5.《ネタバレ》 暴力・腕力のギャングの時代が去りつつある30年代、取り残され気味のボスを『クレーマー、クレイマー』のD・ホフマンが低い潰した声でやる(R・ベントン監督、N・アルメンドロスのカメラと同じトリオ)。なんか日本の仁侠映画の構図だ。でも主人公はその滅びを目撃していく少年で、その成長物語という設定。文字通りファミリーなの。殉死する者の目つきになってる手下の雰囲気。親分以外は自分たちが時代遅れになっていることを感じ取っている。親分もその空気が伝わっているから苛立って無謀な発作的な殺しをしちゃう。この小男に忠実に仕える面々見てると、時代に乗れない中小企業にも見え、S・ヒルの番頭なんか実にいい。キャスティングも含め、このギャング映画、どこか「中小企業」的な侘しさが漂っているのが味わい。主人公ビリーを叱ってこの「沈没船」から逃がしてやるあたりなんか、任侠道だよね。またこれはビリー君がどんどん大きな金を得ていく段階のドラマでもあり、お手玉のごほうびから始まってアップしていき、最後はラッキー・ルチアーノ相手に、俺の金だと言い切る。びっくりして一目置くルチアーノのリアクション。脚本は『ローゼンクランツ…』のT・ストッパード。トリュフォーやロメールのカメラマンだったアルメンドロスは、アメリカではT・マリックの『天国の日々』のほか、このR・ベントンとよく組んだが、これが遺作か? 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-07-13 10:07:53) |
4.ダスティンホフマンやニコールキッドマン、ブルースウィリスなど豪華キャストなのに何故か冴えない映画だった。主役がダメなんでしょうか。でも青年が裏社会を学んでいくというストーリーはなかなか良いと思うんだけど・・。私はホフマンとキッドマンのファンなので2人が出てるだけで楽しめました。 【べんちゃんず】さん 7点(2004-09-23 00:14:21) |
3.皆さん厳しいですが楽しめました。ちょい役ながらブルース・ウィルスがニコール・キッドマンにマジぽいところなどなど、彼女の大物ぶりはほっとけません。ギャングてボスがラッキーボーイじゃないとダメなんですね。 |
2.闇のボスというのは見た目はこういう感じなのかもしれませんね。。ダスティンホフマンのオーラが怖いです。。 |
1.ダスティンホフマン怖いですね~。。。ちょっとよそ見でもしたらその間に誰か殺してそう。。一般人が闇の世界へ体験入学したような感じでしょうか。。ブルースウィリスをチョイ役で使ってしまうところが憎いですね~。。いやほんと、だって私ウィリスファンだから(笑) 【jons】さん 7点(2002-10-08 15:30:18) |