13.奥さん。夫はどう考えてもコンピュータ関係のサラリーマンな体じゃないだろう。なに驚いてんだよ。 【キュウリと蜂蜜】さん 6点(2004-08-23 00:47:35) (笑:3票) |
12.ここまで中身のない話に空前の予算と最高の技術を投入できるハリウッドの懐の深さには感心します(誉めてます)。何か意味のあることをしようとして、結果的におかしなことになった底抜け超大作は日本にも多々ありますが、企画の段階で「これは頭からっぽにして見る娯楽作です」と決めた上でシャレにならない製作費をポンと与え、手抜きなしにきっちり作り上げることは、他では決してマネ出来ないことでしょう。そういう意味で本作はハリウッド娯楽作の象徴であり、ひとつの頂点と見ることもできます。コメディで笑って、見せ場で目を楽しませて、最後はスッキリと終わる。本当に良い気分で楽しめる娯楽作です。。。他方、アクション映画史においては、アクションスター時代の終焉を決定づけた作品だと見ることができます。本作の主役は怒涛のSFXであり、シュワ氏が担っていたのはその活躍の場を提供する役割でした。筋肉隆々のヒーローが暴れ回ることが第一の見せ場ではなくなり、SFXがついに主役となった分岐点にあたるのが本作です。SFXが見せ場を担うのであれば、ドラマパートは演技のできる役者を使えばいい。本作以降はジーナ・デイビスやニコラス刑事といったオスカー経験者がアクション大作の主演をつとめるようになり、演技は二の次だったアクションスター達の存在感は急速に衰えていきます。マーシャルアーツという代替の難しい特技を持っていたヴァンダムやセガールはその後しばらく全米1位を出せていたものの、筋肉だけが取り柄だったシュワ氏、スタさんの凋落はかなりのものでした。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-21 21:00:08) (良:2票) |
11.(7/21記)今回10点に格上げするにあたり、10点をつける自分なりの基準についてここで説明したいと思う。ここに登録してもうすぐ2ヶ月、だんだん自分なりの点数のつけ方が分かってきたのだが、「最高に面白い!ブラボー!!」という作品はあえて9点なのである。ではどんな作品に10点をつけるかというとそれプラスアルファが必要で、例えば自分の価値観に決定的な影響を与えたとか、コレだけは絶対に何があっても自分の手元に置いておきたいとか、何がしかのプラスの影響が強く出たものに10点をつけている。そういう意味ではこの作品はまさに私自身の映画の楽しみ方に決定的な影響を与えた作品であった。最初のシュワが女の手を取り「タンゴを?」と言った瞬間にフロアの音楽がタンゴ調に変わってしまう、この時点で私は「ああ、そういう映画なんだな」と理解した。そしてその瞬間、無意識のうちに「映画とは所詮スクリーンの中の虚構の世界、ありえない事を楽しみに変えるのが極意なり」と理解したのである。キャメロンがスクリーンで繰り広げる「ボケ」の数々に内心「ありえねぇぇ!!!」とツッコみながら、さあ何でもかかって来い、こっちはどんどん面白がってやる!と思っているうちに、全てがマンガのようなスコーーーンと突き抜けた馬鹿馬鹿しさがなんとも心地良くなってきた。映画なんだから、いくらありえなくたっていい。変にリアリティが追及されて現実を見ているような映画より、脳天突き抜けるほどのありえない世界に浸って目の前の不可思議を味わいたい。それまでどちらかというとスクエアだった私が、こうしておバカ映画を愛するようになってしまったのである。「常識破壊」というキャッチコピーのごとく、私はキャメロンに自分自身の常識を破壊された。もう、ことごとく湯水のごとく金を使いまくった超絶バカ映画(バカだとちゃんと自覚している映画)は、後にも先にもこれ以上のものはないと思うし、今でも仕事で心身疲れきったときはつい見てしまう。そして見るたびに、常識やこの世の仕組みやルールなんてモノは完璧に置き去りにして脳内旅行へ旅に出る。私にとっては、ある意味究極のファンタジーでもある。 |
10.『T2』後のシュワルツネッガーブームが最高潮の時に製作された本作。911を経験してしまうと、イスラームによるテロを題材としてコメディ的アクション映画を製作するのはもう無理だろう。そういう意味では、今見ると悪く言えば古臭くてフザケタ作品だし、良く言えば古き良き90年代ならではの大らかで貴重な作品でもあるとは言える。尚、正味100分程度の放映なので40分程度カットでの視聴。 【東京50km圏道路地図】さん [地上波(吹替)] 5点(2020-10-17 17:55:57) (良:1票) |
9.確かにシュワちゃんはコメディーも面白い作品はあるけど、これは頂けなかった。 制作費がかかっているだけあってド派手なアクションシーンは見応えがあったが、 ギャグパートを担っているのはシュワちゃんではなく、ほとんどがガサツな奥さんの方。 笑えないばかりかお下劣で頓珍漢なセクシーシーンまであり、奥さんの場面は浮きっぱなし。 とてもじゃないが家族と一緒に観れないし、本筋のストーリーとのバランスもいいとは思えない。 主人公のキャラの魅力も今イチだし、シュワちゃんはやはりアクションとコメディーが はっきり分かれた作品の方が断然いい。とても見られないというレベルではないけど・・・。 【MAHITO】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2011-07-23 17:07:42) (良:1票) |
8.B級娯楽映画のいいところは記憶に残らないことである。まさにその場限りの楽しみなのだ。この映画も例外ではない。逆説的だが、これは誉めているのである。私は数年前に観たが、結局、海上橋の名シーンしか覚えていなかった。今回のテレビ放送も観たが、数年後にはまた内容は忘れているだろう。その程度である。だが、その分何度でも楽しめるオイシイ映画といえる。この作品は理想的なB級娯楽映画である。 【やすたろ】さん 6点(2004-05-20 00:26:13) (良:1票) |
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7.ふむ。 【3737】さん 3点(2004-05-15 23:13:44) (笑:1票) |
6.アメリカ映画の暴力というのはですね、何故か「痛さ」を感じないですね。ベッソンやたけしの映画の方が、暴力の狂気や残忍さが良く出てますけど。これは沢山人が死にますけど、そういう痛さは伝わってこない、テレビゲームのような映画です。キャメロンの完全主義で、アクション映画としては水準以上に出来上がってると思います。 【ロイ・ニアリー】さん 7点(2003-12-14 07:50:05) (良:1票) |
5.核爆弾の爆発を見ながら「ロマンチックねえ」と、まあ確かにはっきりそう言ってるわけではないけど、事実上そういう描写ですね、これは相当糾弾されていいと思うのですが、ここでは見なかったことにします。見なかったことにすれば、この映画好きですよ。キャメロン作品って、ストーリーは面白くても、「このシーン何てカッチョいいんだ!」と絵でうならされることが、あんまり無いんですが、この映画は例外で、バカかっちょいいシーンが盛りだくさん、別の人の映画じゃないかと思えてくるほど。奥さんを走ってる車から引き上げるシーンとか、その後のハリアー大暴れシーンとか、もう、たまらん。ジェイミー・リー・カーチスが前半不必要にオバチャン臭いので、後半の展開には「やっぱりなー」と思ってしまうけど、別にいいじゃないのさ。面白いんだから。ま、続編は作らんで正解でしょうな。 【鱗歌】さん 8点(2003-11-30 01:57:56) (良:1票) |
4.これコメディーですか?中途半端。 まず「笑い」という面でコメディーとして失敗している。 人をバンバン殺してコメディーですか・・・。夫婦での掛け合いも有り触れたネタばかりで面白く無い。 アクションも相変わらずのシュワテイスト。さすがに飽きてきました。 【おはようジングル】さん 2点(2003-11-28 19:19:56) (笑:1票) |
3.ジェームズ・キャメロンに「007」を撮らせるべきだ。 きっと面白いぞ。 【Beretta】さん 8点(2003-11-22 18:39:30) (良:1票) |
2.平均点高いですねー。・・・安心しました、自分も恥ずかしながら結構好きなもので(笑)ツッコミどころなんて多すぎて考える気にもならないし、ストーリーも楽しく、バカバカしく、盛り沢山。『タイタニック』より好きだよー。 【ウメキチ】さん 7点(2003-11-02 11:18:33) (笑:1票) |
1.民放の洋画劇場で通算何度目から知らないが、また「トゥルーライズ」が放送されていた。 久しぶりに観たくなったので、録画して鑑賞した。 何となく違和感を感じつつ、エンディングを迎えて、大部分が放送用の編集でカットされていたことに気づいた。 不完全燃焼を覚えたので、すぐにDVDを借りて見直すことにした。
改めてノーカット版を観ると、これまでのテレビ放映でも相当数のカットがあったことに気づかされた。 作品のテイストに直接関わるような重要なカットや台詞が、無闇矢鱈に省かれてしまっていたのだ。 振り返ってみれば、この映画を最初に観たのは、たぶん新作として並んでいた“レンタルビデオ”だったと思う。 完全なノーカット版を観たのは、それ以来と言える。
少しキワドい台詞やシーンが片っ端からカットされていることを知ってしまうと、テレビ放映版はアーノルド・シュワルツェネッガーの大雑把な存在感が際立つとても荒い映画に見えてしまう。 でも、実際のこの映画は、大人びたジョークとエスプリに溢れたとても質の高いエンターテイメントである。
主人公はもちろんシュワルツェネッガーであるが、この映画の見所は彼ではない。 もっとも注目すべきは、妻役のジェイミー・リー・カーティスであり、むしろ彼女の映画と言ってしまっても過言ではない。
長年連れ添った夫の“本当の嘘”。そのベールが徐々に剥がされるにつれ、地味で堅い妻のあまりに魅力的な本質があらわになってくる。 ジェイミー・リー・カーティスという女優の存在のユニークさ、そして隠し持った妖婉さとのギャップを堪能するべき映画だ。
シュワちゃんの相棒役のトム・アーノルドや、情けないスケコマシ野郎を演じるビル・パクストンもそれぞれ良い味を出している。 そういう細かな要素が合わさって、「良い映画」は構築されると思う。それなのに、カットだらけではせっかくの傑作が台無しだ。 やっぱり、民放映画は観るべきではないらしい……。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 9点(2003-09-28 01:10:57) (良:1票) |