4.知らなかったー、イーストウッドにこんな隠れた秀作があったなんて!彼のことはずーっと“アクション俳優”だと思ってて、気にかけだしたのは『スペースカウボーイ』を観てから。随分長い間誤解してたもんです、スミマセン。これだって20年以上も前の作品だし。根っからの映画人間なんですね。一作一作ちゃんと観ると彼の惜しげもなく映画に捧げる愛が私なんかにもひしひしと伝わってきます。とりわけこの作品は良かったです。始めの内から何度も歌ってるので、彼がさほど上手くはないのは分かるのですが、それでもラストまであなたの歌をあなたのギターであなたの声で聴いていたいのよ!と思わせるのは彼の「味」が成せるところでしょう。70歳を過ぎても尚、精力的に出演・監督をし続ける彼には、同じようにハリウッドで活躍している「多才だけど自己陶酔型」の俳優とは一線をかくした、冷静で情熱的で和ましい特別なオーラが発されているように感じます。 【桃子】さん 10点(2004-01-30 15:18:48) |
3.クリント・イーストウッドの実の息子が出演しているんだけど、自然体で演じているところにとても好感が持てた。ストーリーも映像もすばらしくきれいで、まるで昔の名画を見ているような印象を覚えた。映画の中でクリント・イーストウッドが哀愁たっぷりに歌うその歌声は、よりこの映画を感動的なものにしている(それほど旨くないけど)。監督、そして俳優としてのクリント・イーストウッドの懐の深さをあらためて実感させられた。 【キャリオカ】さん 8点(2003-10-27 11:50:02) |
2.先入知識なくBSで暇つぶしに見始めたが、よかった。画も綺麗だししみじみと胸に沁みた。主人公は死んじゃうが一応ハッピーエンドだし、なんて言うことないストーリなのだが、不思議と感動してしまう。金をかけたおどろおどしい映画ばかりでなく、こういう映画が増えてほしい。 |
1.イーストウッドがハリウッドを代表する素晴らしい監督であることに初めて気づいた作品。ロートル歌手の悲劇的なロードムービーなんだけど、その演出は当時からシンプルで美しい。そして本作ではイーストウッドの決して上手いとは言えない歌声が器用に生きることなどできない主人公とオーバーラップし、何より胸に染みる。 【ダイ】さん 9点(2001-07-08 02:32:18) |