42.《ネタバレ》 砂漠化が進み、水や資源が枯渇し、近代国家はなくなり、暴力が支配する近未来。すぐに「北斗の拳」を思い浮かべますが、調べるに、「北斗の拳」の方がマッドマックスのシリーズ初期作品から、大きな影響を受けたとのことです。全面的に砂漠が舞台なので、ISISを連想させなくもありません。時宜を得ていると言えなくもありません。そんな何でもありの世界ですから、当然、悪い奴が暴力で支配をしていて、女性を手籠めにしていたりするわけで、女隊長がこれに反旗を翻し、女性を解放しようとし、主人公マックスもこれに加わるというような話です。何もかもが過剰でスピード感も半端ないので、2時間とそれほど長くないのですが、爽快に疲れます。バカっぽいアイデアを、とことん突き詰めて磨きをかけると、驚きと笑いに混じり、妙な説得力が生まれます。なかなか、この領域までは届かないものです。太鼓にエレキギター。棒高跳び。笑えます。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 8点(2023-03-26 15:38:04) (良:1票) |
《改行表示》 41.映像だけで長時間持たせるのがすごい。 過去作を見てなくても単品でも鑑賞に堪える。 ちゃんと設定に奥行きがある。 アートセンス抜群。 芸大なら首席卒業じゃないだろうか。 【よこやまゆうき】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-06-08 17:28:02) |
《改行表示》 40.《ネタバレ》 マッドマックスと言えば、インターセプター。 活躍の場が無く破壊されたのは残念無念。 とはいえ、マッドマックスと言えば、 燃費無視のガリガリエンジン。 もう、違法改造車をこれでもかって見せる世界観。 シナリオは二の次にして、 これでもかのマッドマックスの世界を追求。 すばらしい! そしてシャーリーズセロンはすごいなぁ。 最後まで気づきませんでした。 【こっちゃん】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-10-30 19:15:09) |
39.《ネタバレ》 アカン、これは完全にハマったわ。もう濃厚過ぎる登場人物から世界観、単純明快なストーリーまですべてドハマり。最初から最後までほとんどカーアクション、それでいて決して飽きることはなく、目はもう画面に釘付け、手に汗握る。白塗りの若者が自らを犠牲にするところ、おばあちゃんが亡くなっちゃうところなんかお約束ながら泣ける。あー面白れぇー!!でもこの手の映画って苦手な人が割といる気がしたんだけど意外な高レビュー。やっぱいい映画はいいんだね。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 8点(2020-09-26 09:52:07) |
《改行表示》 38.《ネタバレ》 何度目かの視聴でしたが、やはり地上波ではあれやこれやカットされてますなぁ。しょうがないけど。 名前をなかなか言わないで最後の方の大事ななところで名乗る系の好きなわたくしとしては、おれの名はマックスってとこで震えました。 こういう映画が好きなことに理屈があるか!って思いながら今、理屈こいてますけど。(謝) 純粋な白塗り若造の洗脳下から解き放たれ、人の心を持って犠牲になってゆくシーンは毎回泣けます。 人生って長さじゃなくて中身だよね。 最後ありがちなチューとかせずに静かに去っていくマックスも素敵。 【jetter3】さん [地上波(吹替)] 8点(2020-09-20 20:58:11) |
《改行表示》 37.《ネタバレ》 いやー、最高のお祭りでした! 全然この映画の存在を知らす、地上波の放送で観たのですがおもしろかったです。 ただR-15指定ということで、地上波放送に耐えられるような編集となっていたようです。 なもんで最大のキモであるジョー抹殺のシーンがカットされており、なんだか不完全燃焼でした。 (別の方法でそのシーンは確認しましたが) ま、直接的な血生臭い映像はいけないんでしょうけど、そもそもこの世界観でそこを排除してどーする?って感じですど。 ともあれこの映画を知るきっかけにもなったので良かったですが。 近々ノーカットで全編見直すこと確定の出来栄えでした。ま内容はないんですけど(笑) 【ろにまさ】さん [地上波(吹替)] 8点(2020-09-13 23:00:52) |
36.《ネタバレ》 世界観のつくり込みが凄いですね。血と炎と砂埃の世界、マッドマックス2の正統進化といった感じです。炎を吹くギターとか、ぶっ飛んだセンスが面白いです。冷静にシナリオを読み解くと驚くほど単純なのですが、ここまで雰囲気とパワーで盛り上げられるなら大したものですね。 【alian】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-07-21 22:04:51) |
35.過去作よりもヒャッハー具合が好き 【なますて】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-04-07 22:12:15) |
34.《ネタバレ》 マッドマックスシリーズのことは何も知らずに観ました。そして圧倒されました。狂気のビジョンは物凄く、これを数十年間も頭の中に入れていて監督はよく狂わなかったものだと感心します。自動車修理の番組を好んで見るので、リアリティについて言うなら不適なところは色々ありますが、それを視聴中は感じさせない迫力に酔いました。ところどころ黒澤映画の演出を借用しているところがあり、そこも興味深かったです。 【みみ】さん [3D(字幕)] 8点(2019-08-23 22:27:02) (良:1票) |
《改行表示》 33.「核戦争後の荒廃した世界での資源の奪い合い」ってバレバレの同じプロットで作って、ここまで面白がらせてくれるっていうのはすごい。 でもこの設定では 善悪を決める必要がなく、両方 悪でも成立する話で、しかも少数で多数を倒さなきゃいけない必然性がない。なので悪と悪との同じぐらいの勢力の戦いも描けたのではという疑問は残る。少数の善が多数の悪を倒すっていう陳腐な展開を崩せるチャンスはあった。 まあエンタメとして極上であることは間違いない。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-01-15 14:06:39) |
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32. すごい。太鼓とギターの軍団サイコー! 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-11-29 23:10:59) |
31.ガソリン 12,000リットルも積んで走っているのに危険物のマーク どこにも一枚も貼ってないんだね 恐ろしいっすよね 近寄れないっすよね 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-07-04 21:02:04) (笑:1票) |
《改行表示》 30.《ネタバレ》 理屈抜きに面白い映画、と云う評価です。 破壊や暴力の理由を世界観だけで補完しながらガンガンと進む。主人公が台詞を発する必要も無い。30年を経て復活したマッドマックス。リメイクでは無く「2」で提示した世界観を引き継いだ新作でした。そして、その設定が初めて十全に活かされた作品だと思いました。「サンダードーム」なんぞとは骨の太さが格段に違う。 荒廃した世界の絶望と希望がテーマで、そこはとてもシンプル。このシンプルさが分かりやすく見応えに繋がっていて、それを言葉で説明する必要を感じません。アクション映画のアクションに久しぶりに圧倒されて幸せでした。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-05-03 14:22:05) (良:2票) |
29.これは凄い。妻子の復讐に燃えるあの刑事が廻り回ってこんなになってしまった。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-03-11 18:58:35) (笑:1票) |
《改行表示》 28.《ネタバレ》 極限状態にあれば「人はパンのみに生きるにあらず」など、余裕で言っていられない贅沢な言葉なのだろう。「マッドマックス2」以降、このシリーズの根底に横たわるのは、剥き出しの形で表現された、生き残りのための命を賭けた殺伐とした闘争であり、生きる者の生存欲求の強さ。オイルや水など、人の生存に不可欠な根源的資源の争奪を通して、エゴイスティクなDNAの特性を考えてしまう。 水の所有・管理権を持つイモータン・ジョーが、民を意のままに支配する構図がそれで、如何にも分かりやすい。密かな目的を持った女隊長、フュリオサに率いられ、隠れて逃げる、生みの性、母体としてのみ、イモータン・ジョーに生存価値を与えられていた、虐げられし女たちの反乱が話のベースとしてあるのは興味深い。 女達が水タンク車と共に、伝説の緑の地を目指すというのは、聖書の「出エジプト記」のカナンの地を目指し、紅海を渡る話と奇妙にクロスする。目指す先に砂嵐が壁の如く立ち塞がるシーンを対比させ考えると、そこに、ラムセス2世から逃れ、やはり紅海を前にしたモーセに率いられたイスラエルの人と同じ構造が浮かび上がる。 「死を恐れるな、死んで甦れ」と唱え、追撃してくる白塗りのウォー・ボーイズの群れ。おそらくISISの戦士たちも同様の信仰を信じ込まされ、進んで死地に向かうのだろうか。日本だと、織田信長に対して武装蜂起した、一向一揆の戦い「進むは極楽、退けば地獄ぞ」の言葉が思い起こされる。人を死地に向かわせるには、嘘で出来た人を陶酔させる魔法の言葉が必要という事だろう。 女たちを乗せた巨大なタンク車をターゲットに、群なして襲い来る、そのウォー・ボーイズ達は、卵子を目指して競争する精子の群を連想させなくもない。軽快に飛び跳ねながらモトクロスバイクで襲撃してくる、敵地での攻防シーンはジョン・フォードの「駅馬車」で襲い来るアパッチを彷彿とさせワクワクする。火を噴くエレキギターと太鼓の音も賑やかに、砂煙をあげ疾走するイモータン・ジョーの一団の狂気が見もの。何と言っても、こうした70過ぎのジョージ・ミラーのぶっ飛んだイメージ形成力には恐れ入る 【DADA】さん [インターネット(字幕)] 8点(2017-03-10 18:22:34) (良:1票) |
《改行表示》 27.ここまで馬鹿を極めるといっそすがすがしい。 ところで、この映画の基本デザインを前田真宏がやってる事を後で知ってびっくり。 こんなとこにもジャパニメーションの波がきてるとは! 【あばれて万歳】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-11-05 16:22:37) |
26.凄かった… 細かい事は抜きに、圧倒的で破壊力ある映像は考える事を止めて見入ってしまうほど。 また、渋い色合いと男臭い中に、映るだけで癒されるモデル級の美しいヒロイン達。 似たような展開と絵なのに終始飽きさせない演出は素晴らしくカッコイイとしか言いようがない。 いやぁ…只々、凄かった、そして、ヒロインに癒された。 【sirou92】さん [インターネット(字幕)] 8点(2016-05-21 13:06:54) |
25.《ネタバレ》 マッドだね~。マックスがどういう人物かわからないままだったがカーアクションはノンストップで迫力満点。 【ぷるとっぷ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-05-01 17:28:28) |
《改行表示》 24.ヘナヘナと崩れ落ちそうになる日本語吹き替え版で拝見。みんな安定した仕事してるのに、マックスだけなんであんな…とほ~。 などと最初にガッカリ面を書いた上で、本作のインパクトはもうバイオレンス・グレパッパ族の活躍に尽きるなあ。もうね、『人生狂想曲』のオープニングまで思い出しちゃったくらい、モンティ・パイソンにシンクロしてしまいまして。 そもそもこのシリーズ、1しか観てなかったんですよね。しかも観たのは80年代。今回、新シリーズだと思ってレンタルして、オープニングで「しまった続いてるじゃん!」って(苦笑)。だもんで途中を知らないものでして、マックスのマッドさ(つうか壊れ方)の急上昇ぶりになんつーか衝撃でした。 …くだらない余談でした。世界の作り込みはすごかった。「サスティナブル」という言葉の対極にある、人間を『資源』とみなした究極の鬼畜社会。それがセリフ的な解説なしに、ストーリーの流れに沿って自然に提示されていく。SF作品の醍醐味をたっぷり含んだ展開で、こういう部分は『CODE46』とかを思い浮かべました。 未来が舞台になるSFである以上、観客との間に何かしらの接点を設けないとストーリーに入ってきてくれないわけですが(悪い例だと『オブリビオン』はそのあたりをサボった作品ですな)、徹底改造された車たちがその役を担っているという、安定のマッドマックス仕様。ほぼすべての舞台が車中・車上なので、現実との乖離が少なく、異世界にスムーズに入れます。ここ重要。 この映画の世界は社会構造から産業・生死観に至るまで本当の異世界なので、観客のいる世界とはガッツリと違ってる。自動車のような見慣れた舞台装置の上でストーリーが進む絶対的な必要性があったはずです。これをやらなければ成功しなかったろうと思いました。 …でもやっぱ、グレパッパ族のインパクトでしたねえ。アレが全部持ってっちゃったなあ。マックスどころかセロン姐まで完全にかすんじゃったなあ。 あと、カラスの地で、竹馬みたいのに乗って歩いてた人たち。あれは画面に映るの自体が一瞬だけなのに、強烈に印象に残りました。 ジョージ・ミラーと前田真弘のイマジネーションにズッポリはまった120分でしたね。 【エスねこ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2016-04-23 21:46:46) (良:1票) |
《改行表示》 23.前3部作のファンながら、今作を観たのはつい先日。 その完成度が高さに度肝を抜かれてまず思ったのが、惜しむらく、劇場の大画面・大音量で鑑賞出来なかったことだろう。 そこには、見紛うことなき、マッドマックスの世界が、ジョージ・ミラー御大の手腕によって現代に蘇っていたのですから。 マッドマックスと言えば、危険なスタントで有名なカーチェイス! 余分な前書きなく始まる逃避行、スタートから勿体ぶらずフルスロットル全開!これでもかと見せ尽くしてくれるんだから一瞬たりとも目が離せない。その凄まじいパワーたるや世界感、登場人物、衣装や小物などの細部に至るまで、一切の手抜きは感じられない。 リアルな狂気狂乱の世界が眼前に濛々と広がっていた。 主人公は、トム・ハーディ演じるマックスであるものの、今作はシャーリーズ・セロン演じるフュリオサの個性が強く、彼女の 独壇場のようにも感じられる。彼女が主役の映画でもよかったくらい彼女には自然と狂気の世界に溶け込んだ雰囲気や凄みが感じられた。 主人公たちの仲間に加わるニコラス・ホルト演じる狂信者もいい味付けだったし、逆に惜しいのは、悪の親玉イモータン・ジョー様。かのヒューマンガスにも引けを取らない異形な姿やカリスマ性は感じられるものの、何故あそこまで崇拝されたのか解せない(考えるだけ無駄?笑)執拗なまでに追跡してきた割にはあっけない最後。 砂嵐の中駆け抜けるアクションシーンも見事だったが、それに付随するカメラワークや撮影も素晴らしい。 印象的なのは、昼のギラギラ感と夜の冷めた風合のコントラストが、一夜にして変わるかもしれない人間の狂気と正気の狭間を表してるかのようでいて、そのギャップに、色使いに、ただただ圧倒された。 もう随分とお年を召したジョージ・ミラー御大ですが、いやぁホントお見事というしかないですね! 【シネマブルク】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-04-21 09:20:30) |