《改行表示》 52.《ネタバレ》 先ず感じることはもうスターウォーズはジョージ・ルーカスから離れ一人歩きしている巨大な作品になっているというのが実感です。またディズニーに売却した後は宣伝もうまく伝統的なファン層の他、今の多くの子供達にもメチャメチャ人気があります。かつてのスターウォーズを知る者よりやはり新しいファン層を作ろうとしているような感じもする。 本人でしか判らないことではあるがジョージ・ルーカスが監督を辞退したのを察することが少し出来るような気がします。これだけの巨大なシリーズ作成にビートルズメンバーが一人一人ソロになったときビートルズを超えられなかったようにルーカス氏ももうスターウォーズをハンドリングしきれなくなってしまったのでは・・・と感じます。 内容からいうと見終わった率直な感想ですが「軽い」「安っぽい」「浅い」です。そもそもディズニー映画がそうなので当然のことだとは思うが何か全てにおいてなんか「軽い」「安っぽい」「浅い」が随所にある。 まずフォースの扱われ方が全般的に「軽い」。神聖で特別なものなのにホイホイと扱えるようになりルークに鍛えられたカイロレンと対等に戦うレイ。またその中でもライトセーバーはジェダイの騎士が持てる聖なる剣のはずがストームトルーパーだったフィンが軽々しく扱う。これは今後このフィンにも実はフォースが備わっていたという展開なのかなとも取れるがどうも安易すぎる。しかも伝説の騎士「ルーク」のライトセーバーを使っている。最後にあれだけ恭しくルークに渡すライトセーバーをあんな扱いしちゃだめ! ライトセーバーはフォースによる未来予知能力があればこそ生きるジェダイの騎士しかその威力を充分に発揮できる武器ではない。しかもジェダイになる為の課題として自分のフォースの導きによってライトセーバーを組上げるという課題もある。そのルークが作った伝説のライトセーバーをなんと思っているのか?ジェダイの騎士が伝説となっている設定の中でそのようなことも語り継がれてないことになる。 そしてその伝説の騎士ルークを探すのを易々と断るレイ。これも「軽い」。人よりも「ミディクロリアン」の濃度が濃いんだからそんな精神じゃないはず。フォースが覚醒する前に予兆としてフォースの予兆のようなものがあってもいいのでは。アナキンがポットレースで勝ったようになんか覚醒する前に人とはチョット違う何かが欲しかった。何か未知の未来を感じルークを探すことに使命を感じるとか。 カイロレンに対して一番「軽い」「安っぽい」「浅い」が当てはまる。安直にマスクを外しそして外したらあれ普通に顔じゃん!マスクかぶる理由が判らない。あれ必要だからかぶってるんじゃないの?もうちょっと謎があってもいいなと感じた。顔にキズがあるわけでもなく色白な青年が出てきて「あれ、あれ、なんで」って正直思いました。 そしてあっさり親父を殺すというやっぱり「軽い」「安っぽい」「浅い」の象徴的なシーンに感じる。カイロレンが尊敬するダースベーダーも息子ルークをダークサイドに引き込み一緒に活動することを提案した。そんなやり取りがないのか・・・・その辺の親子の葛藤を超えてスノークの言う「最後の仕上げ」完了なのでは。 あれではただの親殺しのおバカにしか見えない。まぁそんなおバカだからソロの「お前の力が欲しいだけだ」という言葉も届かなかったんだね。その後の戦いではレイに負けるし。全然仕上がった感がない。 なんかツッコンでばかりで本当になんなんですがR2D2が唐突に蘇ったりするのもね。復活するのに何かきっかけがあるならいいがあれなら最初からBB-8が呼び掛けた時に復活すりゃ良いじゃんと思った。 またかつてのジェダイたちが登場しない。ヨーダやオビワオなどの「声」とかあのオーラみたいな感じで出で欲しかったな・・・それこそアナキンがカイロレンに話しかけたりしたら本当に面白いと思う。というかあるべきだと思う。そこにも不自然さを感じる。尊敬する祖父が死に際には改心してるんだからね。なので親父を殺したシーンは本当に残念。その血縁関係の複雑な絡みがスターウォーズの一つの面白みでもある。それをなんか「軽い」「安っぽい」「浅い」の三拍子を揃えちゃいましたね。 その他往年のキャスト達が出場したのはそれは思わず出て来る度「ファルコン号だ!」とか「おっハン・ソロとチャーバッカ!」とか「レイア姫登場」とか思わず声を出してしまうほど興奮してしまいました。 次回作はジェームス・キャメロン監督で観たい。これが正直な感想です。しかし面白かったのは事実です。長年のスターウォーズファンなのでやはり全般の物語の流れの中で評価した結果上記のようなレビューになったということです。 【レスポーラ】さん [映画館(吹替)] 7点(2015-12-29 22:18:19) (良:2票) |
《改行表示》 51.《ネタバレ》 ネタバレが怖いので初日に観てきました。スター・ウォーズに思い入れがあまりないと言いながら全作観ていて最新作を初日に観るとかもう立派なファンだよなあ(笑)。20世紀フォックスのファンファーレが鳴らないオープニング。しかしテーマ曲と共にスター・ウォーズのタイトルがバーン!と出てくるとやはり盛り上がる。ダース・ベイダーがいない全く未知数の物語がどう描かれていくのか。 主役に抜擢されたレイ役のデイジー・リドリーが素晴らしい。若さに溢れていて活発で生命力を感じさせ新三部作の主役であったジェダイたちのように落ち着いてないところがいい。フィン役のジョン・ボイエガと共にフレッシュな印象を残す。新ドロイドのBB-8も新しいスター・ウォーズを賑やかしてくれる愛らしいキャラクターだ。そしてなんと言ってもハン・ソロが出てくると思わず声が出そうになる。個人的にはミレニアム・ファルコンが出てきたところが興奮した。ボロ船ってまさか……来たぁーーー!という感じ。その後のドッグファイトも見事だった。今作は旧三部作の雰囲気に近い作りになっていて新三部作に不満を持っていたファンにはとびきりのご馳走になったのではないだろうか。指摘が多いエピソード4の焼き直しではないかという声も分からなくもないが、スター・ウォーズはシリーズを通してデス・スター戦の焼き直しを何度もやっている感がありもはや伝統と言える。 今作で気になったところ。それはジェダイの不在というところだろうか。今回主人公たちを導いていくのはどうやらハン・ソロの役目のようだが、ハンはどちらかというと永遠の冒険者というイメージがありやはりジェダイのような支えの存在がいないのは少し寂しい。それはファースト・オーダー側にも言えることで今回ダース・ベイダーに代わる悪役と目されていたカイロ・レンが実はハンとレイアの息子でシスになりきれていない未熟な存在であることは意外だった。つまり両者共に若い世代の物語であり両者の成長の物語とすればなかなか新しい試みではないかと思う。しかし、敵方には強力な悪役の存在が欲しいと思うのも巨大ホログラムで登場する最高指導者スノーク程度では物足りないと感じるのも事実だ。 J・J・エイブラムスは新しい物語の序章をやってのけた。しかしこれは次回作を作る監督がなかなかに大変だ。ハン・ソロが息子に殺されるという衝撃の展開の後に待っているのは今後この物語を誰が支えていくのかということ。若い世代、そしてラストに登場したルーク・スカイウォーカーをどう動かすかが鍵か。しかし、こうして次回作に想いを馳せる時間が新しくもたらされたことは非常に喜ばしいことだ。 【⑨】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-12-27 19:11:02) (良:2票) |
《改行表示》 50.《ネタバレ》 ワタシのようなロートルのファンを涙せしめるような懐かしい面子を勢ぞろいさせつつ、しかしこれは新世代の立派なスター・ウォーズの新作と思います。 見た事ある、と思ったらミレニアム・ファルコンだ、わああハン・ソロだチューバッカだっ、と血中糖度が上がるような興奮。畳み掛けるようにC-3POやレイア姫と時の流れを感じさせるような再会だ。相変わらず空気が読めないC-3PO、しわを隠さない立派なハン・ソロとレイアのご両人。お二方はどうやら子育てに失敗したらしく、一枚かんだルークは自棄になって(?)失踪中、R2-D2は失意の中でスリープモード、と山あり谷ありのその後の人生を皆さん送ってきたのだねえ。しんみりしてしまうけれども、こうはっきりと時の移りを突きつけられるとS・Wの世界も次の世代へ譲り渡そう、と古いファンも潔い気分になるものです。良くできた脚本です。 そして次世代のジェダイを担う若きヒロイン レイが若鹿のような清清しさと賢さ、好奇心を備えていて、デイジー・リドリーの抜擢はこの作品の成功に欠かせない。決定打です。さらに新ドロイドBB-8も大変愛くるしくR2-D2の不在を補うに充分すぎるほど。 華麗な空中戦、メカ群の洗練されたフォルム、奇妙な造型の生物等、スターウォーズならではの楽しさはそのままに、連れてゆかれる世界が砂の星から緑濃い惑星、雪山から大海原とさまざまな体験ができる。ほんとに楽しく面白い130分、素晴らしいです。 エピソード4が封切られた当時の興奮を知らない世代へ贈る、(それも胸を張って)これこそが娯楽大作。よくぞ作ってくれました。 【tottoko】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-12-25 23:48:45) (良:2票) |
49.《ネタバレ》 これは卑怯な映画である。ストーリー的にはⅣ~Ⅵのほぼリメイク。映像的にも過去のスターウォーズで既視感満載。そこに過去のキャラクターやビーグルがたっぷり出てきて、最新のCGと3Dで描かれた日にゃ、旧作ファンとしては面白かったと云わざるを得ない。そんな中、敵役の弱さは致命的。圧倒的な強さもないし、マスクは簡単に取っちゃうし、出てきたのはコンビニにいそうなフリーターだし。それと今回は過去作品へのオマージュで満足できましたが、次回作以降はどうすんだ?不安と期待の2年間の前に、とりあえずもう1度劇場に足を運びます。 【ふじも】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-12-23 16:26:07) (良:1票)(笑:1票) |
《改行表示》 48.《ネタバレ》 スター・ウォーズと言う割に出来事が全て半径50km圏内で起きているかのような狭い世界観、強大な戦力を持っているはずなのにどうにも攻撃の手が緩い帝国軍、銀河の危機がかかっている割に妙に杜撰で能天気な作戦計画を立てる共和国軍。製作陣が一新されて、私が感じていたこれらの不満を解消してくれるのではないかとひそかに期待していましたが正反対で、JJ氏は、本シリーズが築き上げてきた世界観をきわめて忠実に再現しておりました。それでも、さすがに最後の点に関しては、ハン・ソロ氏までが「そんな杜撰な!」と非難していました。 カイロ・レンがマスクを外したり、ヒロインにあわや倒されてしまいそうになるのはまずかったんではないですかね。これではシリーズを通しての悪役としては役不足だと思いました。 もうひとつ、EP.IVでもVでも、さらに今回も(たしかIでも)、たまたま脱出ポッドないし宇宙船が落ちた(降りた)ところの近くで重要な出会いがある、というシーンがあって、これが一番無理がある設定だと思うのですが、そういえばJJはスタートレックでも同じことをやっていたな・・・ 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-12-23 00:33:06) (良:2票) |
《改行表示》 47.《ネタバレ》 スクリーンに映し出されたすべてのものが、映画として、ただただ“楽しい”。 物語、造形、活劇、キャラクター、映画を彩る様々な要素に対して、喜怒哀楽をも超えた多幸感を覚えた。 日曜深夜のレイトショーを観終えて、0時過ぎに帰宅。多幸感と共に増してくる余韻と高揚を紛らわせるべく、ウイスキーを3杯飲んだが、益々興奮して全然眠れなかった。 厳重な情報統制によって“幕があがる”まで秘密に包まれた最新作であった。 新三部作の公開を心底待望するからこそ、鑑賞の直前まで「期待」以上の「不安」を拭い去れなかった。(まったく落ち着かず、座席に着いたはいいものの上映開始前に4度もトイレに行ってしまった……) そうして満を持して詳らかになった最新作、目の前で繰り広げられたものは、何の事はない、「スター・ウォーズ」そのものだった。 情報統制に対してヤキモキし続けたファンに対して悪戯な笑みを見せるかのように、奇をてらうことも、捻ることもない、ただしかし、何もかもが“新しいSW”の映画世界が描き出されていたと思う。 何よりも素晴らしかったのは、今作が、オールドファン向けの懐古主義に固執しなかったことだ。 勿論、世界中の旧三部作ファンへの配慮は存分に張り巡らされているが、今作は決してのそういった“サービス”に終始していない。 あくまでも、描き出されたものは、新しい世界の、新しい世代に向けての、新しい「スター・ウォーズ」だったと思う。 ハリソン・フォードをはじめとして、旧作スターたちの、文字通り息を吹き返したような活き活きとした存在感は嬉しい限りだった。 しかし、それ以上に、新しい主人公をはじめとする新世代のキャラクターたちが、悪役や脇役も含めて非常に魅力的だったと思える。 特に、主人公“レイ”を演じた新星デイジー・リドリーの存在性が素晴らしい。 SWの新三部作の主人公抜擢など、その重厚は計り知れないはずだが、この23歳の若い女優は、思わず「奇跡的」という表現を使いたくなるくらいに、見事にSWの主人公として収まっている。 彼女を筆頭として、新しい俳優たちが演じる新しいキャラクターたちが、この後どう成長し、未知なるストーリーを紡いでいくのか、ほんとうに楽しみでならない。 中盤以降、新世代のキャラクターたちの魅力が深まっていく程に、この映画が辿り着く一つの“顛末”を薄々感じ始めていた。 それは、ストーリーテリング上、ある意味必然的な展開であったが、やはり衝撃的で、あまりに悲しく、涙が溢れた。そして、チューイの咆哮が、涙腺を決壊させた。 現実も理屈も遥か彼方に追いやって、「創造」された世界に没入させる。 それこそが、「スター・ウォーズ」という映画世界が、時代を超えて世界中の映画ファンに与え続けた絶対的な価値だったと思う。 その唯一無二のエンターテイメント性は、まさに「伝説」であり、その再構築、もしくは新構築は、そもそもの“創造主”であるジョージ・ルーカスでさえ、困難だった。 しかし、J・J・エイブラムスは、そのあまりに高いハードルの第一段階を、申し分ないほどの完成度で越えてみせた。 またそこには、ディズニーの支配下に入ったことによる付加価値も大いに反映されていると思う。 主人公の現代的なプリンセス性や、性別や人種などによるストーリー設定の偏りの排除は、この数年でディズニー映画が生み出し続けている作品に共通する「理念」だと思う。 あらゆる要素が幸福に絡み合い、「スター・ウォーズ」はついに、創造主ジョージ・ルーカスの“インサイド”からの脱却と再誕を果たした。 ああ、すぐにでももう一度観たい。いや、何度でも観たい。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 10点(2015-12-21 23:13:27) (笑:2票) |
《改行表示》 46.《ネタバレ》 まず、私は小学校5年の時に今はもう無いテアトル東京でエピソードⅣを観て以来、30年越しで本シリーズの大ファンなので自ずと採点が甘くなる事をご容赦頂きたい。 何はさておき、先ずは世界中の注目と期待の中で想像を絶するであろうプレッシャーを背負いながら、世界中のファン達に一定以上の喜びと満足を与え、次作への期待を更に大きくさせた製作に携わられた方々を讃えたいと思う。 私の様な往年のファンの場合、大画面であのオープニングを観る事が出来ただけで感涙ものだ。 しかもこの機会を少なくとも後2回は経験させて貰えるのかと思うと、そこには只、「感謝」しか無い。 では10点満点か?と言うと、実は残念ながらそうでは無い。 ストーリーが偉大なるワンパターンで有るのはもはや「お約束」なので気にはならない。 最も大きな減点要因は、権利問題でも有ったのかエピソードⅣ~Ⅵで培われ、エピソードⅠ~Ⅲでも効果的に引用されていた音楽がそれほど多く使用されていなかった事。 往年のファンならば、「このシーンにはこの音楽でしょう!」と思うシーンが意外と多く有ったはず。 特に前半の惑星ジャクーでのミレニアム・ファルコンとTIEファイターのドッグファイトシーンは、大迫力の映像と合わせて「あの旋律」をぜひとも聴きたかった。 また、果たして予備知識なしで本作を鑑賞した方々に本作がどの様に観えているのかが気になった。 過去エピソードに登場したキャラクターの再登場や、数々の小技(モンスター・チェスや一瞬だけ登場するフォース練習用の無重力ボール等々)は、 往年のファン達には嬉しい限りだが、本作から初めてスター・ウォーズに触れる人達には何の事だか判らなかったのでは無いだろうか? 万人向けの作品創りは物凄く難しいだろうから、初めて観る人達にも判る様な作品にするは無理な注文なのだが、 本作をきっかけにしてスター・ウォーズの世界に足を踏み入れる若い世代の方々が増える事を願うばかりだ。 小難しい事をダラダラと書いてしまったが、レイ役のデイジー・リドリー(世界中の人達がハマリ役と思っている筈)や、 若い頃のデンゼル・ワシントンを彷彿とさせるジョン・ボイエガ、そして贔屓の俳優の一人で有るオスカー・アイザックの主要キャラ登用など、 魅力的な新キャラが多数登場した事も有り、次作が今から本当に楽しみでならない。 今から首を長くして待つ事としたい。 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-12-20 22:30:53) (良:2票) |
《改行表示》 45.《ネタバレ》 このシリーズはあまりにも思い入れが強いため客観評価が難しい。 作品がジョージ・ルーカスの手を離れてどのようなストーリーが展開されるかを最も楽しみにしていたが、恐らくどの監督も尻込みするであろう困難なハードルをもった作品であることを考慮すれば、J・Jエイブラムスはいい仕事をしたと納得できた。 砂漠の惑星に住む不遇な若者が、いわくつきのドロイドとの出会いをきっかけに冒険に旅立ち、敵の巨大要塞に捕らわれるも、仲間と共に脱出に成功しレジスタンス軍と共に敵の巨大兵器を倒す…というプロットは確かにEP4やEP1とも通じるが、旧シリーズの世界観を踏襲することで安定感を生み出すという選択は正しかったと思う。 CGを感じさせないほどに格段に進歩したVFX、旧キャラクターやファルコン号の登場の仕方も期待を裏切らなかった。チューバッカやC-3POのコメディーパートもそのままに、独創的なクリーチャー、手に汗握る空中戦、そして次第に明らかになる血縁関係…正統なSWの続編を名乗るにふさわしいつくりだった。果たして新たにフォースにバランスをもたらすのは、レイなのか、フィンか、それともカイロ・レンか…、期待は高まる。ジョン・ウィリアムズのスコアも欠かせないものだが、今回は印象的なテーマがなかったのが唯一気になる点。とはいえ78年に衝撃をもって観た作品の続編を、37年経った今も同じオープニングとエンドタイトルで観られる幸せに感謝したい。 【田吾作】さん [映画館(字幕)] 10点(2015-12-20 12:07:54) (良:2票) |
《改行表示》 44.《ネタバレ》 映画界において世界一失敗が許されないコンテンツ、スター・ウォーズ。その続編を作るにはかなり気を遣うであろうことは想像に難くない。監督のJ.J.エイブラムスは世界中にあまたいるマニアを納得させる素晴らしい仕事をしたと思う。その結果、ep4~6(特に4)を彷彿とさせるストーリーになったことは皮肉としか言いようがない。でも、スターデストロイヤーの残骸が出てきたり、レジスタンスのメンバーに懐かしいエイリアンがいたりと旧作のファンならニヤリとするような仕掛けもちりばめられていてそれだけでも楽しい。ストーリーは単純で、歴史の表舞台から消えたルーク・スカイウォーカーの居場所がわかるとされる地図を持ったドロイド(BB-8)を巡って帝国軍の残党であるファースト・オーダーとレジスタンスが戦う、というもの。サブタイトルの「フォースの覚醒」とはヒロインのレイが文字通りフォースを使えるようになることを表しているのだが彼女の出自がはっきりと示されていないため、なぜ彼女がフォースを使えるようになるのかいまいちよくわからない。フォースを使える人物と血がつながっていることはわかるがそれが誰なのか明らかにしていないからだ。また、ハン・ソロが息子のカイロ・レンに刺されてしまうが本当に死んでしまったかどうかはハッキリしていない(あれだけ高いところから落ちたら普通は助からないが、爆発に巻き込まれても生きていたポーの例もあるので断言はできない)。その辺はep8・9で明らかになるのかもしれない。続編も面白いものになることを期待しよう。 スター・ウォーズは今作からディズニー配給となったため、冒頭の20世紀FOXのファンファーレがないことは寂しいが、ディズニーがシンデレラ城のアレを出さなかったことは素直に褒めてあげたい。また、今回時間の都合で3D字幕版を見たのだが、3Dのメリットは大いにあった。ただ、3Dメガネを通して見るのでどうしても画面全体が暗くなるのは改善すべきだ。3D版は映像を通常より明るくすべきだと強く思う。映画の出来としては8点を計上してもいい出来だが、3Dで画面が暗くなることにウンザリしたので-1点。 【MASS】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-12-20 09:25:02) (良:2票) |
《改行表示》 43.《ネタバレ》 そんなに面白かったですか? そんなに感激できましたか? 私は子供の頃「帝国の逆襲」を見た感動が忘れられません。 ですが、今回、私も歳を取りすぎたせいか、出演者三人のノスタルジーしか味わえませんでした。 ハン・ソロ、相変わらずです。 実際、次回作まで生きてるかわかんないしね。死んでしまって仕方ないでしょう。 レイア姫、予想していたより若返っていた。 ルーク……もはや代役でも良かったんじゃ……。 予備知識なしで見たのですが、最初から誰が主人公なのかも理解できず。 これって、ヒロインが主人公なんですよね。 わからないところが多すぎます。 それから、私は「スタートレック・イントゥ・ザ・ダークネス」を作った、この監督、大嫌いです。 【クロエ】さん [映画館(字幕)] 5点(2015-12-20 03:17:24) (良:2票) |
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《改行表示》 42.《ネタバレ》 3Dか2Dかで悩みましたが、ストーリーに集中したかったので、結局2Dで見ました。 ファルコン号が飛び立ち、タイファイターとチェイスを繰り広げるシーンは鳥肌もんです! そして思ったよりもハン・ソロが動けている!レイアもまだまだ大丈夫だ!JJありがとう!! シンデレラ城がオープニングに出るのかとも思ってましたが、出なくてホッとしました。 ストーリーの流れはエピソード4を意識的に踏襲したような感じです。 ただ冷静になると少し気になる点もある。 悪役の存在感弱し。ハックス将軍の存在が軽すぎる。キャプテンファズマは見掛け倒し? ポー・ダメロンのキャラクターがイマイチたっていないように思える。 キャスティングにしてもテッカはマックスフォンシドーである必要はあったのか? スノークスをアンディサーキスが演じる必要性はあったのか? ライトセーバーの名手がいない! でもなんといってもスターウォーズはスターウォーズ。次回作にも期待です! 【puta-pp】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-12-19 23:48:37) (良:2票) |
41.《ネタバレ》 20世紀フォックスのファンファーレが無くて寂しいものの、「遠い昔。遥か彼方の銀河系で…」からのタイトルロゴとあのテーマ曲で完全にテンションだだ上がりで出来上がっちゃったかな。旧シリーズのキャストの登場やお約束も盛りだくさんで絶妙に配置されているので中盤辺りまではニヤニヤしっぱなしでしたね。女性主人公で不安に思えたレイは芯の強さも華もありそれだけの大役を務める器のデカさを感じたし、フィンは狂言回し的で存在感を発揮していて悪くない。まあ村人を殺せなかったのにちょっと前まで仲間だった連中を躊躇なく殺してるのは気になりましたが、バックボーンを含めた今後の展開が大いに気になる二人でした。BB-8はR2-D2並に愛嬌があって可愛いかったな。 ただ、予告で微妙感丸出しだったカイロ・レンはダース・ベイダーを崇拝する中二病の子供にしか見えず微妙だった。ことあるごとに癇癪を起し周囲に当たり散らすなど小物臭が酷かったうえ、最後にはフォースでも剣術でも体術でも腕力でも素人に完敗。マスクも中身もカッコ悪くて華がないし新シリーズの敵としては力量不足。ソロの息子という重要な立ち位置ながらキャラが立ってなくて残念。もう一人の新キャラのキャプテン・ファズマもショッパイし初日公開のメモリアルパンフの表紙を飾ったのは何故なんだろうと考えてしまいました。印象に残る敵がいなかったですね。また、シリーズの印象的なフレーズは流れるものの、今回は盛り上がりに欠ける曲ばかりでジョン・ウィリアムズどうした?と思ったな。毎回グッとくる曲があったんだけどどうしちゃったんだろう。 中盤まではかなり楽しかったんですが、終盤はそういった面も多く目立ってしまった上に色々と盛り込み過ぎてて駆け足で場面転換もかなり乱暴に見えた。レイがルークに会うところもカメラワークが変な上に長いしSWらしくなかったな。ソロの退場はかなりショックでしたが、いたらいたで周囲を食いまくる強烈な存在感なので仕方ないのかも?とも思いますが、インディ・ジョーンズとソロは死なないと思ってるのでひょっこり復活することを願います。チューイも願ってることでしょう。まあ謎も多いシリーズ開幕戦でしたが次が早く観たいですね。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-12-19 19:24:23) (良:2票) |
40.《ネタバレ》 10年ぶりの新作でワクワクが抑えられない。あのロゴを観て音楽を聞いただけで感無量。ただ肝心のストーリーはいろいろと謎に包まれていただけあって楽しみにしていたがEP4的な流れにやや肩透かしをくらった。圧倒的な悪の存在がなかったのも少しもったいない。敵のカイロ・レンも最初の登場は迫力もあり強そうな雰囲気を出していたが、マスクを取ったあたりから残念な匂いがプンプンしてきた。ファズマも空気だったし。それでも旧作キャラと新作キャラの存在が懐かしさと今後の楽しみを感じられる。あと今作から20世紀FOXの音楽がなくなったのは寂しかったな。 【ぷるとっぷ】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-12-19 15:07:26) (良:2票) |
《改行表示》 39.IMAX3Dにて鑑賞。 全銀河に及んだ戦争もスカイウォーカー家のドラマもEP6で綺麗に終わり、これから先にどんなドラマがあるんだと不安だったEP7ですが、相変わらず銀河は内紛状態で、依然として権力を掌握しているのは暗黒の勢力であるという基本設定には少々ガックリきました。EP6のラスト、帝国倒れてよかったね!のお祭り騒ぎは一体何だったのかと。 しかし、そんな苦しい基本設定を流せば、本編はドラマとアクションが見事に調和した、完成度の高い娯楽作に仕上がっています。物語の大枠はEP4をなぞったものなのですが、ドラマと見せ場の密度、話のテンポは70年代とは比べ物にならないほどのレベルであり、やや長めの上映時間にも関わらずダレ場は一切なし。演出の絶倫ぶりには驚かされました。新キャラクター達はみな魅力的だし、事前の予想以上に旧キャラクター達の見せ場も多く、キャラクター劇としてもよくできています。また、劇中いくつか提示される謎についてもおかしな引っ張り方はせず、本作である程度ネタを明かしてくれるのでストレスなく鑑賞することができました。EP6の続きを作れと言われて出て来る、ベストの作品が本作ではないでしょうか。それほど面白かったです。 細かい点で言うと、兵器やガジェットのデザイン、世界観や用語についてはEP6まででルーカスが構築したものを基礎としており、本作オリジナルの要素を極力持ち込まなかったという点も良かったと思います。EP1~3が不評だった理由をきちんと分析し、ファンが望むスターウォーズを作り上げているのです。 失敗した点としては、観客の興味を引くほどの強烈な悪役がいなかったという点でしょうか。予告の時点で期待されていたカイロ・レンは、登場場面こそ死ぬほどカッコよかったのですが、その後どんどんヘタレキャラと化していき、ラストでは『マイティ・ソー』のロキをも下回るほどの醜態を披露。投影でのみ登場するファースト・オーダーの大親分にもかつてのパルパティーンのような重厚さがなく、頼みのルークが出て来てくれれば簡単に勝ててしまうのではないかという無用な安心感があります。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-12-19 14:06:46) (良:2票) |
《改行表示》 38.《ネタバレ》 いい映画でした。1番恐れていたヘタな旧作の同窓会ではなく、新しいものを作ろうという気概に満ちていました。 あくまで推測ですが、監督含め製作陣はスターウォーズをリスペクトしていると再三インタビューで語っていたけど、ルーカスの作った神話を引き継ぐ気はないんじゃないでしょうか。 ep4のリスペクトやep6からの繋がりを意識した演出は多々ありましたが全部表面的なものであり、本質的なところは完全に今までのシリーズから断絶しています。 現代的でリアリティ重視、スタイリッシュでスピーディーなアクション、そして人間描写に気を配った(あくまで今までのシリーズと比べてですが)結果おとぎ話要素や古い活劇への憧憬が皆無でした。 ルーカスの魅力でもあり、また悪癖でもある悪趣味なクリチャーのクローズアップや古風な演出がなくスターウォーズらしさはあえて省かれています。 良くも悪くも抑え気味で硬派。いい映画だったんですけど「はるか昔、遠い銀河の彼方」の話を観た気がまったくしません。 ほんとにジョンウィリアムズが作ったのかと思うくらいキャッチャーな音楽がない、帝国の後継組織に魅力がない、スケール感がなく全てが小粒な点が残念でした。今回のシス、カイロレンは絶対人気を取る気のない小悪党です。現時点ではマイナス要素でしかなかったけど、次作こいつがどうなるかが楽しみでもあります。この映画は主人公であり今後のシリーズを引っ張るであろうレイの魅力に尽きます。彼女のフォースの覚醒がこの映画の全て。次作の引きも見事でした。 今後のシリーズ次第でこの作品の価値も変わってくると思います。 【CBパークビュー】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-12-19 08:47:50) (良:2票) |
《改行表示》 37.《ネタバレ》 実にスターウォーズらしい映画だった。もはやスターウォーズには「コレジャナイ」が許されないのだ。 エピソード123が浴びたブーイングから学習し、ファンの大多数を満足させようとした結果がこの仕上がり。 たしかに旧作キャストの登場やツボを押さえた演出など、ファンサービスはたっぷりだったが、肝心のストーリーはエピソード4の焼き直し。似たような設定、似たような展開で意外性は無し。そつなくまとめられていているが映画としては凡作。 J・J・エイブラムスは以前「スターウォーズの新作には関わりたくない」と発言していたが、真意はこの結果が見えていたからだろう。 新作を待ち焦がれていたファンの1人としては残念な作品だったが、ある意味満足は出来たので6点献上。 【RIVERTIP】さん [映画館(吹替)] 6点(2015-12-19 01:52:23) (良:2票) |
《改行表示》 36.《ネタバレ》 初作から年数が経過し、年老いた俳優を使う上での設定、そしてコアなスターウォーズファンをうならせる事には一応成功しているように思える。 しかし・・・ハンソロを殺してはだめでしょう! 炭素冷凍にも耐えた彼は、あんなに簡単に殺されてはいけません。 なんとか死ななかったことにして下さい。 【チェブ大王】さん [DVD(字幕)] 5点(2018-11-10 22:37:49) (良:1票) |
《改行表示》 35.《ネタバレ》 続編製作を聞いただけで、ワクワクが止まらなかった。 実際に見てもワクワクしていた。 新キャラクターも登場して、ファンとしては最高の気持ち。 内容云々じゃなく、この評価になってしまう。 【バッジョ】さん [映画館(字幕)] 9点(2018-06-11 21:20:20) (良:1票) |
《改行表示》 34.スターウォーズは最初の三部作以降は面白いと思えなかった。 でも今回はもしかしたらと期待しましたがダメみたいですね。 残念。 【Dry-man】さん [映画館(吹替)] 4点(2017-11-11 22:57:53) (良:1票) |
33.《ネタバレ》 エピソード1〜6とは別物。ハン・ソロが殺められるシーンだけは見ものか。その他は、アクションシーンがやたら多い。ストーリーも取ってつけたような内容で薄く、緊張感を感じるようなシーンも少ない。シスやエンパイアは悪の魅力や威厳があったのに対し、今回のファーストオーダーは最高指導者にしろレンにしろ演出に全く魅力を感じない。ライトセーバーの効果音をいじったり形をいじったり、ダースベイダーに似たマスク(アナキンのケースとはまた別に、容易に着脱している)をつけたりと、旧作からのファンにとってはかえってマイナスな試行が多い。絶海の孤島でルークとレイが対面したということは続編決定ですね。映画館には足を運ぶ気にはなりません。 【カジノ愛】さん [インターネット(字幕)] 5点(2016-09-12 23:16:05) (良:1票) |