《改行表示》 6.IMAX3Dにて鑑賞。 世間的に評判の悪い『マン・オブ・スティール』の大ファンである私としては、ザック・スナイダーが続投する本作も期待いっぱいで鑑賞したのですが、本作は「期待を上回る大傑作!」というわけにはいきませんでした。ザック・スナイダーの手腕をもってしても、あまりにポテンシャルの違いすぎるスーパーマンとバットマンを無理なく共演させることは難しかった様子であり、各々のヒーローの良い部分を出せないまま終わってしまったという印象です。 スーパーマン対バットマンとくれば、盆対正月のやけくそみたいな大バトルを期待するところですが、中盤はチンタラと腹の探り合いをして、あまり見せ場がありません。ようやく見せ場が始まったかと思っても、実は夢でしたというオチがついたりと、この企画に期待されるだけの熱量がありません。 そもそも、両者は活躍の場が異なります。大空を自由に飛び回るスーパーマンに対して、暗闇を駆け回るバットマン。本作では主人公であるバットマンに合わせて舞台となるのはもっぱら夜であり、スーパーマンは完全に割を食っています。爽快感が皆無なのです。人助けをする場面はあるものの、これがまさかのダイジェスト処理。スーパーマンの雄姿については『マン・オブ・スティール』を参照してねという姿勢で作られているようです。また、クラークがうじうじと悩む様は『スーパーマン・リターンズ』以来の定番ですが、望まぬ能力とどう向き合うかというテーマが明確だった前作と比較すると、今回は一体何に悩んでいるのかがよく分からないので困ったものです。彼のドラマのハイライトは公聴会に出席したところだと思うのですが、何らの意見も表明しないままこれが中断したため、彼の考えは分からず仕舞いです。 バットマンはバットマンで、なぜあそこまでスーパーマンに執着するのかがイマイチ伝わってきません。ゾッド将軍戦で破壊されるメトロポリスに居合わせたことで(なんと、ゴッサムシティとメトロポリスは隣町であることが判明)スーパーマンのパワーの危険性を身をもって知ったとはいえ、まともにやりあえば到底勝てるはずのないスーパーマン打倒に命をかけようとした理由がよく分からないのです。さらには、スーパーマンとの和解にも唐突感があり、総じてドラマがうまく回っていません。クリストファー・ノーランが脚本から外れてしまうと、作品の質がここまで落ちるものかと驚かされました。 そんな中で良いところを持って行ったのが、ワンダーウーマンでした。登場場面の絶妙なタイミング、それまで重苦しかったBGMが突如民族音楽風の派手な音楽に切り替わり、千両役者登場!という空気を盛り上げます。彼女が思いの外強かったことも爽快感に繋がっており、これぞヒーロー映画という醍醐味を味わわせてくれます。彼女が出るのであればジャスティスリーグは安泰ではないか、そう思わせるほどの存在感でした。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-03-26 01:05:24) (良:2票) |
《改行表示》 5.ストーリーだけみれば特に複雑じゃないのに、実際に映画で観ると非常に雑然としていてわかりづらい映画。 なんでもカットされた30分を追加した版があり、そちらを観ると話がよくわかるそうなんですが、そもそもこれだけ単純な話なら2時間30分でも長すぎるでしょ。 いらない枝葉のような部分を整理して普通に撮ればいいだけなのに、監督の悪い部分が全開。 前作、マンオブスティールのときはもっとシンプルで普通だったと思うんですが、シリーズという事で悪い面が出ちゃったんでしょうか。 そもそもお祭り的娯楽作品のわりに基調が暗いんですよ。音楽でいえばマイナーコードで作られたような。 DCのこのシリーズ、このあとの各作品も微妙なのばかりで、ワーナーが力を入れてるシリーズのわりにイマイチなのがねぇ。 【あばれて万歳】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-08-28 00:24:47) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 後半、巨大生物の出現以降、バットマンは物陰から戦いを見守ったりワイヤーで逃げるだけで、ほとんど何もしてなくて笑ってしまった。前半の緑の石に関する描写が冗長だった。この点、ちょっと編集に難があるように感じた。一緒に行った人は前半で眠りに落ちてエンドロールまで寝てた。 【馬】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-04-24 00:48:40) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 これは何とも評価が難しい。アベンジャーズとは正反対な暗く重い映画。あまりにもパッパラパーなアベンジャーズよりは余程好感が持てる。が、それも度を越すと人にお薦めもしかねる、そう言う作品。ザック・スナイダー監督はウォッチメンはあれだけ素晴らしかったのに何故最近の作品はこうもシャープさに欠けるんだろうか?ただ、表立って批判されたらたぶん私はかばうと思う。悪い映画ではない。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-04-02 22:30:12) (良:1票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 マンオブスティールを見てから行った方がいいという意見があったので それに従ってから行きましたが、確かに過去作のキャラが絡んでくる部分で 置いてきぼりにされないためには、その方が良かったです。 実際、まったく予備知識無しではちょっと辛いかもしれません、 バットマン対スーパーマン、どちらが勝つか!?なんて煽りにつられて 軽い気持ちで行った日にゃ、エンターテイメント性が微妙で 低い点数付けたい気持にもなりそうです。 でも寝なかったですよ、画面が派手で楽しかったし、もう一度DVD出たら見たいかなあって感じです。 キャラクターは皆良かった、ルーサーがいかにもソーシャル系社長な感じだったし アルフレッドが一番キャラ変わってびっくりしたけど、でもこういうのもありかなって感じで格好良かったです。 アフレックはもっとバットマン見てみたいなーって思わせてくれたし、単独で続編作ってよと思いました。 あと、和解した理由である母親の名前が一緒というのが安易過ぎる という意見もありますが、私はそこまで安易とは思いませんでした。 あそこで、名前が同じ→自分の母親がもし生きていたら、 とよぎったら、助けるっきゃないと身体が動いてしまってもおかしくない。 いや、子供の頃は助けることはできなかったが、今助ける力が自分にあるなら、 と補完すれば、いつのまにかクラークの母は自分の母に被って見えて 助けることの強い理由・動機になるはずです。 いいところは一杯あったのですが、散漫としていて分かり辛いストーリーだったというのは否めません。 エンターテイメントですが一般受けは難しいでしょう、 個人的には面白かったけど、置いてきぼりになる人もいるはずです。 【みことtea】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-03-30 22:51:47) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 大成功しているマーベルのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の向こうを張りDCエクステンディッド・ユニバース(DCEU)としてDCコミックスの看板二人の対決が映像化。次元の違いすぎる二人なのでスーパーマンのデコピンでバットマン死にそうだなと思ってたら、お約束のクリプトナイトを持ってきてスーパーマンの手加減もあってかそれなりに勝負になってましたね。それぞれの正義の解釈に違いがあり、二人を手玉に取るレックス・ルーサーの策略もあってぶつかる事になるものの、公聴会の自爆テロでその気持ちに確信した狂気を秘めた正義のバットマンのズレた逆恨みにしか見えなかったな。スーパーマンの力は悪を呼ぶし悪に転んだ場合の脅威を考えると、という解釈も分からないでもないけどね。その憤慨した矛を収めるのが母親の名前が共通だったってだけなのもイマイチ解せなかった。まあ「俺に任せろ!」と真正面から突っ込んでいってフルボッコにするバットマンには笑いましたが。 スーパーマンは悩める青年でもいいけど終盤に見せたバットマンとの軽い掛け合いみたいなのが出来る明るいスーパーマンが観たいですわ。「マン・オブ・スティール」に続いてイマイチな感じ。 今回一番良かったのは気品とセクシーさを兼ね備えるガル・ガドット演じるワンダーウーマンが出てきた時ですね。2大ヒーローに入っても負けないくらい華があって存在感もあるので今後に期待です。逆に途中で顔見せ程度に各ヒーローが出てきていた中でフラッシュは良いとして、敵が来たと思って穴から出てきたウツボや水中でコントしてるオッサン芸人にしか見えなかったアクアマンは微妙な見た目でしたが単独映画版は心配だなぁ。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-03-27 23:44:29) (良:1票) |