7.《ネタバレ》 まさかのゾンビ映画。
一本の映画の中で「実はホラー映画でした」と中盤で判明する例なら、これまでにも何度か体験済みですが「三部作の2からゾンビ映画になる」ってパターンは、流石に初体験です。 これ、前作のファンにとっては辛いというか「ゾンビなんて良いから、迷路で探検して欲しい」って気持ちになって、失望しちゃったかも知れませんね。
でも、自分みたいに「ゾンビ映画が好き」「そもそも1の時点で、迷路が主体の映画ではなかったと思う」ってタイプにとっては、このサプライズ展開、かなり良かったです。 「近未来が舞台の、ティーンズゾンビ映画」って時点で貴重だと思うし、そういうものだと割り切って観れば、中々目新しい魅力があるんですよね。 序盤にて、主人公達が収容施設から逃げ出す展開になるのも、脱獄物としての面白さがあって、これまた自分好み。 廃墟と化した都市の描写なども、低予算映画では中々拝めないような絵面で良かったです。
三部作を一気見して気付いた事なんですが、このシリーズって「全体の完成度はイマイチだけど、ちゃんと観客を喜ばせるような見せ場は用意してある」って特徴があり、本作も例外ではなかったって辺りも、嬉しいポイント。 特に「ゾンビと争ってる最中に、ガラスの床を割って高所から落として倒す」って場面は、かなりお気に入りですね。 これまで色んなゾンビ映画を観てきたけど、こういう倒し方もあるんだなぁって感心しちゃいました。
仲間内で最も強くて頼もしい存在だったミンホが、最後に連れ去られ「囚われのお姫様」ポジションになってしまう事。 そして、影の薄いヒロインのテレサが敵組織の内通者となる事も、程好いサプライズ展開って感じであり、良かったと思います。
序盤にて(施設内に監視カメラとか無いの?)と思っていたら、脱走した後に各所に監視カメラがあると発覚し(いや、主人公達の部屋にも設置しとけよ)とツッコまされたりとか、作り込みの甘さは否めないけど…… そういった諸々込みで、割と楽しめちゃいましたね。
シリーズ中でも異端の品であり、真っ当なファンなら反発しちゃうかも知れない、本作品。 だけど、天邪鬼な自分としては、こういう映画って結構好きです。 【ゆき】さん [DVD(吹替)] 6点(2023-11-28 18:50:40) (良:2票) |
6.《ネタバレ》 拒否られると思っていたんだけど意外にも中国嫁から続き観ようと言ってきました、B級もいける口になってきたかも?
いきなり本作から観る事は少ないと思いますが、前作は観ておいた方が良いですね(より楽しめるかどうかは微妙) 色々ツッコミどころやデジャブ満載なのは基本路線の様ですので細かい事を気にしてはいけません。 前作でもコメントしたけど変な方向への意外性があります、まさかのゾンビ映画でした、しかも元気で全力で走る系ゾンビ 出演者が物語を進めてる感がまるでなくて、勝手に進んでいく物語に乗っかってる感じがします。 B級っぽいんだけどコメディ要素が皆無で真面目に作ってるのも良い味になってるかもしれない。
3にも期待
サブタイトルを直訳したらカタカナ表示(汗 中国語経由で翻訳したら「灼熱の審判」「砂漠の迷宮」より良さげですね。 【ないとれいん】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-02-28 09:35:56) (良:1票) |
5.1作目はクモ、今回はゾンビ。 何がしたいのかわからないまま作品の方向性が迷宮入りしてる。 3作目で無事に抜け出せるとは思えないけど、どうなってしまうのか最後まで見届けようと思う。 【もとや】さん [インターネット(吹替)] 3点(2022-10-11 15:32:32) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 本作で分かった一作目の謎。主人公を始めとした周囲の仲間たちには、この作品世界に蔓延しているゾンビもどき病への免疫があるようだ。その免疫力を治療に役立てる研究をしているのがWKED(だっけ?)という組織らしい。だた、その研究は成果をあげておらず、免疫者の命を犠牲にしているのが現状。主人公は研究側にいたけど、人体実験的な作業に嫌気して対立組織に情報を流し、その謀反がバレて迷路に放り込まれた。つまり一作目はお仕置きでした。 では、なぜ迷路が必要だったのか? 迷路は免疫の有無の判定に役立つみたいだけど、その理屈は本作を観てもよく分かりません。設定的にはそれなりのロジックがあるのでしょうが、ストーリー的にはどうでもいいみたい。鑑賞側をバカにしてますな。 本作の感想ですが、さして複雑でもない上記の状況を語るために既視感満載の追いかけっこを延々と繰り返します。実際のところ、かな~り退屈でした。 思わせぶりな謎への興味で続編以降へ引っ張る手法は海外ドラマの専売と思ってましたが、近頃はこんなシリーズ映画が増えてますね。初作を観たと云う理由で続編を観ている自分などが優良なカモです。2時間前後でテーマを語り切るのが「映画」だと思うのですけどね。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2017-06-02 01:12:37) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 巨大迷路攻略という超強力なギミックを、1作目で早くも放棄してしまったシリーズ映画は、第2作目にして“世紀末ゾンビサバイバル”というお馴染みの設定に移行した模様です。もっともゾンビ要素はあくまで添え物。物語のアイデンティティは、ゾンビ治癒研究機関?WCKDとの戦いにありました。人類滅亡の危機に同種内で揉めている場合か!とも思いますが、モルモット側にしてみれば、研究者の狂った実験に付き合う道理もなく、この流れは必然と考えます。まあ、基本設定が脆弱なのでドラマをシリアスに捉える必要もありませんが。それにしても『ハンガー・ゲーム』といい、本作といい、最初にデカい花火を上げるやり方って流行っているんですかね。粗品無料プレゼントでお客を集めて、最終的に布団を買わせるみたいな。特段面白いと思っていない私も続編を観ているワケですから、まんまと欲しくもない布団を買わされている気分です。 【目隠シスト】さん [DVD(吹替)] 5点(2017-04-30 21:43:37) (良:1票) |
2.よくあるジュブナイル系近未来サバイバルアクションの王道映画の前作を観て期待してたんですが、期待どおりで満足です。ほんとよくある感じで、安心して観れます。これ。荒廃した近未来ならゾンビ的な何かも出るよね。やっぱ。世界観が広がったぶん、今回は前作よりさらに金がかかってます。しかも、逃避行の経路も、砂漠の廃墟、廃墟のビルの中、地下通路など多彩になり、テンポもよくて、逃避行につぐ逃避行で、息つぐ暇もないほどで、悪役もわかりやすく典型的だし、完全に予定通りの展開ですが、最後まで全く飽きませんでした。てゆーか、世界の仕組みがわかったぶん、前作より面白く感じました。ストーリー的には特に新鮮ではないですが、この映画に関してはそこが好きなのかも。次回作に完全に続く感じですが、次回作も期待してます。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 10点(2016-08-24 02:42:07) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 このシリーズすごく好きですね〜。いや面白い。ひたすら娯楽に徹しているのが潔いです。 全編にわたって逃走劇が繰り広げられるのですが、映像的にもよくできてるしハラハラさせられる。 勿論、前作には劣る印象ですが、3部作の中の2作目というのは何かと難しいもの。本作はよく健闘していると思います。 砂漠と廃墟の街。荒廃した世界。SF好きなら好きなヴィジュアルです。 ゾンビ映画の焼きましと言われてしまえばそれまでですが、良く出来てるので素直に楽しみましょう。 3作目はどんなスタイルになるのだろう?裏切った彼女とはどんな末路に?気になります。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-03-18 22:55:29) (良:1票) |