《改行表示》 7.《ネタバレ》 気がつけば14年ぶりの新作。え、もうそんなに経っちゃったの?そういえば恐竜映画を長らく観ていなかった。 1作目は自分が中学生の時。CGの恐竜に目を瞠りながらもどこか夢中になりきれなかったのを覚えている。恐竜が大好きだった小学生の時に観られたら生涯の一作になっていたのだろうか。 さて今作だが展開としては1作目に近い感じ。結局は人間のなんでも管理して支配できるという傲慢さをあざ笑うかのような展開に。しかし、過去の事件で恐竜を管理することの難しさ、恐竜の恐ろしさは嫌でも味わっただろうに。そういうところは教訓として活かされてないのね。20年前の事件なんて知らないよと言わんばかりの逃げられ方のあっけなさ。ヒロインは運営責任者らしからぬ行動ばかり取るし、CEOはなぜかヘリの操縦にご執心で案の定…。もういいよ!人間が愚かなのはわかったよ!! 映像は迫力はあるのだが14年ぶりだしこれくらいはやるだろうという域を越えてない印象。意外と一つ一つの出来事はこじんまりとしていて怒涛の展開とまではいかず、全世界興行収入3位に躍り出るほどのインパクトは残念ながら感じられなかった。個人的に一番印象に残ったのは兄弟の付き添いの女性の末路かな。ひどい死に方というのは印象に残るもんです。 あれ?全然褒めてないなこれ。でも観ている間はそれなりに楽しめたかな。家族で楽しめるサマームービーになっていると思うし、このシリーズのファンには終盤の展開に熱くなる人も多いでしょう。なにより子供たちがまた恐竜映画を楽しめるのは喜ばしいことだと思う。 【⑨】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-08-10 04:32:20) (良:3票) |
6.私も正直、恐竜大暴れパニック超大作の割には「驚きの乏しい映画」になっちゃってると思います。無難な作品に仕上がっていて、それなりに楽しく、しかし現時点でのシリーズ4作品中、最も意外性が無い。まず前半、少々テンポが悪くて気分が乗らないのですが、「この後きっと事故が起こります」という事をわざわざ説明し過ぎではないかと。クリス・プラットがラプトルを手なずけるシーンなんかは面白いんだから、これで十分。「説明だけの伏線」なんて要らないのです。今回目玉の新種恐竜(インド何とかレックス。名前覚えられずスミマセン)が暴れ始めたら、各登場人物たちの危機が並行して描かれ、テンポも持ち直して盛り上がってきます。1作目の遺跡(?)なども登場させ、これはシリーズのファンへのサービスかも知れませんが、まあちょっとだけ面白かったかな(笑)。それより、恐竜に襲われた主人公が車の下に隠れる場面(あるいは子ども達の乗った乗り物が襲われる場面なども)、1作目をいかにも彷彿とさせるパロディのようなシーンですけど、1作目のあのティラノ最初の襲撃場面の、これでもかという執拗さ、ああいう執拗さがここには無い。1作目は確かにコワイ映画であって、一方のこの4作目はコワくないんです。2作目には破綻寸前のバカバカしさがあり、3作目には冒険とユーモアがあり、ではこの4作目には何があるのか。そういった過去のシリーズ作の良さをちょっとずつ取り入れながら、最新のCG技術を披露してみせた(しかしあまり目新しくはない)、という無難さが、まずは目についてしまう。まあはっきり言ってしまえば、昨年のエドワーズ版『ゴジラ』の後では、こんな大人しい発想の「新種恐竜」や「恐竜バトル」では、驚きようもないんですけどね。ついでに言うと、翼竜の襲撃シーン、群衆パニックを描いて大いに盛り上がる(盛り上げねばならない)場面ですけど、ここも工夫があまり無く、さほど印象を残せていません。こういうシーンを観ると、ヒッチコックの『鳥』なんて、そりゃ特撮面では大いに劣るけど、工夫しまくり考えまくり(ちょっと考え過ぎなくらい)で撮られていたんだなあ、と改めて思ってしまいます。とまあ、イロイロ不満を書いてしまうのですが、これも期待が大きかったから。ジュラシックパークシリーズへの期待というより、恐竜映画そのもの、あるいはパニック映画そのものへの期待値の大きさですね。その大きすぎる期待は、本作において、完全には満たされなくとも、それなりに楽しませてくれてます。寡黙な男前クリス・プラットはカッコいいし、彼を前に変化を遂げるヒロイン(ロン・ハワードの娘ですね)のコミカルさも楽しい。シリーズすべてに子どもが登場するけれど、兄弟の絆の深まりを描いたのは本作だけでしょう。そして何より、改めて「恐竜って、カッコいいなあ」と思わせてくれる、そこがイイではないですか。 【鱗歌】さん [映画館(吹替)] 6点(2015-08-23 09:09:51) (良:2票) |
《改行表示》 5.《ネタバレ》 なぜラプトルをあのような設定にしてしまったのか。おそらく人間とラプトルの共闘はこの映画の見せ場だ。しかし、この映画のラプトルはとてもじゃないが人間と共闘できるほどの信頼関係を築けているとは言えない。むしろ一緒にいたら人間に歯を向けてくる危険性の方が高かったと思う。そんな状態のラプトルをインドミナスレックスを追う為だからと言って外に放たれても気持ちが高揚するわけない。逆に食べられるかもしれないという緊張感の方が強かった。 もしラプトルと人間がちゃんと意思の疎通がはかれるくらい信頼関係を築けていたら、途中ラプトルがインドミナスレックスに寝返った時の衝撃も大きかっただろうし、終盤再度味方となり共闘する場面での盛り上がり方も違ったと思う。映画館で見る映画である事は間違いないが、自分が期待していた共闘がちょっと残念だった。 【コロチン】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-08-18 14:48:08) (笑:1票) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 もっとデカく!もっと強く!というアメリカ的発想で生まれたインドミナスREX 近年の映画に顕著な足し算思考で話をややこしくすることもなく、 逃げ出した最強のインドミナスを捕まえるというシンプルなストーリー構造が良かったです そして皆さんもおっしゃっているようにテーマパークが遂に完成し、 大勢の観客が恐竜の姿に感動している姿を見せてくれたことが素晴らしいと思います モササウルスのショーはスクリーンの中を飛び越え、劇場で見ている我々もその場にいるような感覚でした 第一作のオマージュ溢れるラストの人工のハイブリット対オリジナルの戦いもこれ以上無いくらいの展開です この夏まさに劇場でしか見られない入場料1800円の最高の恐竜のテーマパークではないでしょうか 【HARD PUSH】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-08-12 19:23:56) (良:1票) |
《改行表示》 3. 『ジュラシック・パーク』も劇場で見て、スクリーンを動き回る恐竜のリアルさに度肝を抜かれ、恐竜に追われるハラハラドキドキに映画のすばらしさを感じたものです。 あれから20年! この映画を見て何に驚いたかというと、もう自分が、スクリーンで何が起ころうとも驚かなくなってしまっていた事でした。映画の中で恐竜が動き回り、車や人を襲ったりする場面をぼくらはもう当たり前のように受け入れています。20年前のように、それだけでは驚いたり感動したりできないのです。そのことに、20年の歳月を感じました。 どんどん不感症になっていく観客をどのように喜ばせるのか?映画は難しい時代になったのかもしれません。 で、『ジュラシック・ワールド』 ストーリー展開に目新しさがあったかというと、・・・。よく言えばオマージュに満ちている、悪く言えば既知感半端ない、・・ストーリー展開。 登場人物達が最初に出てきた場面から、「この人は生き残る」「この人は食べられる」が分かってしまう、「安心してみてられる」お話しでした。 きっと、映画としての水準は低くない作品なんです。 特殊効果も、ストーリーも俳優も・・それでも、やはり『ジュラシック・パーク』の劣化版という感じがしてしまうのです。 主役のクリス・プラットはスクリーン映えのする良い俳優です。これからも注目です。 【ちゃっぴー】さん [映画館(吹替)] 6点(2015-08-11 08:02:56) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 1のストーリープロットをそっくりそのまま、というかリスペクトということかな。、誰が食べられるか結構判り易く、また、イラッとする人物像も意識的に配置。恐竜の質感、表情も十分にレベルアップしてるとはいうものの、1で受けた衝撃には程遠い。人が食べられるシーンにもっとリアリティ、残虐さが欲しかったけど、子供向けということもあってあっさり味かな。ラプトルを兵器というのはあまりに無理がある設定。人間の経済的なエゴというのにあまりにフォーカスされているのは示唆的ではあるにしろ、ちょっと過剰感感じた。吹き替えで観たけど、声優さんあまり上手ではなかった。特に主人公役の玉木宏は玉木自身の顔が浮かんでくるくらいで非常に残念。 【タッチッチ】さん [映画館(吹替)] 6点(2015-08-10 19:55:30) (良:1票) |
1.「1」を劇場で見て、ただただ驚いて続編も見に行っているのですが… やはり、どうしても「1」の衝撃は超えられない。今作もその一つ。ただ、「2」と「3」に比べて、「1」を劇場でリアルに見れなかった人にとっては、良い映画なのかもとは感じました。なぜなら、「2」と「3」の恐竜なのに怪獣映画的なシナリオに比べて、終始、家族問題をにおわせる子ども目線と、恋愛的な要素が大きく、人の自然に対する甘さ、弱さが「分りやすくが描かれている」から。そして、新しいジュラシックシリーズが、とても純粋に「恐竜映画の面白さとは?」を描いているように感じた。「2」「3」の時の、恐竜を出せば売れる!お金になる!感がイヤでしたが、素直に娯楽映画感ある今作は、家族で見て楽しめる一本だと思います。個人的には、愛情を持って育てれば恐竜と意思疎通が出来る部分が、ある意味人情的で好き。実際はどうか知りませんが、「どうか、意思が通じますように!」と心で願ってしまいましたから… まぁ、「1」の衝撃は超えられないので、この点数。 【sirou92】さん [インターネット(字幕)] 6点(2015-08-08 01:51:53) (良:1票) |