48.《ネタバレ》 2001年宇宙の旅のような映画かと思って見だしたので、ロケットに乗り込むまでが都合良すぎてちょっと評価厳しめ。→惑星探索は、色々ありますなーって傍観状態、→本棚に行き着いて、あ~っこういう展開かーと思ったので評価アップ。細かいところは?と思うところもあるんですが、主題の勢いと映像美でねじ伏せた感があります。2番目の惑星上での殴り合いが唯一チープ感ありでしたが、本棚の後ろ側からは頭フル回転して必死についていきましたヨ。他の人も書いてますが、見終わって家に帰るときに月や星空が違って見えましたな。 【Banjojo】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-29 10:09:42) |
47.ダラス以降、マコノヒー贔屓なので映画館で鑑賞。今回も演じ切っていた。が、ストーリが少し難解で、置いて行かれることが多々ありましたが、硬派はSFで見応えは十分 【ドクターペッパー】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-26 22:50:53) |
《改行表示》 46.《ネタバレ》 これは凄い映画!観賞後しばし放心状態!未知の世界の映像化、助けられた博士が裏切る・・・そんな果ての世界で選択肢があまりないのにしかも頭のいい博士がそんなことする!!と突っ込みたくもなりここだけチョットと思いましたが、この行為があったから新しい領域へ行けるという重要な要素となる。これも必然か!!現界という3次元界は「必然の場」というちょっと変わった視点で私は見てました。これは古来より「アガスティアの葉」を初め色々な視点で証明され現在受け入れざるを得ないところまで来ているようにも思う。マーフィーが父の暗号を解読する、これも必然、そしてそう思わせた存在もあるのでは・・・と考えれば切りがない。このような映画がこの時に出たのも必然か!!とにかく主観、固定観念を捨て私たちの知識には「知っていること」「知らないこと」の他に「知っていることすら知らないこと」があることを忘れてはならない。むしろこの「知らないことすら知らないこと」の方が膨大な宇宙を相手にすればほぼ99,9999・・・%ではないかとすら思う。異次元へのアプローチが見事にしかも変な宗教観やオカルト的でなく描かれていることも凄い!!アインシュタイン曰く「宗教なき科学は不具であり、科学なき宗教は盲目である。」この領域にはいりつつあるというか今やっとそれを受け入れることの出来る人類に成長したのか・・・私たちの「命」を考える時もっともっと深い部分で理解を深める事が出来るのであれば日々SFではないのかとすら感じた。「知らないことすらしらない・・・」これをキモに銘じ知ったような顔をしないで謙虚に慎ましく好奇心を持って生きればもっともっと豊かにそして面白く、しかも平和に生きれるのではとすら感じさせた映画でした。素晴らしい映画に乾杯\(^o^)/ 【レスポーラ】さん [映画館(字幕)] 9点(2014-12-25 10:23:08) |
45.個人的にここ数年見た中でベスト。どうしても「2001年宇宙の旅」と比較せざるをえず、宇宙の成り立ちの解釈、人類の進化の可能性について監督なりの世界観で示すことがこの映画の肝だったのかなと感じる(ただ発想の独創性ではやはり勝てないと思う。その分ドラマ性には溢れている)。残念なのは、圧倒的に神秘的で神々しかった「2001年宇宙の旅」と比べると、人間は常に困難を克服して進化する生き物なのだという傲慢さが感じられた点で、あれだけ泣かされたあとでは騙された気さえした(この点は某映画評論家に同意)。ともあれ鑑賞中は衝撃を受けまくりで、鑑賞後の余韻も深く、SF映画の未来はまだまだ明るいんだなと感じさせられる映画だった。 【プライドだらけ】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-25 00:24:47) |
《改行表示》 44.《ネタバレ》 うわあ、映画にはこうも圧倒的な想像力が活きる場がまだあったのだね。その壮大さ、イマジネーションの途方も無さ。所々思考がついてゆけない、という点も含めてかの“2001年宇宙の旅”に印象が似ている。とても私ごときの知能指数では考えつかないような世界観に「なんかすげえもん観た」、というのが率直なところ。 人類が新たな地点にたどり着くラストはSFにこうであってほしい、と思う幸福なものだし、TARSがチャーミングではありませんか。もはやロボットは人間型である必要が無いのだね。ユーモアを備えたプチトランスフォーマーのようなこの子が復活したのも嬉しかった。 【tottoko】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-25 00:02:17) |
43.《ネタバレ》 そこらへんのおちゃらけSFではなく、実に硬派なSF映画。会話の内容は所々理解できないし、一般人にはよく判らないのをいいことに(私だけ?)、ブラックホールとか5次元とかを都合よく使い過ぎの感はある。しかしながらこの映画は約3時間、あまりにも壮大な宇宙旅行へと連れて行ってくれた。相対性理論はよく判らなくても、有り余るリアリティでぐいぐいと映画の世界に引き込んでくれる。クリストファー・ノーランという監督、いったいどこまで行ってしまうのか。今後も期待せざるを得ない。余談ではあるが、最後のスペースコロニー、“おおっ、サイド3だっ”と思ったのは私だけか。 【ふじも】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-23 20:17:17) (笑:1票) |
42.《ネタバレ》 実はSFという題材すら映画を形成する一つのモチーフに過ぎず、要するには人間の愛の物語だと思います。正直に言うと、飛び交う会話は私の凡庸な頭脳では理解できないものも多かった。瞬時では状況が呑み込めない場面もいくつかはあった。それでも、170分という尺の長さは全く感じさせないし、観終えてみれば大満足だ。結局はこの内容を超一級娯楽映画に仕上げてしまう、クリストファー・ノーランの手腕なのだろう。映像美に圧倒され、広大な宇宙へのロマンに思いを馳せ、人間の愛の偉大さに涙する。そして高揚感と余韻冷めやらぬまま映画館を後にする。思わず、あたりの光景を見渡してみる。夜空の星は美しく、あたりには砂塵なども舞ってはいない。さっきまでの体験が映画の世界であったことに安堵する。まさに至上の映像体験でした。 【タケノコ】さん [映画館(字幕)] 9点(2014-12-23 17:29:32) (良:2票) |
41.《ネタバレ》 ○3時間近くある超大作、オチは半ば力技な印象だが、まとめあげるノーランはさすがだ。○宇宙映像で言えば「ゼロ・グラビティ」の足元にも及んでいない印象だが、入れ代わり立ち代わり登場する豪華キャストと、よく分からないがそれとなく進んでいくストーリーに引き込まれた。○マシュー・マコノヒーの活躍はうれしい限り。にしてもノーランはマイケル・ケイン好きだな。 【TOSHI】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-21 22:37:51) |
40.《ネタバレ》 クリストファー・ノーラン さすがです。前作のインセプションが良かったので映画館(IMAX)まで足を運びました。いや、理屈抜きに面白かったです。??な部分も多いし、中盤からやたら”愛”語る場面などでは怪しい雲行きとなりましたが、見せ場を作っての最後はハッピーエンド+α。なんとも言えない余韻があります。前半にも見せ場があると尚良しでした。 【はりねずみ】さん [映画館(字幕)] 9点(2014-12-20 15:39:17) |
《改行表示》 39.レイトショーの映画館を出て、真冬の凍てつく空気に包み込まれた。ふと夜空を見上げると、澄んだ空気の遥か先に満月と星が光っていた。 広大な宇宙の中で、自分自身がひとりぽつんと存在している感覚を覚え、孤独感と大いなる宇宙意思を同時に感じ高揚感が溢れた。 普段の何気ない景色が一変していたようだった。これこそがSF。これこそが映画だと思えた。 数多の大傑作がそうであるように、今作もとてもじゃないが言葉では表現しきれない。 特にこのSF映画が描き出す世界観の多層性と文字通りの深淵さは、言葉で説明すべきものではないだろう。 「圧巻」とひと言で言ってしまえばそれまでだろうし、それで充分だとも思える。 とても複雑な宇宙理論が繰り広げられる語り口は、一見難解に見える。しかも監督はクリストファー・ノーランである。一筋縄ではいかないことは必至。 しかし、実際に観終えてみれば、この映画は決して難解なのではなく、難解な要素に彩られた普遍的な人間ドラマであったことに気づく。 複雑に入り組んでいるのは、宇宙理論ではなく、むしろ多様な人間の在り方とそれに伴う濃密なドラマ性だった。 “親子愛”をはじめとする人間のドラマを根底に敷き、未知の領域に踏み出した人類は、「人類」そのものの限界とその先を追い求めていく。 中盤、“マン博士”という人物が登場する。その名前の通り、彼こそが今現在の人間の本質を表したキャラクターであろう。 一つの“限界”に辿り着いてしまった人類、進化か滅亡か、このキャラクターはその分岐点の象徴と言える。(このキャラをほぼノンクレジットで演じているスター俳優はエラい) 主人公が、“マン博士”と真正面から対峙し、それを越えようとする様こそが、人類の進化の瀬戸際だったのだと思える。 高度な科学的空想の先に辿り着く人間の真の姿と可能性。僕はそれこそが、人間が生み出した「Science Fiction」の本質であり、醍醐味だろうと思う。 そういうことが満ち溢れんばかりに繰り広げられるこの映画を、愛さないわけがない。 ただし、この映画を語り切るには、まだまだ膨大な時間が必要だ。 それは、これがとても幸福な映画体験であったことの証明だろう。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 10点(2014-12-16 07:35:00) (良:2票) |
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38.《ネタバレ》 母船とのドッキングや離脱シーンなんですが、位置関係がよくわからなくて、なんか、イライラしました。ブラックホールをめぐる重力云々についても、よくわからないまま、ラストまで行ってしまいました。ただ、1つわかったのは、「ミクロの決死圏」へのオマージュです。秘密基地内のレイアウトや研究員たちが行き来する描写はC.M.D.F内の雰囲気に似てます。そして、最初の4人が搭乗した宇宙船において、アンハサが座る位置は紛うことなく、ウェルチ嬢がプロテウス号で座る位置と同じでした。あと、「猿の惑星」(着水)と「デモン・シード」(ロボットのキューブ的な動き)のインスパイアも見受けられました。うーん、もう一回観ないと、いけないですね。 |
37.《ネタバレ》 本棚揺らして人類救っちゃった辺りであっけにとられ、途中で流した涙を少し後悔。ノーランだけにかなり面白いのですが、色々と説明不足でモヤモヤが残りました。 【ぷろぐれめたる】さん [映画館(吹替)] 8点(2014-12-14 15:00:11) |
《改行表示》 36.《ネタバレ》 往々にして、理論だの考証だの物理法則だのに囚われるほど 映画からかけ離れるものである。 それらのルールに忠実に沿いながらも、どこかでそこから飛躍する、その瞬間こそが 映画の醍醐味といえるだろう。 そのような荒唐無稽な瞬間の楽しさはこの映画で云うなら、 例えば時計を介した父娘の交感であったり、兄妹の唐突な抱擁であったりだろう。 本作でもまた「重力」は重要な要素なのだが、では娘が「ユリイカ!」と叫びながら 宙に舞わせる紙のショットはあれがベストなのだろうか。 マット・デイモンがマシュー・マコノヒーを突き落とす地表の高低差の感覚は あの程度で良いのだろうか。 その危機の場面で、地球側で父への不信感を募らせる娘の姿を 幾度かクロスカットさせる手法は効果的なのだろうか。 母船を乗っ取られそうになるシーンで三者の位置関係の提示がまるでないのは サスペンス演出上、どうなのか。 視覚からではなく、理屈でシーンを形成しているのが明白である。 そうした画面のあり方への疑問は数限りない。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2014-12-13 00:48:46) |
35.《ネタバレ》 映像や演出、演技など、確かに力作! 力作なんだけど…それゆえに肝心なストーリーの中途半端さが、ちょっと残念。 科学的考証に基づく本格SFを目指しすぎたからなのか、「んなバカな…」っていうご都合主義的なファンタジー要素が逆に気になって仕方ないっていうか。 娘との再会にあんまりグッとこなかったのも、少女時代の娘が子供らしくなくて、あんまり可愛らしさが感じられなかったからだけじゃない気がする。 SFより、もっと父娘の絆に振ってくれた方が嬉しかったなぁ。 でもこれ、決して悪い映画ではないよ、うん。 【チャップリ君】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-12-12 17:32:27) |
《改行表示》 34.《ネタバレ》 一言で言うと、微妙~って感じです。 SFのキモはそこで描かれている世界に没入できるかどうかだと思うのです。そこがボクにはなんだか微妙でした。 「環境破壊により、人類は食糧不足に陥った」 → わかる、大いにあり得る! 「地球から脱出し、他の惑星に移住しなければ」 → まあ、わかる。 「そのためにNASAが宇宙船を作った、アンタ乗ってくれ」 → うーん・・・、映画としては、まあ、許す。 「木星のそばにワームホールがあるから、それを使って、探しに行ってくれ」 → ・・・・ちょっと、無理があるのでは・・、でも、映画の設定としてはぎりぎりセーフ。 「主人公が落ち込んだところは、5次元空間でした」→ え、えーーー!? 「娘さんのいる本棚の後ろにたまたま落ちました」→ おい、そりゃーむりだろ! ボクの心の動きをおおざっぱに説明すると、こんな感じ。 結局は、SFの設定として、どこまでが許容範囲か?と言う心の広さを試されているのかもしれません。 【ちゃっぴー】さん [映画館(字幕)] 5点(2014-12-11 07:14:07) (良:1票)(笑:2票) |
33.面白かったです。飢饉や地球環境の変化によって人類の滅亡が迫る近未来に、家族や人類の未来を守るために宇宙に人類移住の地を探す旅にでる主人公。ワームホールや相対性理論、次元の解釈など理解できないところもあるが、そのあたりは流して観ても十分楽しめます。最近は自宅での映画鑑賞ばかりだったので久々に映画館で観てその音響の凄さに圧倒されました。また、ちょくちょく観に行こうと思います。 【ぽじっこ】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-10 16:37:07) |
《改行表示》 32.《ネタバレ》 ここでの評価が高いので慌てて観に行って来ました。ただ、危惧するべきは3時間という長さ故途中で寝てしまわないかということ。というのも同監督の『インソムニア』『インセプション』は途中で寝てしまっていた為だ。なので夕方の回を観に行くのを諦め、2時間の仮眠をとってから夜の回を観に行くという周到ぶり。勿論、途中で催したら困るので上映中飲み食いはしない。かくして万全の態勢での鑑賞となったのだった。 結果としては覚醒率100パーセント、空席率98パーセント(笑)で無事に完走。 観終わって一言。いやー面白かった! 『ゼログラビティ』を観ていたので、宇宙空間で衝突事故を起こしたらいかに恐ろしいかという事が分かっていて、余計に主人公達が置かれた状況の絶望さ等を感じとる事ができた。 圧倒的な映像体験。心揺さぶる人間ドラマ。全編を貫くサスペンス。そういったものが幾重にも絡み合い迫ってくるので、全く眠る所の騒ぎじゃなく最後まで物凄い集中力で観れました。 あと、個人的に気に入ったのが長方形のロボット"CASE"だ。ただでさえ狭い宇宙船内にあんなごついの邪魔だし、デザインもなんか古臭い。等と馬鹿にする事なかれ!いざという時には変形するし、機敏な動きをして助けてくれるのだ!侮ってゴメンね。なんて愛すべきキャラクターだろう。 ただ、若干疑問に思わない事もない訳ではない。なんで23年経過した時すぐ生存を知らせてあげなかったのか?そりゃあ、溜めて溜めてラストに感動の再会!ってやった方が盛り上がるのはわかるけどさぁ…。あと、プランBを本気で推し進めたいなら家族の居ない天涯孤独の奴に行かせるべきでしょう。他にもちょっとだけ無理矢理感動させようという演出もありましたが、とにかく、これは映画館で観て良かったなぁと素直に思えた。ここのレビュワーの皆様に感謝です。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 9点(2014-12-09 18:39:55) |
31.よく出来てますねぇ。感心します。よくこんな物語を思いつくもんだ。ただ少し長いですねぇ。序盤は少しもたつく感じがします。それに子供には不向きですねぇ。難しい理論の話も出てくるので、ある程度は理解できないと楽しめないでしょう。それに子供のいる人にはたまらない物語になってます。ハンカチを用意した方がいいかも。子供嫌いの人には何も感じられないかも。完全なるノーラン節の映画でした。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-09 18:23:55) |
《改行表示》 30.《ネタバレ》 なんだよ!最後はラブストーリーなのかよ!? シャトルからの俯瞰撮影アングル変えろよ! ブラウ1589 = KIPP (マン博士のロボット) と言うことで7点、いや6点! やっぱし7点♪ |
29.《ネタバレ》 Do not go gentle into that good night.実に印象的な一節。命あるものの為に、という物語として王道な筋ではあるが、この詩の朗読により独特の雰囲気が醸し出されていたようだ。これまでのノーラン作品の中でも群を抜いて"素直"だと思った作品。ノーラン特有のどんでん返しがありつつ、そして小難しい理論を引き出しながらのSFが題材ではあるが、極めて素朴な夢に満ちている。美しい宇宙空間の映像も相俟って、巨大なスクリーンで游ぐ感覚。時間を超越するなかで失うもの、残るもの、そして得るもの。家族愛という安売りの宣伝文句をいとも簡単に踏み越えていくいい映画だった。去年は同時期にゼロ・グラヴィティを見ていたと思うと感慨深い。空間に圧倒される贅沢をくれたこの映画に心から感謝する。 【Gerty】さん [映画館(字幕)] 10点(2014-12-07 23:35:31) |