4.《ネタバレ》 どうしてこの種の遠隔地モノって、主人公はとにかく前向きでいい人で、現地の子供たちはちょっとスネた子もいるけどみんな素直で目が輝いていて、主人公が何かすると揃ってワイワイ大喜び、みたいな定番パターンばっかりなのかな・・・。この作品も、いくらアフリカロケの風景を贅沢に入れ込んでも、そういう中身の乏しさはカバーできていません。中盤以降の時系列操作や場所飛ばしはちょっと面白かったけど、何となく全体のバランスが悪くて(日本パートにあんなに延々と時間を使う必要はないはず)、本来可能なほどには機能していません。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2023-02-07 22:22:56) |
3.ノンフィクションなら事実との整合性を保つために、踏み込めず「旨味」を出すのに苦労することはあると思う。でも、これはフィクションで。その割には淡泊な印象しか受けなかった。あざといくらいの押しつけが必要なときもあるということかな、フィクションだから。だからかな、残念なことに自分には「風に立つライオン」をイメージすることは出来なかった。 |
2.う~ん..この手の作品が、まるまるフィクションだと..なんだろう..心の中が、もやもやして、すっきりしない..登場人物、病院、施設、エピソード..それらが、架空なんだ..って、思った瞬間、ガッカリ感、ダマされた感、そして怒りに近いものが込み上げてくる..イイ話なのに、素直に共感することができない..本作は、日本人の誰もが知っているアフリカの日常、ではなく..内戦続く非日常、が描かれているわけで..現地の当事者しか分からない心情とか状況とか、想像もできないくらいの壮絶な実態があって..それを遠く離れた日本で、少し聞きかじっただけの物書きが、浅はかな考えで(想像だけで)物語を創るなんて..どうかしている..(どうせ、寄せ集めた情報を継ぎ接ぎして、ストーリー仕立てにしただけの作り話だろう..きっと、) 私は、内戦状態のアフリカの悲劇を描いた作品に、中途半端な嘘があってはいけないと思う..(そこで暮らす人々、一所懸命活動している人達に対して、失礼だ..) さらに、映画の構成が、あたかも実話であるかのようになっているのは、なぜ? 結局、観ている者をダマしているわけで、ほんと、悪質で、タチが悪い! くどいようだが、嘘までついて、映画にする意味があったのか? はなはだ疑問だ..とても興味深い題材だけに、ちゃんと現地を取材して、なぜ実話を基に創らなかったのか..残念極まりない..(製作側の金儲けに目が眩んだゲスな考えがプンプン臭ってくる..) 物語とは直接関係ないが、映画として気になるところを、2つあげる..作中、地元の人と思われる素人(役者でない人)が数ヶ所、数人出てくる、台詞回しが酷くプロの役者との差がありすぎて、とても違和感を感じた..台詞があるのなら、台詞が言える人を使おうよ..次に、主人公のわざとらしい台詞が、散在していていただけない..「熱い」「クサい」台詞と、「わざとらしい」台詞は、紙一重..明らかに、不自然で、変..ってところが、目について仕方がない..脚本が悪いのか、監督の演出が悪いのか..いずれにせよ、センスの無さが露呈してしまっている..最後に、実話に基づいた物語だと思って(ダマされて)観ただけに..いろんな意味で、残念... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 5点(2016-02-10 20:51:16) |
1.《ネタバレ》 B級テイストの作品を得意とする三池崇史監督が、まさか壮大なヒューマンドラマを手掛けるなんて・・・。もうビックリ!でその感想ですが、確かに感動はしますし、いいお話だな~とも思います。主役の大沢たかおもなかなか良い!しかし何というか、大沢たかおの日本の恋人さん関連のシーンがちょっと多すぎで、少々ダレます。その分をカットしてもう少しコンパクトにまとめた方が良かったかも。まあそうは言うても原作がそうなら仕方ないのかも。サンダーバードがシュバイツァーの伝記になってしまったとこは、良い終わり方でした。好きです、こういうの。 |