《改行表示》 8.題名がすばらしい駄洒落だ。独身女性を呼ぶ際に使うMissと失敗したときとかに使うMissが掛かっておるではないか!。つまりは「ドライブをしているデイジーさん」とも「車の運転を失敗したデイジー」とも取れる題名なのだ。さらにはドライブとは「追い出す」という意味もあるので「(モーガンフリーマンを)追い出す事に失敗したデイジー」とも取れるのだ!。3つですよ!3つも掛かってますよぉぉぉぉぉ!。 【膝小僧】さん 8点(2004-07-14 23:32:58) (良:1票)(笑:1票) |
《改行表示》 7.笑い話だが、ジェシカ・タンディをジェシカ・ラングと勘違いし、なんでこんな短い間におばあちゃんに???と思っていた(結構長い間)。 にしても、品が良くてちょっとプライドの高いおばあちゃんの役をやらせたら、ジェシカ・タンディを置いて他にないだろう。さすがオスカー女優の貫禄。 頑固なユダヤ系未亡人のミス・デイジーと長年勤める黒人運転手。南部アメリカの人種差別や老人問題を、二人の友情を描きながら、問題提起していく。 ドラマティックな展開はないが、観るうちに、この二人の老人のことが、大好きになる。そして、そんな二人が最後に・・・。 【よしの】さん 8点(2003-11-22 14:49:24) (笑:2票) |
《改行表示》 6.《ネタバレ》 人種差別。貧富の差。老い。 様々なテーマを抱きながら、デイジーとホークの人間関係の在り方は、そういった諸問題をあっけなく超越していきます。 二人の関係は、最も単純な人と人との関係。 その関係を象徴するデイジーの「あなたは友達よ。」のたった一言のせりふ。 泣きそうです。 難解になりそうなテーマに、起伏の穏やかなストーリー。 にもかかわらず、堅苦しくならないのは、ひとえに二人の役者さんの演技がすばらしいのと、脚本なのかなぁ、と素人ながらに感心。 お墓のシーンやラストシーンは特にぐっときます。 もはや運転手ではないホークに、「あなたはまだお給料をもらっているの?」と尋ねるデイジー。 真偽のほどはともかく「はい。」と答えるホーク。 ああ、この人はたとえ車を運転していなくても、ずっとずっとデイジーの運転手なんだと気づきました。 もし本当にお給料をもらっているのだとしたら、ブーリーもなんて素晴らしい息子なんだ! 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-06-02 12:20:55) (良:1票) |
5.長い年月を100分足らずの間に見せるのでどんどん時代が変わっていきます。もう少し時間が長くなってもいいので一つ一つのエピソードをもう少しじっくりと見たかったと思います。その点だけが残念でした。それ位ジェシカ・タンディとモーガン・フリーマンの二人の演技が素晴らしく深い味わいがありました。この二人に絡むダン・エイクロイドの孝行息子ぶりも微笑ましかったです。老いとは何なのか考えさせられると同時に家族や、生涯付き合える友人の大切さを考えさせられます。そして本作のモーガン・フリーマン演じるホークのように年をとれれば幸せだろうな、としみじみと思わされました。 【とらや】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-12-09 22:00:19) (良:1票) |
4.へーーーー。 素敵な映画ですねぇ。 いやぁ、こういうテンションの映画をじっくり楽しめるなんて自分も大人になったなぁと、そんな気にしてくれました(笑) 公開当時に観てたら「辛気臭い映画だなぁ」と思ったかもだけど(笑) 人種も地位も立場も主義も性別もまったく違う2つの「個」が、ゆっくりと打ち解けていく過程が本当に心地いい。 もちろん色んなテーマを含んでいるんだけど、それらを過激な手法にたよらず、淡々と、でもしっかりと紡いでいく。 こんなに素敵な映画だとは思わなかった。 本当に丁寧に作られていて感心した。 しかしあれですね、日頃退屈だと思える「日常」を、こんなふうにゆっくり噛み締めてみるべきなのかもしれない。 「老い」って結構素敵なことかもしれません。 お気に入りの一本になりました^^ 【とっすぃ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-22 21:16:15) (良:1票) |
3.ときどき場所が変わるだけで、飾り立てるものは何も無い。デイジーとホーク2人の会話、たったそれだけなのに…急に悲しくなったかと思えば、次の瞬間には暖かい気持ちになっていたりする。会話だけで観客を魅了する、素晴らしい映画です!(お○ぎ調) 【SAEKO】さん 8点(2004-04-02 17:25:01) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 いろんなところで笑ってしまった後で、いつしかそれが涙に変わっていくという卑怯な映画。派手な映像や凝った設定がなくても、人の心の動きや変化が的確に表現できて、それが見ている側に伝わったら、感動は生まれるのです。文盲の問題や黒人差別の問題など、ベタな演出をしたらいくらでもできたと思いますが、この話の中心的主題はそんなところではないし、あえてそれをせずにこのレベルに達したのは素晴らしい。人物については、デイジーおばあちゃんは救いがたいほど頑固なのに妙に憎めないし、ホークの方も、単に有能なだけではなく、言動は結構俗っぽいところが面白い。最後、ボケたデイジーがホークの手を握るところでいつもぐっときます(2人の身体が接するのは、この場面だけなんですよね)。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 8点(2003-03-12 00:32:36) (良:1票) |
1.‘89年アカデミー賞受賞式を前に、映画評論家たちが集まり予想会を行っていた。凡そは本作を挙げる中で、水野晴郎氏だけが「7月4日に生まれて」を候補にしていた。理由は“体制がそうなっているから”だそうだ。あまり頭の良い評論家では無いが、珍しくこの時だけは水野氏に賛同した。自分も「7月4日~」が取るはずは無いと思っていた(?)。賛同すると言うのは、「ドライビング~」が他の作品、「フィールド・オブ・ドリームズ」「いまを生きる」「マイ・レフトフット」「7月4日に生まれて」そしてノミネートされなかった「ドュ・ザ・ライト・シング」と比較して、そんなに優れた作品とは思えなかったからだ。老い(痴呆症)と人種問題をテーマにしているが、障害と言う点なら「マイ・レフトフット」には敵わないし、人種問題なら「ドュ・ザ・ライト~」には遠く及ばない。この作品が好きだと言う女性を良く聞くが、個人的には上映時間も100分を切り、ノミネートされた5作品の中では一番相応しくないと思っていたが・・・アカデミー賞としては、主演したジャシカ・タンディが史上最高齢の受賞(80歳)で話題になったが、同時に黒澤明監督が特別賞を受賞し、“老人デー”であったことも事実。もう一つ話題になったのは、ブルース・ベレスフォードが、監督賞にノミネートすらされずに作品賞を獲得したこと。この不名誉な記録と共に本作は名を残すこととなった。例年になくレベルの高い“オスカー取り”をしていただけに残念である。 【☆】さん 8点(2001-02-08 00:35:53) (良:1票) |