1.《ネタバレ》 いい映画だな~。2時間まったく飽きさせない。主人公の爺さんが頑なに店を売ろうとしないのはなぜか? 出稼ぎ労働者を笑う高校生に激怒したのはなぜか? 朝鮮戦争から始まる激動の人生を振り返ると、その答えが明らかになる。小ネタはヒュンダイ以外さっぱり分からなかったけど、本筋とは関係ないんで大丈夫だろう。日本の戦後といえば「ALWAYS 三丁目の夕日」で描かれた通り、明日は今日よりきっと良くなるとみんなが信じられた時代だった。これに対し、韓国の同時代はやや厳しい。戦争は終わったわけではないし、経済もまだまだ弱い。特にドクスはドイツ、ベトナムにおいて立て続けに苦難を味わう。だからこそ彼の言葉が身に染みた。「何も起こらないことが、もちろん一番いいだろう。でも、その苦痛を味わったのが子供たちじゃなく僕たちで本当によかったと思う」 当然、現代は現代なりの苦しみがある。が、少なくとも爆弾が降ってくるようなことはない。このありがたみは忘れちゃいけない。そしてついに訪れる妹との再会。あんなの反則だわ。ええ、泣きましたとも。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-09-08 19:33:21) (良:1票) |