5.クリント・イーストウッド監督のいつもの重いやつ。 個人的にはあんまりこの手の重い作品、得意じゃなくて…。
内容の割りに冗長で、消化不良感。 山場を迎えた後もだらだらと低調で続くのがつらい。 終わり際を見失った頃に、脈絡のない突然の閉幕という腑に落ちなさ。 事実は事実として、映画としての見せ方が何とかならなかったか。 主人公の心の変遷の表現不足とか、弟の話が投げっぱなしとかも。
例の事件とはいえ、アメリカ至上主義・絶対的正義がやや鼻につく。 あと、やっぱり「殺し合い」の映画は見てて気持ちよくない。
後味が悪く、消化不良感で、スッキリせず、重い。 もっと胸を打つ感動が欲しかったです。 救いは、無い。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-03-25 20:34:15) (良:1票) |
4.実話系は嫌いではないのだけど、今ひとつ入り込めなかった。 タイトルや予告編からスナイパーならではの苦悩、例えば仲間は敵。つまり人同士が向き合って 戦って居るのに、自分はスコープ越しに俯瞰で戦うが故に見える光景や葛藤などを 描いているのかと思って期待してたら、そういったスナイパーとしての話がメインではありません。 軍人と退役軍人の心の話です。PTSDの問題は報道やドキュメンタリー番組がありますが それを実話物として映画にすることはメリットとデメリットがあるかと思う。 映画はその世界観に入り込みやすく理解を得やすいかもしれないが 演じるのは役者であり当人の生の声では無くなる、膨大な事実の顛末を 1本の映画にまとめて人の心を掴む為にはそこからこぼれ落ちる情報や制作者の意図で いかようにも世界観や空気感が演出次第で変わるので一歩間違えば 本当の意味でのリアリティを無くす事でもある。 この作品が良い意味での実写化だったとは個人的には思えなかった。 【デミトリ】さん [DVD(吹替)] 5点(2016-12-20 09:33:14) |
3.この映画を見ながら何度寝落ちしたのかわからない。(このレビューを書いているので、最後まで見ているが) 多分、アメリカ人によるアメリカ人のための映画なので感情移入ができなかったからだろうね。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-07-18 00:50:15) |
2.評判がよかったので観に行ったのですが・・・正直あまり面白くなかった。主人公カイルの心理的な描写が足りなく、カットも断片的でかなり退屈に感じました。戦争の是非や残酷さに関する意見が多いですが、「映画」としての出来はかなり悪いと思います。 |
1.9,11米同時テロ以降のドキュメンタリーチックもの。”映画“としては特に新しい情報は何もない。(イーストウッドが監修した実録再現フィルム) テーマは、当然、過去のすべての戦争映画で描かれている、戦争という不条理に翻弄される人間。そして他に、この作品独自のテーマ(核)は、“女、子供という弱い対象を殺すということのジレンマ。”それだけが描かれています。ホントそれだけ。ラストの主人公の死に方については、まあそういう皮肉な現実も起り得るでしょう。というぐらいかなあ。あとは、なんだろう?せいぜいデートで行って、スナイパー!かっちょいいぜ!ぐらいなんじゃないの?とにかく“弱いんだよね”弱すぎる!“こんな程度の造り物みせられたってさ、ネットのライブリークかなんかで超悲惨なものを2,3本も観れば、この映画みたことすら忘れるよ。ランボーや山猫やライアンなどが数倍優れています。(別にこのような真面目なタッチで描いてもいいけどさ、だったらさ、まさに、ウソでも、芸術的なまでのすれすれの狂気、恐怖を描かないと、心に残らないよ。なんか、作品の”タッチ”がよくわからない。見えにくい。) 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 5点(2015-03-18 01:05:30) |