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日本のいちばん長い日(2015)

[ニッポンノイチバンナガイヒ]
The Emperor in August
2015年上映時間:136分
平均点:5.46 / 10(Review 37人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-08-08)
ドラマ戦争もの政治もの歴史もの実話もの小説の映画化
新規登録(2015-05-15)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
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監督原田眞人
キャスト役所広司(男優)阿南惟幾(陸軍大臣)
本木雅弘(男優)昭和天皇
松坂桃李(男優)畑中健二(陸軍少佐)
堤真一(男優)迫水久常(内閣書記官長)
山崎努(男優)鈴木貫太郎(内閣総理大臣)
戸田恵梨香(女優)保木令子(NHK放送局員)(特別出演)
松山ケンイチ(男優)佐々木武雄(横浜警備隊長)(特別出演)
神野三鈴(女優)阿南綾子(阿南陸軍大臣の妻)
蓮佛美沙子(女優)阿南喜美子(阿南陸軍大臣の次女)
中村育二(男優)米内光政(海軍大臣)
山路和弘(男優)安井藤治(国務大臣)
木場勝己(男優)田中静壹(東部軍管区司令官)
奥田達士(男優)高島辰彦(東部軍管区参謀長)
矢島健一(男優)木戸幸一(内大臣)
麿赤兒(男優)藤田尚徳(侍従長)
キムラ緑子(女優)絹子(陸軍大臣官邸の女中)
渡辺大(男優)秋富(阿南喜美子の婚約者)
中村靖日(男優)岡部長章(侍従)
福本清三(男優)鈴木孝雄(鈴木首相の弟)
野間口徹(男優)館野守男
金内喜久夫(男優)平沼騏一郎
三船力也(男優)阿南惟晟
原田遊人(男優)古川少佐
大場泰正(男優)井田正孝
田中美央(男優)荒尾興勝
井上肇(男優)豊田副武
原作半藤一利「日本のいちばん長い日 決定版」(文春文庫刊)
脚本原田眞人
音楽富貴晴美
撮影柴主高秀
製作松竹(「日本のいちばん長い日」製作委員会)
アスミック・エース(「日本のいちばん長い日」製作委員会)
テレビ朝日(「日本のいちばん長い日」製作委員会)
WOWOW(「日本のいちばん長い日」製作委員会)
木下グループ(「日本のいちばん長い日」製作委員会)
読売新聞社(「日本のいちばん長い日」製作委員会)
製作総指揮迫本淳一
企画東宝(企画協力 東宝映画)
プロデューサー榎望
制作松竹
配給松竹
アスミック・エース
特撮オダイッセイ(VFXスーパーバイザー)
美術原田哲男
衣装宮本まさ江(衣裳デザイナー)
編集原田遊人
録音柴崎憲治(音響効果)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【口コミ・感想】

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3.《ネタバレ》 映画監督としての原田眞人という人を全く評価していない自分としては、この歴史的傑作のリメイクに彼だけは起用して欲しくなかったんですけど、製作委員会という腐った制度が罷り通る日本映画界ではこうなるのは必然だったんでしょうね。■これで役所は三船敏郎に次いで山本五十六と阿南惟幾の両方を演じた二人目の俳優という栄誉を得ました。でもねえ、三船敏郎とは貫禄が大違いで一緒に並べたらそれこそ三船に失礼というものです。役所は阿南よりも山本五十六の方が雰囲気としてはマッチしていた様な感じで、そこは三船とは逆ですね。その役所に合わせたのか、妙に気さくで軽い阿南像という新解釈(?)を見せられることになります。終戦クーデター未遂における阿南善玉説には昔から個人的には疑問に思ってましたが(クーデターが陸軍省の佐官級が主謀で、梅津美治郎が統率する参謀本部には全く動きが無かった)、岡本喜八版から五十年経ってもその流れは変わっていないみたいです。これは原作自体が竹下や井田といった阿南周辺の生き残りたちの証言を採用しているので止むを得ないんですけど、この謎はこれからも解き明かされることはないでしょう。■対する鈴木貫太郎は、忠義一筋の朴訥ではなくいろいろ寝技も使う策士として描かれているのは目新しいかなと思います。これは演じる山崎勉の演技パターンにもマッチしていて、これは良かったかと思います。本木雅弘の昭和天皇は確かに雰囲気は出てましたけど、喋りが全然君主らしくなくてダメですね。これは脚本書いた監督の責任ではありますが、おそらく彼には昭和天皇がどういう話し方をしていたのかということを思案する想像力が欠如してるんでしょうね。でもいちばん驚愕したのは「…と陛下は申された」という阿南陸相のセリフがあったことで、あまりの日本語に対する無知には呆れるばかりです。いくら監督がバカでも、セリフを言う役所や周りのスタッフが誰か気がつかなかったんですかね?■“群像劇なのか阿南惟幾に焦点を当てた物語なのか判りにくい”という批評も有りますが、私は監督はこの映画をオーソドックスに群像劇として撮りたかったけど失敗したんだと解釈してます。群像劇を撮るには高度な力量が必要で、この監督にはそれはムリだったということです。そこは岡本版と較べてみればよく判ります。そして歴史的に重要な人物も多々登場するので、せめて人名テロップぐらいは付けて欲しかったですね。横浜警備隊の佐々木の首相官邸襲撃なんて、ほとんどの人がこれはどういう人物で何でこうなるのかということが理解不能ですよ。■岡本喜八版は市井の人々の視線を交えながらも大日本帝国のいわば葬式をきっちり見せてくれましたが、このリメイクでは歴史のゴタゴタを背景にして阿南惟幾の葬式を描きたかったのかと思わざるを得ません。岡本版にあった終戦前夜の特攻出撃のような心を揺さぶられる様なシークエンスが、この映画には皆無です。その代わりに阿南の娘の結婚やらホームドラマ的な要素が盛り込まれています。阿南の息子がどういう状況で戦死したかなんて妻に語らせてエンドですけど、ほんとそんなことはどうでも宜しい。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-07-06 21:25:08)(良:3票)
《改行表示》
2.《ネタバレ》  スリリングな会話劇は原田眞人監督が得意とするジャンルですから、その点での面白味はよく出ていたと思います。  岡本喜八版には無かった、陸軍大臣の生活を描く事、昭和天皇の思いを描く事によって、そこに生きた日本人の心を映そうとしているのでしょう。  だけど、ここに登場するのは仕方なく戦争をしていた、戦争をやめる事に苦労する優しい日本人達ばかりなんですよね。なんだか時代の渦に巻き込まれちゃった被害者としての日本人。   他界した父は徴兵で満州に渡り、ソ連に抑留され、終戦よりかなり遅れて復員した経験を持つのですが、そんな父がよく口にしていたのが「軍の上の連中はみんなキチガイみたいになってた。露助の方がよっぽどまともだった。」という話。  あの戦争に存在していた狂気、人を狂わせたもの、この映画はそこから完全に逃げちゃいましたね。無条件降伏に納得できず、クーデターを起こそうとする陸軍の兵士、そこにあった狂気こそがあの戦争の狂気を反映しているのではないかと思うのですが、そこはほぼスッポリと抜けちゃってるんですね。信念とか意志とか、そういう常識の範囲の話になっていて。でも、あの戦争を考え方や立場の違いだけで語られてしまうと、あの時代を生きた人達や死んでいった人達に対して失礼なんじゃないかなぁ。決してスケープゴートを描いとけって訳じゃないですけど。   岡本版はスプラッターホラーみたいになっちゃってるところもあって、アレはアレでちょっと、って思ったりもするのですが、少なくともその狂気がビリビリと伝わってくるのですね。それに対してこの作品は明らかに控えめに、優しく、ヌルくなっていて、それが一体どういう方向に気を遣っているのかいな、って考えるとどうもヤな感じがしちゃうんですよね。   あの戦争に存在した明確な狂気、その狂気がもたらした明確な結果、そこから目を逸らしてあの戦争を描く事にどれだけの意味があるのでしょう?
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 5点(2015-09-25 21:03:56)(良:2票)
《改行表示》
1.監督がこの映画公開にあたってのインタビューで、昭和天皇のことを  「監督という最高権力者でも宣伝部が作るポスターに口出しできないのと同じなんですよ」  と言っていて驚愕した。 命の生死を判断する国家権力者と、映画監督と、同じ土俵に上げるのは、戦争で亡くなった方々への冒涜行為だと思う。             「若い世代は戦争を学ぶ事を放棄している部分がある」とも言っていたが、それで作ったのが、ハーバート・ビックスの『昭和天皇』に対しての反論映画というわけで、自慰映画というふうにしか見えなかった。    本気で若い世代に戦争を学ぶことを放棄させないために映画を作るなら、天皇養護論の映画を作るのではなく、もっと戦時中に、食糧が日本から供給されず外地で戦友を食べないと生き残れないほどの状況になったガダルカナル島の映画や、食糧を女子供に食べられて減らないように女子供に自殺を強要したトラック諸島の映画、あるいは兵士が沖縄人の隠れていた壕を奪って沖縄人を追い出したり壕の中で赤ちゃんが泣くと米兵に気づかれるので親に赤ちゃんを殺害させたり、13歳からの少年たちをゲリラ兵として強制徴兵したり、現地の女子供や年寄りには爆弾を背負わせてヤリだけもたせてアメリカの戦車の下にもぐりこむ”斬り込み”という名の特攻を強要していた…そんな沖縄戦といった、本当の戦争の真実を描いてみたらどうなんだと思う。  天皇を国民の好感度の高い本木氏にやらせたのもあざとく、作品全体に「監督の自己満足」の一言に尽きる映画。
フィンセントさん [映画館(邦画)] 1点(2015-08-18 20:12:22)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 37人
平均点数 5.46点
000.00%
112.70%
212.70%
312.70%
4513.51%
51027.03%
61027.03%
7616.22%
838.11%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review2人
2 ストーリー評価 6.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 6.60点 Review5人
4 音楽評価 7.00点 Review3人
5 感泣評価 5.66点 Review3人

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