決断しなければならないつらさと、思いはすべて伝えられる幸せさとでなんとも言えない二人の時間だったなぁ。相変わらずビル・ナイが良いんだ。タイムトラベルものとしての面白さはそこそこながら、心温まる佳作として記憶に残る。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-07-16 01:07:36) (良:1票) |
《改行表示》 5.《ネタバレ》 優しさと可笑しさに包まれた映画。ただ優しすぎて、タイムトラベル設定がなければ、何も見所がないかもしれません。 当初の予想とは違い、思っていたより長い年月の作品。エピソードが多くて、ちょっと散漫になっちゃったかな。個人的にはラブコメ1本で見せてくれたほうが気分が乗れます。もちろん、この映画が面白い作品であることは間違いありません。 やたらとひねった設定にされがちなタイムトラベルもの。オチも悲恋だったり切ないものが多い気がします。そんななか、ある意味革命的なこの作品。ひねりなし。深い考証もなし。 ルール①『タイムトラベルは過去に戻れるだけ。未来には行けない。』 ルール②『過去に戻って過去を改変したのち、過去に戻る前の現在の時間のところには帰ってこれる。』 ルール③『子供が生まれてから過去に戻っちゃうと子供が別人になってしまう。』 ルール④『手をつなぐと自分以外の人を過去に連れて行くこともできる。』 わかりやすい。そしてこの超便利な能力でやることが、父親は読書で、息子は彼女ゲット、なんとも平和なお話。 ただねえ、その彼女がレイチェル・マクアダムスだからたまらないですね。この女優さん大好きです。 失敗したらタイムトラベル。小さな修正繰り返し、ちょっとだけ良い未来にしていって、最後はメアリーを見事ゲット。メアリー、あなた騙されてますよー、って教えてあげたい。でもこの恋愛パートは凄く面白くて見入っちゃいました。 後半は、もしかすると今までの幸せが全部なくなっちゃうような嫌などんでん返しにびびりながら鑑賞。妹のくだりや父親のガンは特にドキドキしましたが、主人公が家族のために自己犠牲も厭わないような高尚な人物ではなく、奥さんと子供を優先する凡人で本当に良かった。 ルール③で子供をとるか父親をとるかの2拓を迫られるシーンで、最後に父親に会いに行くシーンは感動。 ただ、過去に戻って父親と会った後、その父親と一緒に更に過去に戻るシーンはちょっとやりすぎな気も・・・。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-05-12 13:17:59) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 タイムトラベルものにしては世界観が地味なのがいい雰囲気を出していて物語に引き込まれた。タイムトラベル能力も個人的で些細な行動の修正にしかつかわないあたりがいい。家族の温かさや何気ない日常の大切さが伝わる作品。 【ぷるとっぷ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-01-31 17:22:37) (良:1票) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 ほのぼのめな「バタフライエフェクト」って感じですかね。 笑える部分もあり、主人公のおバカさんな対応が面白かった。 恋や人助けのために奮闘する主人公の姿には好感がもてました。 終盤でなにか物語の波が欲しかったところですね。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-06-08 00:50:44) (良:1票) |
《改行表示》 2. 途中『?』な箇所もあるが、長閑な雰囲気の中で溢れる感動は素晴らしかった。 ただのラブコメに終わらず、だからと言って、馬鹿真面目な内容で終わりを迎えるわけではなく、家族とか愛だとかのエッセンスを表現しようとする姿勢には心が震えた。 【タックスマン4】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-11-27 00:05:04) (良:1票) |
1.「時をかける少女」「バタフライ・エフェクト」などに続く、タイムリープものの新たな快作。特殊な力を持った主人公だけでなく、周辺の人々も魅力的で、群像劇としても面白い。さすが「ラブアクチュアリー」の監督さん。ストーリーの辻褄で混乱するところもあったけれど、数あるタイムリープもののなかでも、一番羨ましく健全な主人公だったかも。自分も本や映画をいっぱい見たい(笑)。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-10-07 12:16:50) (良:1票) |