5.《ネタバレ》 評判が良さそうだったので観ました(安心の7.64点 ※投稿時点) 序盤はクセのあるコワい先生ぐらいに思って観始めたのだけど、想像のはるか上の狂気でした、ハートマン軍曹を思い出した。 狂気な上に性格も悪い先生は寂しくて友達増やしたかったのかな?なりふり構わない感じは最近マイブームの弱虫ペダルの御堂筋くんもちょっと感じた。
軍曹なみの罵声が本人はもちろんの事、親の事まで言うのだけど、この点が「言い過ぎ!」で中国嫁には許せない様でした、劇中も行き過ぎで排除されるわけですが「こいつらクズやな!」とご立腹でした。僕的には8点だけども嫁加点(マイナス)にしときます。 あ、でも嫁も裏では割とボロカス言いますけどね、強い立場で面と向かっては言わないあたりに線引きがあるのかも?w
セッションと言うタイトルがしっくりこなかったのだけど、原題は劇中にも出てくる曲タイトルで「Whiplash」腑に落ちました。
先日観た「バビロン」の監督さんと同じとは知らずに観てました。相性が悪いのかと思ったのだけど、当たりはずれがあるって事ですね。
【追記】まだ観ていなくて、ちょっと予習したい方に観とくと良いかもな作品 「バード(1988)」 監督:クリントイーストウッド 主演:フォレストウィテカー チャーリー・パーカーの伝記なんだけど、本作で会話にちょいちょい出てきます。 他にもあると思うけど、僕が知ってるのはこれぐらいしかない。 【ないとれいん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-03-06 12:37:00) (良:2票) |
4.日本の昔でいうスポ根ものか。どちらも異常ですがどっちかが負けると、「ああ」なってしまう。「ああ」なった教え子に涙も流す、でも「ああ」なってない新たな教え子はとことんしごく。そしてぶつかりあう。 同じ楽器でも、「ドラムライン」とは全然違うものを見せられているようだ。 シモンズはこの年の賞を総なめしている、あの目がたくさんのことを物語っているようにみえ、皺もいいふうに顔に刻まれ、深い味になっている。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-03-03 10:37:39) (笑:1票) |
3.《ネタバレ》 終始手に力が入りっぱなしでした。 自分がこんなにボロクソに罵られたら耐えられないな。
最後は、んなアホなって思いつつもノリノリになってるフレッチャーにちょっと熱くなったw 観客そっちのけで自分たちの世界に没頭する。 この二人は人を満足させるためでなく自分たちが満足したいがために音楽をやってるということなんだろうね。 一人は技術を高めたい。もう一人は天才を生み出したい。 周りからしたらただ迷惑なだけなんだけどw 【Dry-man】さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-02-25 02:33:41) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 大学をジャズ研でどっぷりジャズに浸かって過ごし、その後の人生も音楽に捧げている身としては、かなり共感できる部分もある。 だがね、、、あんなリーダーの下でそもそも音楽をやるという状態が「あり得ない状況」だし、そしてそれに応えるように血みどろで練習する彼の狂気は見ていてとても共感できるものではない。もちろん多少はそんな狂気な部分も音楽人生にはあるけどね。体壊しちゃおしまいなんだよ。 |
1.《ネタバレ》 ラストのコンサート、常人の判断なら、「わざわざ観客の前で演奏を台無しにして、フレッチャーにとっては損しかないのではないか?」と思うところです。しかし、この時点でフレッチャーは、「お仕事」として請け負っている指揮業を無事にこなすよりも、千載一遇の好機で訪れたニーマンへの報復を実現することが優先であり、むしろわくわくしていたはずなのです(2曲目に予定していたのが、彼の嗜好とはおよそ相反する「スローな曲」だったことからも、彼がステージ自体にはそれほどやる気がなかったことが窺える)。つまり、はっきり言えばフレッチャーは狂っていたわけですが、その作戦も、彼が自ら育て上げたモンスターであり、同じく狂っていたニーマンによって逆襲される(ニーマンの狂気の引き金として、ニコルとの電話のあの一言というステップがさりげなく挿入されているのも巧妙)。その狂気と狂気のぶつかり合いも、彼らの唯一の共通項であるジャズによって共鳴し、いつしか渾然一体として統合されていく。そんな奇跡の瞬間を具現化したものとして、ステージ上での演奏そのもの以上に、あのラストは衝撃なのです。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-08-14 00:29:49) (良:1票) |