アリスのままでの投票された口コミです。

アリスのままで

[アリスノママデ]
Still Alice
2014年上映時間:101分
平均点:6.92 / 10(Review 26人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-06-27)
ドラマ
新規登録(2015-03-15)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2023-04-05)【イニシャルK】さん
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監督リチャード・グラッツァー
ウォッシュ・ウエストモアランド
キャストジュリアン・ムーア(女優)アリス
アレック・ボールドウィン(男優)ジョン
クリステン・スチュワート(女優)リディア
ケイト・ボスワース(女優)アナ
ハンター・パリッシュ(男優)トム
高島雅羅アリス(日本語吹き替え版)
木下浩之ジョン(日本語吹き替え版)
木下紗華リディア(日本語吹き替え版)
脚本リチャード・グラッツァー
ウォッシュ・ウエストモアランド
音楽アイラン・エシュケリ
撮影ドニ・ルノワール
配給キノフィルムズ
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【口コミ・感想】

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1
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6.《ネタバレ》 渡辺謙の「明日の記憶」は同様に認知症をテーマにした映画だが邦画と言うこともあり、リアルに恐怖を感じた。それに比べるとこの作品は全体的にお洒落なトーンでまとまっている。まあ、いいんじゃないのって感じかな。ただ、スピーチは良かった。その場にいたら間違いなくスタンディングオベーションしていると思う。
イサオマンさん [地上波(吹替)] 5点(2021-06-13 22:10:34)(良:1票)
5.《ネタバレ》 ジュリアン・ムーアが迫真の演技ゆえ、見ているこちらはとても辛かった。思い出せない苦しみ、自分が壊れてゆく恐怖、社会にとって有用でなくなることへの絶望。目の輝きすら徐々に失ってゆくアリス、見守るだけのわたし。苦しい。
観客に苦痛を与えるだけでは映画作品にはならないわけで、監督はお話の軸を主にアリスと次女との関わりに持ってきています。次女はエリート一家の中で一人だけ毛色が違い、キャリア重視のアリスとも水と油のよう。だけど、日常が一変してからは徐々に距離が近くなる、その描写の一つ一つが印象的です。アリスがスピーチの原稿を床に落としてしまう場面。見てるこちらは「うっ」とひるみます。黄色いマーカーのチェック虚しく、同じ箇所を「二度読み」してしまうのではないかと。結果そうならず、感動的な内容のスピーチになるのだけど、もうひとつ気付く仕掛けになっています。ああこれは先だっての次女の意見を取り入れたのだな、と。専門的な話は抜きにして、自分の今の気持ちを語った方が良い、と言っていたリディアを尊重したのだと。
病魔と闘う家族の姿を、飾らずリアルに描き実直であるとは思う。ただ、私は個人的にはアリスに自分の人生の幕を下ろす権利を渡してあげたかった。ここはこの脚本と意見の合わないところで、点数もつけづらいのだけど。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-04-16 17:48:28)(良:1票)
4.《ネタバレ》 アルツハイマーの研究者が、「もし自分自身がアルツを発症したらどうなるのか」を想定して書いた著作が本作の原作。家族や友人の客観的な視点がほぼ排除されており、患者の主観に絞って描かれている点が独特であり、これによって観客に多くの発見をさせるうまい仕組みとなっています。
例えば、アリスの目の前で旦那と子供たちが「お母さんをどうするよ」と話し合う場面。彼らはアリスに会話の内容は理解できないと思って話しているのですが、アリスには「自分がお荷物扱いをされている」ということはちゃんと伝わるんですね。旦那にも子供たちにも悪気はないものの、こうした一人の人間に対する配慮を欠いた行為の積み重ねが、患者本人を傷つけていくのです。また、馴染みだったアイスクリーム屋にアリスを連れて行った旦那が「君は何を食べたい?」と質問したにも関わらず、「いやいや、いつも君が食べていたのはこっちだ」と言ってアリスの注文を勝手に変えてしまう場面。些細なやりとりではありますが、無自覚のうちに周囲の人間が患者の意思を無視し、それによって患者が余計に自信をなくすという過程がよく見えてきます。
そんな中でアリスとの相性が良かったのが次女でした。一流大学の教授である両親、医学の道に進んだ兄、法曹の道に進んだ姉というスーパーインテリ一家において演劇志望の次女の肩身は狭いものでしたが、蔑まれ、他人からの価値観の押し付けと戦い続けてきた彼女だからこそ、現在のアリスの立場への理解と共感ができたのではないでしょうか。
なお、演劇志望と言っても彼女が本気で演劇に取り組んでいる様子はなく、世界的な演劇のメッカであるNYの実家を離れてわざわざLAで演劇をやっているという点を見るにつけても、家族への反発心がたまたま好きだった演劇と結び付いた程度のものだったと思います。満を持して披露される彼女の演技は超ド下手であり、舞台を見ていた家族の間では「おいおい、これどうするよ」という微妙な空気が流れるのですが、アリスが次女の演技を絶賛したことからその重い空気が一掃されます。「物事はこうあるべき」という価値観から解放されたアリスだからこそ、目の前で次女が一生懸命演じているという姿に対して純粋な感動が得られたのだと思いますが、周囲からの否定に対する反発が唯一の行動原理だった次女は、このアリスの言動でかえって吹っ切れ、演劇の道から距離を置く決断に至ります。このくだりではアルツハイマー患者の良い点も描かれており、決して悪いことばかりではない点が作品の救いとなっています。
以上の通り意義のある作品ではあるのですが、全体としては優等生的で盛り上がりに欠けるという印象を受けました。難病に対する啓蒙という要素があまりに強く出すぎており、映画として面白くないのです。
また、ジュリアン・ムーアは確かに素晴らしい演技を見せているものの、果たしてこれが彼女のベストかと言われると微妙です。演技力と色気の同居こそが、そこいらの演技派女優とは違うジュリアン・ムーア独自の個性なのに、本作ではただの演技がうまい人なんですよね。10年前だったらメリル・ストリープが、10年後だったらケイト・ウィンスレット辺りが演じても同じようなものが出来上がるんじゃないのと感じられて、ムーアである必然性がありませんでした。本作でのオスカー受賞はムーアのキャリア全体に対するご褒美的な意味合いが強いのではないかとの否定的な見解も聞かれますが、『セント・オブ・ウーマン』や『ディパーテッド』がアル・パチーノやマーティン・スコセッシの代表作とは見做されていないように、本作もジュリアン・ムーアの代表作にはならないように思います。
ザ・チャンバラさん [インターネット(字幕)] 6点(2017-09-16 12:48:44)(良:1票)
3.《ネタバレ》 ジュリアン・ムーア大好きです。自然な演技の中に、人間的な愛らしさが訴えかけてくるのはどの映画でも共通しています。「クッキー・フォーチュン」なんて最高! 本作でも、若年性アルツハイマー病を患うシリアスな役柄ながら、感傷的になりすぎないのがとても自然です。悲痛な感情を吐露するのは、夫に打ち明ける夜中のシーンくらい。 その後、急速に病気の進行していくアリスですが、とても自然で淡々としています。ところが、病気の進行したアリスが初期のアリスが残したメッセージを見るシーン。メッセージ内容の重さも伴って、高揚感の高まるシーンなのですが、昔のアリスの表情や言葉遣い、行動との違いが鮮明に。J・ムーアの巧さが光るとともに、映画的にもとてもグッとくる場面でした。 オスカー受賞、おめでとう!「ビッグ・リボウスキ」のような弾けた演技もまだまだ期待してます。
カワウソの聞耳さん [映画館(字幕)] 8点(2015-07-19 20:49:51)(良:1票)
2.《ネタバレ》 徐々に自分が自分でなくなるというのはすごい恐怖だと思います。とても見入ってしまう映画でした。邦題は「アリスのままで」とありますが原題(Still Alice)から考えると正しい和訳は「それでもまだアリス」となるのではないでしょうか。自分が自分でなくなるという不安・恐怖を抱えつつも"それでも私は私なんだ"という意味につながると思います。「アリスのままで」の方が題名としてしっくりくるのはわかりますが、似たような言葉でも意味が変わるのはどうかと。
珈琲時間さん [映画館(字幕)] 8点(2015-07-07 08:44:16)(良:1票)
1.《ネタバレ》 ジュリアン・ムーアという人の演技が凄いのは、何かを誇張したり変形したりすることなく、その辺にいそうな一般の人というベースに立った上で、確実な造型や表現をするという点である。本作は、これまで積み重ねてきたそのキャリアを全開させた、まさに集大成のような作品。日常生活の中でふっと物忘れが通り過ぎ、それがいつしかじわじわと広がっていく。その表現の丁寧さがあるからこそ、ラストの一言も存分に生きている。●もちろんそれは、彼女の演技力を引き出した脚本や演出の細やかさあってのことで、特にそれは、中盤で出てくるスピーチに集約されている。アルツハイマーの一番怖いのは、何かを忘れたり分からなかったりすることではなくて、世間から途絶していくこと、過去も含めた自分の存在がなくなること、自分が必要とされなくなること。その確かな視点で統一されているからこそ、この作品は、単に闘病を描写しただけではなく、見る側の個々の人生観をも問う普遍的なレベルに昇華している。●アレック・ボールドウィンの作中の夫同様の好サポートぶりは、キャスティングを見たときから予想していた通りであったが、「ブルークラッシュ」で馬鹿主人公を演じて以来私の中では馬鹿扱いだったケイト・ボスワースの落ち着いた確実な演技は、予想外の驚きだった。
Oliasさん [映画館(字幕)] 7点(2015-06-27 21:35:58)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 6.92点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
413.85%
513.85%
6519.23%
71246.15%
8623.08%
913.85%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 7.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

2014年 87回
主演女優賞ジュリアン・ムーア受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2014年 72回
主演女優賞(ドラマ部門)ジュリアン・ムーア受賞 

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