10.わくわくするとか、ドキドキするとか、夢中になるとか、そういう刺激のある映画ではないのですが、描かれる時間の長さと風景の美しさに身をゆだねる感覚で観たら、長編小説を読みきったときのような、すっきりした気分を味わうことができました。小説を原作にしてるんだから、当たり前か?。大河ドラマとしては、傑作だと思います。しかし、もっと濃い人間ドラマの好きな人には、薄味気味で、退屈な作品かもしれないです。ラストの、ダムの放水シーンの、力強いイメージも、大河ドラマのエンディングとして、最高のアイデアだと思いました。 【かねたたき】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-02-25 11:30:26) |
9.淡々としたドラマではあるものの、その背景にある国家的なものを丁寧に描ききっているため、壮大さというものを強く感じてしまいます。 この作品を見た後に革命や改革運動を扱った作品に興味をもてるようになりました。 【maemae】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-21 23:12:11) |
8.冬に観るのをお勧めしたい作品ですね。 私は2月に観たのですが、雪景色の映像と自分の居る寒い部屋が一体化 して、物語に入り込んでいけました。 ジバゴは2人の女性を愛する等、主人公として完璧でないところがいいです。 やはり世俗的な部分も含まれていないとリアリティがなくて逆にしらけちゃいますから。 【しまうまん】さん 8点(2004-07-28 07:27:34) |
7.改築前の下高井戸の映画館で観た記憶があります。リーンの作品は映画館の大きなスクリーンで観るべきだと言われますが、その通り。最後のほうで登場したスターリンの強大な肖像画が、時代を強さと歪みを物語っていました。わたしとしては、この作品こそ現代のロシア人がリメイクするべきだと思っています。パステルナークの数奇な人生はもちろんのこと、ソ連時代を振返る手がかりとしても最適のものだと思います。もっとも、いまのロシアの人々にそれだけの力があるのかどうか。。。 【バッテリ】さん 8点(2004-01-16 17:48:16) (良:1票) |
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5.長くて、最後まで無事に見終わるだろうか?と思ったのですが、思った以上に引き込まれてしまい没頭して見てしまいました。ジバコよりも、ラーラの印象が強く残っています。ラーラは男に振り回されてるようにちょっと見えるけど、でも強くたくましく美しく生きてますね。ロシアの革命期の歴史をあまり知らないので、その観点でのレビューはできないのですが、余韻が残る良い映画だと思いました。 【無雲】さん 8点(2003-10-19 00:18:43) |
4.デビッド・リーンらしい、壮大な一大叙情詩。モーリス・ジャールの「ララのテーマ」の音楽と共に、雪原の広大なシーンが印象的。ロシア・10月革命のなかで翻弄される男の悲恋(浮気?)が、ラストはモスクワでめぐり逢えたか!というところで、バッタリ心臓麻痺で終わるのがなんともあっけなかった。<余談>原作者のP・パステルナークはノーベル文学賞を受けたのに、反革命的文学だというので、ソビエト作家同盟から除名され、結局ノーベル賞も辞退せざるを得なかったとか。 【キリコ】さん 8点(2003-05-11 09:54:56) (良:1票) |
3. ボリス・パステルナークの同名原作を名匠デビッド・リーンがコレ又堂々たる風格で映画化したのが本作。皆様にはエラク不評を買っている主人公の「二人の女性の狭間で揺れ動く気持ち」ですが、個人的には凄く共感を覚えましたけどネェ。男性なら(否、女性だって)例え配偶者もしくは恋人(カレ氏かカノジョ)がいる身であろうと、他の魅力的な異性と知り合ってフラッと目移りする瞬間が、少なく見積もっても一度や二度はあったハズ。ま、自制心が働いたり、てんで相手にされなかったり、諸々あって現実にはそこから先にはナカナカ進みませんが(^^)。トーニャで満足すべき所にラーラという女神が現れたら?生活感が全くないからこそ、現実との境界を越えたい思いは生まれてくるのかもしれません。最後の死に際までラーラ&トーニャに振り回されても、或る意味「男子の本懐これに過ぎたるは無く…」って感じじゃないですか。リーンはお得意のキメ細かい女性心理演出を今回は二人のヒロインにではなく、主人公に照準を絞って絶妙に施しております。ただ、それだけにオマー・シャリフは(「アラビアのロレンス」でのアリ役の好演は認めるが)名前通り中近東!!ってイメージ強過ぎて、ややミスキャスト気味なのが惜しい気がしますね。ジュリー・クリスティは本作では見事な存在感。ま、半分はリーンの演出力のお陰ですが。モーリス・ジャールも「ロレンス」に続き、実に充実したスコアを聞かせてくれます。余談ですが、「ラーラのテーマ」に「Somewhere My Love~♪」と歌詞を付けて歌っているのをラジオか何かで聞いて、個人的に物凄い違和感を抱いた経験があります(^^)。どなたか聞いたコト有る方いらっしゃいます? 【へちょちょ】さん 8点(2003-03-04 03:34:36) (良:1票)(笑:1票) |
2.「ロシア革命」という、歴史上でも類を見ない激流に翻弄される様々な(性別も年齢も地位も)人間模様。いろんな意味で、凄いムーブメントだったんだな、と痛感。 【mic550】さん 8点(2002-10-20 22:22:32) (良:1票) |
1.ロシア映画らしくかなり長いけど、革命に翻弄される家族を切なく描いていて革命の無為さが強烈に印象に残ります。 【oikawa】さん 8点(2001-11-21 14:39:43) |