6.《ネタバレ》 車だって大事な家族の一員であるという言葉があるように。もう少し車にもスポットライトを浴びせてくれてたら なんて思う。大事なアイテムだったのに。ホークとデイジーが出会うきっかけとなった赤い糸(なんか違うな) キューピット?(なんかこれも違うが) なんかそんな感じの役目を果たしたブーリー家の愛車がいつの間にやら代わっていたと知らされた時には軽くショックだった。タイトルからイメージしていた印象とは裏腹に、車にはあまり愛を与えなかったんだなと感じた この作品。(少し残念。) まあ25年間分のお話を100分足らずでまとめちゃったのだから人間関係のほうでめい一杯だったという推測も出来ない事はないですが、ホント、車は大事なアイテムだったはずだ。惜しいよな~ なんて思う。良いお話であったことに変わりはないですが。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-02-27 11:57:40) (良:3票) |
5.ほのぼのとしたヒューマン・コメディの体裁をとった小品ですけど、この映画の主題は「老い」でも「差別」でも「友情」でもなく、明らかに「アフリカ系アメリカ人の地位向上の歴史」にある。ポイントポイントのエピソードは差別問題を提起するのではなく、ずっと同じ仕事に就きながら、確実に暮らし向きの良くなっていくモーガン・フリーマンを描いている(最終的に文盲の使用人の孫は大学に通ってる)。そう考えれば、心優しき裕福な保守層が選ぶ作品として、アカデミー賞は非常に相応しいんじゃないでしょうか。特に感心するのは、僅か98分で30年近くを見せきる構成と、その作り込み。「○年」等というキャプションに頼ることなく、自動車と風俗とメイクと演技だけで確実に時代を表現できてる。これぞ映画の醍醐味ですヨ、7点献上。 【sayzin】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-19 00:05:34) (良:2票) |
4.《ネタバレ》 ユダヤ系未亡人と黒人運転手の友情を描いたこの映画、確か大昔に一度見たことあるはずなんだけど、こんなにステキなお話なのに全然印象に残ってなかったってことは…当時のアタシが若すぎたのね、きっと。 「あなたは一番のお友達よ」っていうセリフも感動するんだけど、アタシ的にはじんわり響くラストシーンが一番のお気に入りよ。 実の息子をさっさと厄介払いしてホークとの時間を楽しもうとするMissデイジー、大昔の会話とまったく同じやりとり…25年の歳月をかけて少しずつ心を通わせていった2人の絆の深さがホントよくわかるわ。 偏屈ばあさんに根気よく付き合ったホークも器がデカくてとっても立派だし、口ではなんだかんだ言いつつも実は人種関係なく本質をしっかり見てたMissデイジーも、あの時代のアメリカ南部の老人にしてはずいぶん進んでると思うのよね。 それにしても当時80歳のジェシカ・タンディ! 痴呆症にかかってからのMissデイジーなんて、ほんとにジェシカ・タンディ自身がボケちゃったんじゃ…って周りも気が気じゃなかったに違いないってくらい迫真の名演技だし、モーガン・フリーマンの大らかな雰囲気も相変わらず味があってとってもステキ。何気にダン・エイクロイドもいい仕事してるし…ホントよくまとまった感動作よね。 もうちょっと年とってからまた見てみたいわ。 【梅桃】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-14 17:50:13) (良:1票) |
3.はじめてみたのがNHKで。しかも途中から。(といっても、実はタイトルのすぐ後くらい)。 何の映画か、それ以前に映画なのか輸入物のテレビドラマなのかもわからず、ストーリーがどこからどのように始まって、どの程度登場人物の関係が説明された後絡みはじめたのかもわからず、でも、気にせず。なんとなくだらだらみているうちに引き込まれて、終わってみると、妙に心に残った作品。なんか、ちょっと得したなという気分になった。それからしばらくして、ドライビングミスデイジーというすごいアカデミー賞作品があるらしいということで、ビデオ鑑賞。「あ、あのときの、作品。。。」まず、映画だったことにびっくり。それもすごい映画だったことにさらにびっくり。やっぱりいい映画、でもいぶし銀のような渋い映画。そんな印象だった。さらに月日が流れて、モーガンフリーマンという役者のすばらしさをほかの作品で知り、それをたどったら、この映画もそうだったと知って、またびっくり。何も知らないころに、知らないままに見ることができたのは、ある意味、幸せだったのかもしれない。 【ひであき】さん [地上波(吹替)] 7点(2007-12-15 15:03:06) (良:1票) |
2.優しい雰囲気の映画ですね。決定的なカタルシスを何ひとつ起こさないままラストまで惹き込むというのは、作り手にとって極めて難しいことのはずですが、この作品はそれを見事に実現しています。 【K】さん 7点(2004-04-26 01:34:39) (良:1票) |
1.主演の二人の性格は、両者とも良いところも悪いところもあり、人間臭くて良い。ラストシーンで、二人の食事シーンに車の去っていくシーンを重ねているのが効果的。寡黙なイメージだったモーガンフリーマンが陽気な役を演じているのに驚き。メイドのおばさんの葬式で熱唱してる女性、力が入りすぎで、悲しい場面なのに微笑。 【プミポン】さん 7点(2004-04-05 01:05:15) (笑:1票) |