6.《ネタバレ》 どうも最近の北野武の映画は“やらされ感”が滲み出ていて、なんか観ていてしんどいんです。無理矢理『アウトレイジ・ビヨンド』を撮らされた腹いせなのか、徹底的にヤクザを茶化した映画にして「俺はもうヤクザ映画なんか撮らないよ」と宣言している様な感じです。どうせ後期高齢者ものをネタにするなら、イーストウッドの『スペース・カウボーイ』の様な開き直った爽やかさが欲しかったです。ギャグにしても、『みんな~やってるか!』ぐらいのバカバカしさに徹してくれたらいいのに、と思うけどいくらたけしでもあんな突き抜けた映画はもう撮れないでしょうね。 けっこう近藤正臣も頑張っていたけど、やはり藤竜也のはっちゃけぶりが観ていて愉しかったですね。たけしのヤクザものになると必ず出てくる定番の“指ネタ”もくだらなさとしつこさでは歴代最高だったかもしれません。そして中尾彬、『アウトレイジ・ビヨンド』に続いて殺されキャラでしたが、今回は死体になってからも大活躍(?)ということで、おいしいところを持って行ってしまいました。 そう言えば最近は北野映画にたけし軍団の面々が全然出てきませんが、どうしちゃったんでしょうか? 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2016-05-30 21:34:33) (良:2票) |
5.《ネタバレ》 まあ、毒を以て毒を制す、なんでしょう (笑) どっちもどっちで、あまり褒められたものではありませんが、ちょっと感じたこと。これは、ジジイたちもまだまだやるぞい! ではなくて、こういうジジイたちには絶対になるな、という反面教師的な映画ではないかと。ジジイたち勝っちゃった! のは、こんなジジイたちでも若造にボッコボコにされる脚本では、さすがに企画段階で通らんだろうし。 それと、あまり関係ありませんが、「キレやすい高齢者」が増えている、といった話題をネット上で見かけました。 実際、人に迷惑をかけない良い老人になりたい、って改めて思いましたわ。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 5点(2020-04-23 22:33:58) (良:1票) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 悪役俳優死す 中尾彬がご臨終。 でも悲しさなんて全く無しです なんせ今まで悪い役ばっかりやってきてたから。 エンドロール見てて気づいた あれって近藤正臣だったんだ 前髪無い近藤正臣って近藤正臣って言えるのか タケシ出るならもっとインパクトの強い台詞を残してってくれ 小野寺昭出すのなら仲本工事も出してあげてくれ 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-06-23 21:05:02) (笑:1票) |
3.《ネタバレ》 北野武映画はわりと好きな方ですが、今作は僕にはダメでした。ごめんなさい。死体ギャグの所はクスッとしましたが、後は全然笑えないのが主な原因かも。テレビとかでビートたけし本人が繰り出すお笑いは好きなんです。この映画の笑いはわかりやすくて、演者はみんな楽しそうなんですけどねー。各キャラもあまり魅力的に思えなかったス。龍三さん以外、元やくざに見えなくて、たまに演者本人に見えちゃったりして、演者本人が笑えないコントしてる感じに見えちゃって、でも悪役の方は雰囲気良かったです。脚本の方はドタバタコメディーがメインなので、リアリティーがないのはしょーがないとしても、ちょっとバカバカしすぎて、でもそのバカバカしさが、僕のツボに合わず、観てるのが辛かったス。ひょっとして、一人で観たのがダメだったのかな。誰かと突っ込みながら観たら、楽しめたのかも。 【なにわ君】さん [ブルーレイ(邦画)] 3点(2016-09-30 07:17:09) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 もっとやれただろう、というのが第一感。ヤクザとコメディの組み合わせは、黄金のフォーマット。近作でいえば「鍵泥棒のメソッド」、「地獄でなぜ悪い」。そこに「昔気質」をいれたんだから、面白くならないわけはないんだけれど、しかし。萬田久子が現れたあたりから、映画を終わらせることしか考えてないんじゃないかという乱暴っぷり。藤竜也に女装させるなよ。後半のドタバタも、藤竜也だけは筋の通ったヤクザでいれば、コントラストで面白くなっただろうに。同じ神輿で騒ぐなよ、なによりも、本作においておそらく良識として登場したマル暴のデカ・村上の輝きのなさ。ビートたけしはもう映画に興味がないんじゃないか。近藤正臣をキャストしたことだけ評価します。あんなに兄弟体質だとは思わなかった。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 3点(2015-10-19 19:59:42) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 元ヤクザのジジイ軍団vsオレオレ詐欺集団。今回はコメディに振ったエンタメ作品とのことで予告編を見たかぎり、仁義を重んじる旧型任侠ヤクザが現代にのさばる悪徳連中をヤリ込める、と思いきや、組を再結成してから無駄に右翼的なモノを入れたり、一般の人や店からゆすりたかり行為(まあ思い直すけど)をしたり、いちいち余計な脇道に逸れるんですよね。訪問販売員が強引に部屋に入ってきて話を進め、本丸の羽毛布団を売りつけようとしたら、そこには入れ墨を入れた強面のジジイが!というようなギャグはイケてて面白いのに、無駄なシーンがところどころ入るので本題がボヤケちゃってる。せっかくのコメディだからアレもコレもと入れたがるのは分かるけど、ネタが盛りだくさんなだけでストーリーになっていないし、もうちょっと本題に沿って絞って欲しかった。もっとストレートに老人を騙して多額のお金を得ている連中をイジメ倒して鉄槌を食らわすのが観たかったですね。最後の商店街を破壊してるだけの意味不明なカーチェイスもいらない。着想は良くて面白く出来そうだっただけに残念。 【ロカホリ】さん [映画館(邦画)] 4点(2015-04-26 19:46:17) (良:1票) |