《改行表示》 6.出来事は悲しいのだが淡々と描かれて着地がうまかった。 しかし、つらいことは心に残る。 ビッグバーン、ヤングシェルドンのような天才たちが今もどこかで発明したり、悩んだりしているのかもしれない 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-12-16 23:11:23) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 若くして天才的な才能を得た主人公の物語は得てして喜劇か悲劇になりがちなのでその辺覚悟して観ていたのですが、なるほどこういったオチにしましたか。なかなかにして新鮮。自らの才能を認められるための旅の果ては喜劇でも悲劇でもなく、失った一人の大事な家族の代わりに三人の家族を「得た」普通の少年の心暖まる物語として綺麗に纏められています。彼の発明が新しい家族のために役立てられている点も、この映画の重要なテーマの一つと言えるでしょう。 【にしきの】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2016-06-23 02:41:18) (良:1票) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 映像が文句なしに美しかったですね。モンタナの大自然と、味わい深いスピヴェットのお家。 そこから冒険してカナダまでいく一連のシーンはカラフルで目に焼き付きました。 3Dを意識した作りで、まぁテレビ画面で2Dで見てたわけですけど、ちゃんと3Dで観てればまた違ったのかも。 個人的には、スピヴェット君がその天才っぷりをいろいろと披露してくれるかと思ってたんですが、 要は家族の和解の物語だったのですね。シュールなユーモアと、個性的な人たち。まぎれもない、ジュネ印。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-08-30 23:12:15) (良:1票) |
3.2Dにて映画館で鑑賞。映像美を堪能できるという点ではジュネ監督らしいが、今回はターゲットがファミリー視聴者なのか、シニカルな毒気はほとんど感じられなかったのがやや残念。お子様と一緒でも安心して観られます。家族全員が変人だなんて素晴らしすぎる。特にママ、最高です。変人故、両親共に子どもへの愛情表現が独特すぎて子どもに伝わりにくいけれど、彼らなりに心底家族を愛しているのだということが最後には伝わる。そしてアメリカ横断鉄道の旅の壮大な景色はとにかく美しく、是非大きなスクリーンでの鑑賞をおすすめする。 【lady wolf】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-06-25 02:06:08) (良:1票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 ジュネ監督作品ということで期待値を異様にあげて鑑賞。残念ながら私が観たときは2D上映しかしていませんでした。画面構成が3D仕様丸分かりだったので3Dで観るともっと楽しい映画だったのだろうなあと思います。 少年が1人で旅を続けるストーリーは目新しくもないのですが、過去背景と自分の心を折り重ねていく流れにどんどんスピヴェット少年の哀しみがこちらに沁みこんできました。自分とは真逆の快活な双子の弟の事故死。家族が唐突に亡くなる経験をしているので理解できます、こういう時人は表面上だけでも元の生活に戻そうと躍起になります。無理やり当たり前の日常に自分をはめ込もうとするが内面では無意識にもがき苦しみます。飄々とした日常生活の中で軋みを生じている事をスピヴェットは自分の過失であるかと錯覚し居場所を失い求めるための旅にでます。こんなに哀しい子供の一人旅ってないよ…。最後に両親が変わらないままに自然にスピヴェットを迎えいれた事に爽快感を感じました。ちょっと埃をかぶったオモチャ箱を開けたようないい映画です。 【どぶん子】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-03-13 16:10:13) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 全体的に可愛らしい絵柄で、序盤の牧場暮らしや大陸横断鉄道の冒険は非常にワクワクしました。お母さん役のヘレナ・ボナム=カーターも知的で可愛かったです。3Dも良かったです。スミソニアンに着いてからが普通で、スピーチやインタビューの様子から、全てが弟を失って家族がバラバラになった事によるT・S(カイル・キャトレット)の空想だったのかと思いましたが、どうやらそれは違うようで鑑賞後はあっさりとした後味でした。楽しい一日も怪我をすると全て台無しになるので、骨折は要らなかったと思います。 【DAIMETAL】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-10 23:31:15) (良:1票) |