6.《ネタバレ》 一番熱中させられた、前半の羽生の人生を辿る部分が、映画ではささっと流されてしまい残念だった。 凍傷で指を切断しているような描写もないし、尺の都合なのか、 高山病や酸素ボンベについての詳しい説明もない。 この男達がやろうとしていることの凄さは、この映画じゃ伝わらないと思う。 【田中一夫】さん [映画館(邦画)] 4点(2016-07-17 07:08:39) (良:2票) |
5.《ネタバレ》 「そこに山があるからだ」。有名な登山家が残した言葉としては知っていましたが、本作でカメラが見つかったマロリーさんがその人なのですね。おそらくテーマはその言葉の検証だったと思います。あいつ(=阿部寛)は「俺がいるからだ」と言ってたけど意味合いは同じだと思う。誰もやったことの無いことが目の前にあり、出来るかも知れない自分がいる。そんな時(特に♂は)脳内にアドレナリンが噴出して、人間らしい生活を送るうえでの優先事項が滅茶苦茶になるみたいです。 で、そのテーマ性は分かるのですが本作のストーリーには頷けない部分が多かった。山に挑戦するのは個人の自由ですが、深町(=岡田准一)まで飲み込まれる理由がよく分からない。日本のカフェで若いクライマーたちに突っかかる描写などはただのキ〇ガイです。山にアタックすることの意義を真面目に突き詰めたかったのでしょうけど、それに陶酔した奴らのマスターベーションを見せられた気分でした。日本に彼女を残し、現地に奥さんと子供を作っても危険へ挑む。その内面をもう少し厚く見せて欲しかったです。 原作は未読ですが、おそらく本作は咀嚼できていない。読みたくなりました。 【2018/3/25追記】原作読みました。本作がカバーしていない部分がいかに多いかがよく分かりました。深町が山に挑む意義が生の意義に重ねられていて、そこに感銘を受けました。本作では表現できていない部分ですね。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2018-01-17 23:46:45) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 原作小説が大好きなので、期待を込めて観賞。
絶対に二時間で纏めるのは無理だろうと思っていただけに、ちゃんと物語を完結させている事に感心半分(やっぱりダイジェスト感は否めないなぁ……)と落胆半分、といった感じでしたね。
結構な尺が必要となるであろう「マロリーのカメラ争奪戦」の件を思い切って省略したのは正解だと思うし「鬼スラへの挑戦」「岸との別離」「グランドジョラスからの生還」と、羽生丈二というキャラクターを語る上では外せない場面を映像化してくれた事は、素直に嬉しかったです。 それでも、どうしても「あれも見たかった」「これも見たかった」というモヤモヤが残ってしまうのだから、全く以て困り物。 折角モノローグを多用して小説の文章そのまま再現する演出をやっているのだから「きしよう」や「地球を踏んだ」などの言葉も、心の声として聞かせて欲しかったなと、ついつい思ってしまいました。
主演の岡田准一と阿部寛は熱演されており、特に後者の存在感はお見事でしたね。 凍死した羽生の「死体」をここまで迫力込めて演じられる人は、ちょっと他にはいないかもと感じるくらい。 ライバルである長谷の扱いが軽い事も含め、どうしても原作に比べると羽生に関する描写は薄くなってしまっていたのですが、それでも「これは間違いなく羽生丈二だ」と思えたのは、役者さんの力が大きかった気がします。
中でも、遭難しかけた深町を羽生が助けるシーンは凄く良くて、ここが本作の白眉であるように感じました。 ちょっと原作に比べるとエキセントリック過ぎるというか「羽生の魂を継ぐ者」として、野性味溢れて描写されていた深町であっただけに「もういい、もうやめてくれ……」と弱々しく呟き、自分を見捨てるよう訴えかける姿が、一際胸に迫るものがあったのですよね。 その後に「最初から羽生は最も困難なルートを登るつもりだった」と明かされる展開についても、良かったと思います。 正直、原作と異なる部分に関しては不満も多かったりしたのですが、ここの流れは原作よりも好み。
最後も深町の生還というハッピーエンドで〆てくれる為、後味も悪くなかったですね。 久々に本棚から「神々の山嶺」を取り出して、蜂蜜を溶かした紅茶片手に、ゆっくりと読み耽りたくなりました。 【ゆき】さん [DVD(邦画)] 5点(2017-04-11 18:14:38) (良:1票) |
3.原作からいろいろ端折られ、未読の人は話の展開などついていけなさそう。 ただ、阿部寛の羽生は自分は合っていたと思うのでそこは良かった。 【miso】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2017-04-05 15:35:47) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 ひとまず、最後までは鑑賞できました(笑) 途中で鑑賞に耐えれないモノはいっぱいあるのでそこはまず評価できるかと。しかし、全般的に短絡的かつ都合が良い描写が満載で観ていて恥ずかしいw まずカメラのお話しから結構ハテナで無茶やww で観終って、結局何が言いたかったんだこれは、と。エヴェレスト登頂の厳しさ? そんなの誰でも分かるよ(苦笑) なにかいろいろ残念でアリマシタハイ 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 1点(2016-10-07 10:08:36) (笑:1票) |
1.悪評を聞き、どんなもんかと鑑賞..見事なダメダメ映画..恐れ入りました、、期待どおり! 観る価値なし!! (阿部寛 も 岡田准一 も出る映画選ぼうよ..) 小説感まるだしの展開、シーン、が散在し..映像で観るには不向きなストーリー..(脚本、演出が下手すぎ..) 途中から、登場人物達のやってることが意味不明..説得力 ゼロ、共感 ゼロ、何を伝えたいのか..理解不能..ラストに至っては、バカバカしくて観てられない.. 監督、高度順応はしなくていいのか?(素人でも気がつくぞ! 科学に弱い文系の監督が創った荒唐無稽なファンタジー映画) エベレスト登頂を ナメんじゃねーぇ!! 金返せー! バカヤロー!!! 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 0点(2016-10-03 23:07:19) (笑:1票) |