13.《ネタバレ》 庵野さんらしくカット割りが早すぎ、かつ早口で、情報量が多すぎるので疲れます。それを理解しようとするので、集中するし引き込まれるんですが反面疲れる。まぁ良くも悪くも、定番のゴジラモノです。でも、過去作と違ってゴジラが何をしたかったのか全くわからん。そこが一番の問題ですね。細部はよく練ってるくせに、本筋が通っておらず何が言いたいのかようわからん映画でした。映画としては悪くないが、モヤモヤするなぁ・・・ 【Keytus】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-05-22 01:14:59) |
12.《ネタバレ》 邦画実写の大作でここまで監督の作家性をスパークさせられているのが素直にスゴイ。エヴァの音楽まで鳴っちゃうし、リアリティを追求していた前半と比べると後半のやったれ感とか石原さとみのふざけたキャラとか色々あったけど、なんだかんだ120分楽しめてしまったのでOK! 【けんじマン】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2017-05-08 19:41:58) |
11.《ネタバレ》 リアルだと前評判が高かったので楽しみにしておりましたが。 良くも悪くもアニメ原作の無いアニメをそのまま実写でやっただけの印象ですかね。 昔のガイナックスはもとよりサンライズなどによく見られるような 宇宙系のロボット系アニメなどの演出を先の大震災の時の政府の対応を参考に 焼き直ししただけの印象。あまり意味のない説明不要の専門用語の羅列、かつ展開を早くして 見て居る者が理解しているかどうかは関係なく話は進むが、それで話が破綻まで行かないのは ある意味たいした物で、その辺り過去の作品作りの手法がいかされているとは思う物の 内容的には実写だから評価されたような物で全く同じ内容をアニメでやってたら、 目新しさはなく、たいして見向きされなかった作品になっていた事でしょう。
庵野さんは特撮をやりたかったのでしょうか。新劇場版ヱヴァンゲリヲンQの時も 関連で「巨神兵東京に現わる」なんて特撮をやって特撮展を開くぐらいですから。 しかし、ゴジラに壊された家の内部の動き、車の動き、体当たりした電車の動きが 物理的動きでいうとリアル感がまるでない。逆に映像がリアルになっているだけに違和感がある。 違和感を無くしたければフルCGで作ればいい、特撮と言うジャンルなのだから 多少の違和感があって良いと言う考えもあるのかもしれないが。 特撮マニアではない自分には、その辺のさじ加減や有り難みが良く理解出来ず 少しチープに見えてしまうかな。
内容的にも、この国の仕組みやあり方自体はある意味リアルだったとしても 展開やシナリオにはまるでリアル感は無く。 皆さんに酷評されている石原さとみさんがある意味可哀想に思えてしまう。 またゴジラにそれをやられちゃったら日本や世界が終わると言うような話しがなく ゴジラの行動に山場がないのでゴジラの行動、展開にまるで緊迫感が足りない。 ゴジラとの戦いと言うよりアメリカに核を使わせない為の話に終わっていて全く面白く無い。 政治的な内容部分を削って全く倒せないゴジラvs人類の知力の話にしてくれた方が 面白そうに思えて残念。凝固剤の投入方法も、都合良く横倒しになったゴジラの口に ポンプ車で直入れって…よくゴジラ君がおとなしく飲んでくれましたね(笑)
まぁ少し酷評しましたが私は過去のゴジラなども好みではないので、それと比べれば 何倍も面白かったし見やすかった… しかしそれでも庵野さんにはもっと凄い事をやって欲しかったと言う願望がある。 いつものように期待だけが高まって、いつものように肩すかしを食らう感じですかね(笑) それでも今までの日本にない物を生み出し続けようと言う姿勢の庵野さんだからこそ、 裏切られてもまた期待してしまうのですが、逆に言うと日本の他のクリエイターは 何をしているのかと問いたい気もする。続編も睨んだ終わり方だったので 今度は政治の話だけでなく緊迫感で手に汗握るような物が見たいなぁ。 【デミトリ】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-04-11 09:06:02) |
10.《ネタバレ》 想定外の事態に直面した時、政府機構はどの程頼りにできるのか、この映画に描かれた様に、対応会議の場が官僚的議論で紛糾し、進捗せず何も決定できないのは江戸時代の黒船来航で何も決断せず、判断留保の先延ばし策に逃げた幕府官僚以来、日本人に本来備わってるひとつの特性なのかも、良く言えば何事にも慎重。攻撃行動に移行すべきという意見が出ると、直ぐにそれを否定する消極的対応を推す意見が優勢になり、とどの詰まり、何もせず被害の傷口を拡大させてしまうという事態。
この映画は3.11、東日本大震災の記憶を生々しく思い起こさせる描写がかなり明確に意図されている。上陸したゴジラの破壊力と、その後の街の惨状は津波の時のソレだし、福島第一原発事故で、炉心溶融の懸念から決死の注水作業は、ゴジラの口に注水する場面に転化される。ゴジラが火を吹くのは初代からのものだが、強力なレザー光線状のもので無人攻撃機を薙ぎ払うシーンは、ナウシカに出てくる巨神兵に酷似。一旦、暴発すると手に負えない物の象徴として、ゴジラは反原発思想のアイコンでもあるのだろう。
アレのエネルギー源は何なんだという話になると、まさか核分裂?という天才的ひらめきの発想する者がいたりするが、普通巨大な爬虫類を観て、核分裂など考える人は相当頭がイカれていると思う。変態途上の初期段階のゴジラの様態・造形がちょっと残念。ぬいぐるみに付いてる様な、チープな人工物でしかない、ビックリまん丸お目々が特に酷い。生き物をそれらしくするには何よりお目々の表現が大事、でないと巨大生物の怖ろしさや、生命感を少しも感じないので、最終形態はなかなかの出来。 【DADA】さん [インターネット(邦画)] 6点(2017-03-28 19:49:28) |
9.機内にて鑑賞。リアルな描写との評判に期待値も高かったけど、政府のゴジラ対応の間抜けさがわざとらしくてちょっと残念。非常事態の切迫感がイマイチ伝わってこない。どっぷり浸かってしまった平時に戦時を想定するとこんな映画になるのかな? 【ProPace】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2017-02-23 20:32:43) |
8.《ネタバレ》 テロップが一つも読めませんでした。 【osamurai】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-09-13 01:35:14) |
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7.《ネタバレ》 久々のゴジラは想像以上の迫力で、映画館で見て本当によかった。一番インパクトがあったのは、正体不明生物が上陸して、最初に全体を晒すシーンで現れる、目玉ギョロギョロの珍獣。その前のヒレや尻尾のチラ見せで煽られていただけに、その瞬間は「え・・・これ・・・何?」とこっちも目をまん丸に(あと、石原さとみの初登場シーンもみんな口あんぐりだったかも)。いい意味で期待を裏切られつつも、その後の使徒ばりの変態過程はお見事で、あの珍獣がちゃんとゴジラになって、最後に火を噴くまでの変態過程を見られただけでも満足でした。一方のドラマパートの会議室描写はお見事で、ベテラン俳優のみなさんのとぼけた演技が最高です。ただ、後半のゴジラ凍結作戦は残念ながら乗り切れず・・・。なんというか世界に見捨てられた日本人がその智恵と組織を総動員して反撃っっていつの映画なのかと(しかもアメリカ特使まで「日系人」という設定)。そもそもあれだけ会議シーンがあるのに、それはすべて日本人どうしの会議。21世紀にもなって、もう一つの会議(=国際会議)が全く出てこないという、この閉じた世界観(1984年版にはあったよね)。一方には震災や原発の災厄が明らかに描かれているのに、その先に開かれるのは、細かく描写された自衛隊兵器や新幹線特攻とか在来線爆弾とかも含めたガラパゴスなオタク日本の逆襲。こうゆうストーリーにアガるのは理解できるけれども、これに熱狂していていいのだろうかという不安をどうにもぬぐうことはできませんでした。 【ころりさん】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-09-09 15:45:38) (良:3票) |
6.《ネタバレ》 全体的に、真面目に作っており、ゴジラの恐怖感も出て、よい映画ではあるが、バランスが悪い、政治色が強すぎる。もう少し、市民の勇気を示すドラマがほしい。大統領候補を目指す石原さとみは無理がある。最後のエンドロールのゴジラ交響曲はずばらしかったので、ゴジラが迫る場面で、心底、震える恐ろしさを曲を利用して、描いてほしい気がした。初めに出たゴジラの姿はデザインが幼稚すぎる。科学説明も中学生位にも判るくらい簡単化が必要。後半から最後にかけて、エヴァンゲリオン風となって本来のゴジラの本道(人類の軽率な行動に対する警鐘)から、外れていってないか。 ◆ ◆ ◆「ゴジラ映画」の真の本質を描くなら、【原発】を襲うゴジラ(真の恐怖:人間側の攻撃が限定)を描くこと。 ◆日本の最大の弱点【原発】への攻撃、その対応を次のゴジラ映画に期待したい。 ◆ ◆ 【cogito】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-09-04 09:12:41) |
5.《ネタバレ》 この映画そのものは良い映画だと思います。監督のこだわりも十分伝わりました。そしてゴジラに関しては、ケチのつけようがないほど最高の仕上がりでした。 その上で言わせてください。好みではないんです。どんなに名曲と言われる音楽でも、好みでないものは誰かにとっての名曲でしかないんです。この「シン・ゴジラ」も多くの方々にとっては名作なんでしょう。それは良いことだし、私だってできればそこに入りたかった。この映画を自分にとっての名作にしたかった。でも好みではなかったんです。悔しくて仕方がありません。めちゃくちゃ楽しめた人たちが羨ましいです。
では何が好みでないのか。それは喜怒哀楽。怒ったり笑ったり泣いたり。現場にも会議室にも怒号や悲鳴はなく、血や汗もない。ゴジラも人間もあまり感情的でない。めっちゃとんでもないほどの破壊活動をしてもなんかクールで冷静。まるでゴジラも人間もどっちも優等生みたい。優等生なのは別にいいけど、もうちょっと感情の起伏があったっていいじゃないですか。そこが結局好みの問題なんですね。
でもね、この映画は本当にすごい映画だし間違いなく歴史に名を残すと思いますよ。ただ・・・ただただ、好みではなかったな~・・・(^_^;)
私は『怪獣王ゴジラ』が好きなんだと、改めて知る結果と相成りましたとさ。ちゃんちゃん。 |
4.《ネタバレ》 出来が思ってた以上に庵野監督らしかったので、予告から受けた内容の想像は超えませんでしたが、なかなか楽しめました。でも個人的なピークは自衛隊初防衛シーンだったなぁ。持ちうる武器が何も効かないところ。あそこが一番良かった。以降は知ってるゴジラとかけ離れていきながらも脚本面で楽しめました。今回のゴジラのデザインと石原さとみさんの雰囲気は苦手でしたが、、、。ちなみに一緒に観に行った40後半の旦那様(特撮世代)の感想は時間返せの0点でした(笑)。 【movie海馬】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-08-21 01:23:43) |
3.《ネタバレ》 普段はほぼ邦画は観ないが、武蔵小杉の我が家が踏み潰される映像を見たくて鑑賞。期待が大きすぎたからか正直ちょっとガッカリ。政府関係者のセリフが多すぎだし音楽がショボかった。我が家は映ったのかは不明。DVDになったらコマ送りで見よう。 【kaaaz】さん [試写会(邦画)] 6点(2016-08-07 22:20:16) |
2.エバンゲリオン諸作は無知なので、要するに巨神兵の物語なのだな…と思った次第。良作だとは思うが私的には傑作には届かない。 その最たるものは絵面、つまり映画としての構図の稚拙さだった。 ゴジラパートはかなり良い、なぜならば製作者に「こういう絵を見せたい」という明らかな意図があって、それをCGで構築しているのだから観たいモノを観せて(魅せて)いただいているカタルシスを感じることができる。 だからゴジラパートのあいだはスクリーンの「あちら側」へ没頭できる。
がしかし、ドラマパートになると、それが予算の関係なのか、はたまた演出技術が未熟なのか、カッコイイ絵面を撮ろうと頑張っているのわかるが、いかんせんチープな書き割りの前で演者が芝居しているように見えてしまう。 それと石原さとみは、やっぱし無理目(笑)
PS:ちなみに本作品を鑑賞したそののち直ちにギャレス エドワードの2014年版を観直した。 ギャレス様すみません(>_<) 貴方の映画、初見よりも遥かにクオリティー高いことに改めて気づきました。 よって点数を改めます (m´・ω・`)m ゴメン… 【crushersyu】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-08-06 22:13:54) (良:2票) |
1.《ネタバレ》 ゴジラ映画でありながら、岡本喜八(写真で出演してる!)の『日本のいちばん長い日』にオマージュを捧げた作品といった印象。 ゴジラが出現したら、日本はどう対処するのかというシミュレーション映画にはなっているものの、ドラマ性が希薄。 パワーエリートがこの国を何とかしてくれたという筋書きはどうなんだろう? 体制、反体制という対立軸を知らない若い世代には抵抗がないのかもしれないけど、おじさん世代は白けるなぁ。 ゴジラはCGで描かれたらしいが、市街の破壊描写は緻密で、これまでにない映像を見せてくれるうえに、CGとは異なる実写感がある。 そういった意味では、もっと高い点をつけてもいいのかもしれないけど、ドラマがなぁ・・・ 【こんさん99】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-07-30 01:19:53) (良:1票) |