4.《ネタバレ》 理論物理学者を制作に携えて、相対性理論とか高度な物理学を皆知ってる前提でさらりとまぶして、ゴリゴリの理系SFかと思いきやジャンルで言うと、SF<ヒューマン、である。「愛」を科学すると、それは発明品ではない観察可能な力、時間時空を超える未知の力なのである。で、我々人間が生きる三次元の世界に「時間」を加えた四次元、その更に上の五次元の世界には、「意識」なるものが加わるそうで、そうなってくるとロジカルなSFがガラッとエモーショナルなものになるのは必然。難しく考えて100%理解しようとすればするほど置いてけぼりなのだが、未知の力とされる「愛」によって全ては導かれるという、宗教哲学だったりする。かなり壮大なヒューマンドラマなのでした。あと、ふと頭に浮かんでしまった妄想ですが、重力が大きくなるとそこは時間が遅く流れるという相対性理論と、圧力鍋で加圧してお肉がものの10分で柔らかくなっちゃう現象、関係ある?てな訳ないですね、はい。そんなレベルのおばちゃんにも楽しめました。 【ちゃか】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-06-17 19:13:59) (笑:2票) |
3.《ネタバレ》 時間の相対性と重要性を真正面から描いた映画って今まで無かったように思う。ブラックホールの重力による影響で1時間で地球の7年分が経過する水の惑星のエピソードなどの描写が光る。まさに「時は金なり」。静かな荒廃による滅亡を、ただ待つばかりとなった地球を救うために旅立つ者たちの英雄譚ではあるが、その献身的な英雄ですら耐えられず精神を蝕む「孤独」の厳しさ。この映画は「孤独」を包み込む人間だけが持つ「愛」の力強さを語っているのだと思う。あと、ロボットたちの異常なまでの斬新なデザインとその存在感に驚嘆すること間違いなし。複数の金属の直方体を、横並びに重ね合わせたような見た目のロボットの存在感は「凄い」の一言に尽きる。意外と動きが速いし、最後には情緒すら醸し出しているしね。ん~、尺が長い割には事象の説明が少なすぎ、イマイチ分かりにくい物語になっているが、観客を飽きさせずラストまで強引に引っ張っていける演出は流石のクリストファーノーラン節。十分及第点ってことで。 【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 7点(2015-05-26 23:26:44) (良:2票) |
2.《ネタバレ》 すごく面白いんですが、理屈の通らない話にむりやり筋を通そうとした感も。かなり頑張ってはいたものの、ロボットとの通信で説明するあたりは必死感が否めず。なーんにも説明しなかった「2001」が、やっぱ偉かったと思うのは私だけでしょうか。 【Gioachino】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-06-28 10:29:01) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 えっと、あとから思いっきりくさしますけど観にいったことは後悔しません。まあ、話としての面白さは無きに詩もあらずだし、それよりもアン・ハサウェイが魅力的だったから。(実に不思議なんですよね、明らかに著しい劣化があるのになんでこんなに魅かれるんだろ) さて、批判 1 地球が大変だ、大変だ、次世代では滅びると言われても、その大変さがまるで伝わってこない。食糧が不足して飢えてるような様子もないし(あれで、大変なら実際のアフリカの方がもっと大変)、何よりも自動車を何のためらいもなく乗り回せるということは、少なくともガソリンの供給は円滑に行われてるわけで。単に砂嵐と咳き込む子供で、大変さを表現されても。ここら辺りは、製作者の表現力不足というべきか、やる気のなさというべきか 2 ストーリーのあまりの適当さ。 地球大変で、人類が滅亡に瀕してる時に、宇宙に裂け目ができました。これは人類にチャンスを与えるために作られたものだ、ってどこをどうひねったらそういう発想が出てくるやら。売れないSF作家なら言い出すかも知れないけれど、少なくともNASAで責任ある地位がある科学者の発想じゃないでしょ。本当に適当なストーリー展開w で、ブラックホールに落ちたら5次元人?未来人?が空間、時間を超えて地球とつないでくれて、人類の危機を救うことができました?もうここまで来ると口ポカーンのレベル。 ていうかそれだけ万能な5次元人なら、ダイレクトに地球に情報伝えればいいのに。塚、なぜ助けるかという理由も明示されず(彼らが未来の地球人というのは、何の根拠もない主人公の勝手な思い込み) まあ、とにかく全編ご都合主義のストーリーでした。こんな大宇宙に広がるご都合主義を見せられたら、若大将がなんどもなんどもすみ子さんと出会うご都合主義なんて、決して文句を言えなくなりますねw 【rhforever】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-01 16:40:02) (良:1票) |