6.《ネタバレ》 皆さん割と高評価だったので期待しすぎたのか、残念ながら私はそれほどのりきれずでした。やはり、ドニーがボクサーへの道を選ぶことの動機にいまいち説得力がなかったです。彼が見もしなかった父親に対する何らかの思いを募らせるエピソードが、一つは必要だったかと。あと、音楽はいかにも現代の若者向け(しかも特にアフリカ系アメリカ人向けか?)風で、オールドファンの私には違和感大でした。 それでも久しぶりにロッキー(決してスタローンではない)に会えたことはうれしかったですね。 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-01-15 22:09:35) (良:2票) |
5.《ネタバレ》 パート1をなぞるようなストーリーは悪くない。 ファイトシーンもレベルが高く、決して悪い映画ではないのにそれほど心に響いてこない…なぜか? それは結局、主人公に感情移入しきれなかったから。 パート1が名作なのは、負け犬が成功を掴む話だったからで、成功者がYouTube観て悶々とする自分の気持ちを晴らしても「グッ」とこないのは当然か。 演技はともかく、スタローン演じる年老いたロッキーは、十分に観る価値があった。 ただ、ラストのフィラデルフィア美術館、ロッキーステップのシーン。 映画の中でロッキーが老いたことは十分に伝わってるんだから、あそこまでヨボヨボに描いてほしくなかったなぁ。 【チャップリ君】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-01-05 10:23:57) (良:2票) |
4.「ロッキー」を含む過去6作品すべて見ています。当然この映画にも興味津々でした。シリーズ物はなんでもそうですが、ある程度過去作を見ていないと、理解できない部分が出てきます。この映画もそうだと思います。なかでも、この映画の肝とでもいうべき”クリード”という名前の重さは、本作だけで感じ取れるものでしょうか?それに主人公が戦いたがる理由が、霞んでしまっています。ボクシングは過酷なスポーツです。なぜ傷ついても戦うのか、この理由をもっとはっきりさせた映画になっていれば、もっと楽しめたんではないでしょうか。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-12-28 17:02:24) (良:2票) |
3.《ネタバレ》 ロッキーシリーズの新作かと間違った予想で観てしまった。これはロッキー新章でなく、主人公はドニーなのだね。ロッキーはセコンドとして脇に退いているけど、でも画面に映ったときの吸引力はさすがにスターです。年をとった武骨な優しさに渋みも加わっての存在感は、どうしても若武者を食ってしまうオーラがありました。 新世代の若きチャンプの人生を新たに織り成そうという意気込みはわかります。でも、ロッキーの若い頃と比べるのは酷でしょうが、人生=ボクシングへの熱量、画面からあふれ出る生活のリアルといった話の厚みがかの名作よりぐっと劣ります。だってさあ、ドニーはかっこいいもん。しゅっと引き締まった筋肉美、賢そうな顔つき。ガールフレンドは美人の歌姫、何不自由のない養母宅での育ち。どこにも客が共感し得るハングリー要因が見当たらんのですよ。イタリアの種馬ロッキー・バルボアの野暮ったさ、不器用さを愛したファンにはぴんと来ない造型の主人公なのでした。 ワタシがどっと落涙した場面はドニーがなんとか敗けずに試合をやり遂げたシーンではなく、ロッキーがフィラデルフィア美術館の階段をやっと登りきり「誰か階段を足したな」と冗談をとばすラスト。ああ一緒に年をとったんだなあとしみじみし、心から老ロッキーに労わりと感謝の念を覚えましたよ。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-07-29 21:24:13) (良:1票) |
2.ご指摘されている方もおられる様に、何故学も社会的地位も職も金もあるのにそんなにもボクサーに固執するのかがよく分かりませんでしたね。当方、格闘技観戦が趣味ですが楽しみにしていた世界戦がダイジェスト的にさっさと終わる事、相手と体格が全然マッチしていない事(階級あってるのかな?)、12R戦い抜いた割には顔がキレイすぎるのも若干気になるところでした(ボロ雑巾だったロッキーの方が臨場感あったよ!)。 救いになったのは老ぼれロッキーの存在です。絵になるレジェンドは登場するだけで何かホッとさせる様な、温かで強烈な力を感じました。スタローンは味のある良い役者さんになったのですね…。あとアドニスは良い奴なんだろうけど、いくら何でも沸点低過ぎでしょ。ボクサーが素人相手に喧嘩とか演出にしてもやり過ぎですよ。 【Kの紅茶】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-01-31 17:26:43) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 ボクシング界からプロを呼んだだけあって試合シーンは迫力があるし、きっちりとトレーニングを積みボクサーらしい身体を作り上げ俊敏な動きを見せたマイケル・B・ジョーダンは凄く立派だった。スピードボールを叩くシーンなんかもリズム感があって下手なボクサーよりセンスを感じる。表にクリード裏にはジョンソンの星条旗のトランクス、不屈の闘志を見せあの音楽とともに立ち上がるシーンはグッときたな。試合には負けたが親の七光りと言われ続けていたアドニスは己との戦いには勝ったのもロッキー的で悪くはなかった。 ただ、父を知らずに育ち母も他界し少年時代は不遇な人生だったかもしれないが、その後は何不自由なく暮らし成功者然としていた現代っ子のアドニスにはあまりノレなかったな。素行不良のチャンピオンが話題作りに元チャンプの息子と戦うにしても場所がリヴァプールってのも意味不明だった。ロッキーの周囲の人間は毎回誰かしら消えていて、今回はポーリーは亡くなってるし仲直りした息子も写真と説明でスルーされたのも残念だった。いくら盟友の息子が現れたとはいえロッキーの人生がこうなるのは寂しい気がする。ロッキー外伝のアポロの息子クリードの物語としてはいいのかな。まあ、ロッキーはファイナルで完結したと思っているので今回のこのお話はファンへのボーナス・トラックのようなもんかな。すっかりミッキーの役回りが似合うようになった年老いたロッキーは感慨深いものがありました。ロッキーはスタローンの役者人生の投影のような存在だし現在進行形の69歳が見えた気がしますね。ガンまで行っちゃったのならもうロッキーは休ませてください。ロッキーなら不屈の闘志で絶対に打ち勝つでしょうけどね。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-12-26 22:45:29) (良:1票) |