4.素材はいいのに料理を失敗した残念な例。 【TERU】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2024-03-08 21:27:24) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 率直に、題材自体は非常に興味深いし、実話としても観る価値の十二分な貴重な話だと思う。しかし、実際の彼らの活動と言うのは映画の素材としてはかなり地味で、それだけでは正直(量的にも質的にも)2時間の作品を成立させるだけのモノではないと感じる。そこを、豪華俳優陣を投入して人間ドラマで厚み付けしようとしているのだろうが、その部分の出来がこれまた非常に月並、かつ取って付けで、全く面白くないしハッキリ言ってどーでもいい。結論、映画としては到底高評価のしようが無い出来映えかと。 しかし、そうは言っても彼らの理念とか、例えば、戦争という極限の中で人命と自らの任務の狭間で苦悩・苦労する様子などには結構共感できるのですよね。人の命も、芸術・文化も、どちらもそれぞれ非常に尊くて、そして唯一無二だ、ということなどには、心から同意できるワケだし。普通の劇映画ではなく、もう少し工夫した別のフォーマットに乗せた方が良かったかも知れない。 【Yuki2Invy】さん [映画館(字幕)] 4点(2019-11-20 21:36:34) |
《改行表示》 2.おそらく一級の素材だと思うのですが、ものすごく安っぽい。戦場に出ること自体が初めてのはずの老いた登場人物たちが、なぜか余裕をかまして小賢しいジョークを連発するばかり。そこに若干の悲劇をまぶして一丁上がり、という感じです。もっとハリウッドお得意の盛大な脚色をして、追いつ追われつ、取り戻せるか燃やされるかという緊張感のあるドラマを見たかった気がします。 それと、幸か不幸か軍隊が身近ではない日本人の感覚かもしれませんが、民間の学者や芸術家や評論家に過ぎない面々が、次の瞬間には当たり前のような顔をして軍服を着て登場するあたり、すごく違和感があります。そこに葛藤はなかったのかと。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2019-05-31 22:21:59) |
1.《ネタバレ》 美術品に命を賭す価値があるのかがテーマであったように思う。で、この作品の出した答えは命を賭す価値があるということであるが、個人的見解では命を賭す価値はないと思う。確かに命を賭して守った人達がいるから後世に伝えられた美術品もたくさんあるのであろうが、やはり、その時々を懸命に生きる命の方が美術品より重みがあると思うのです。これぞまさしく価値観のずれですね。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-01-04 23:35:20) |