4.《ネタバレ》 ホラー映画だけど、ドラマ部分もしっかりしてるのが良い。ターゲットにされたジャネットは恐怖と睡眠不足で精神的にも肉体的にも弱っていく。周りからも気持ち悪がられて、孤立していくんだけど、家族だけはずっと味方でいてくれた。そして死を予感しながらも戦うウォーレン夫妻。この二つの感動ポイントが交わっていく。監視カメラがとらえた意外な映像で、先が読めなくなるなど、展開の仕方も面白い。「霊的なものを感じない」と伏線を張っていたのもこのためだ。最後の方はパニック映画に近い感じだけど、これはこれで嫌いじゃない。難があるとすれば、悪魔の力が分かりづらいところかな。どこまでできるのか、手を下せるのか… はっきりしちゃうと怖さが低下するって面もあるのだろうか? 難しい。でも全体的にはよく出来ていると思う。濃い2時間+αだったから。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-05-24 00:33:53) (良:2票) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 前作同様、前半がとにかく怖い。ウォーレン夫妻がまだ事件にからんでいないからね。 ホラーは、ひとりのときに襲われちゃうシーンが一番怖い。子供たちだけで、しかも一人ずつ怖い思いをしていくのが見ていられない。小さいテントの中に、男の子が近づいていくシーンなんか、ほんとに怖い。・・・・ただそこから出てきた『へそ曲がり男』、アレは怖い・・のか・・? で、騒ぎが大きくなり、ウォーレン夫妻がやってきてからは、モンスター映画になってきます。 前作同様、中盤~後半にかけては怖さが緩やかに。特に今回の黒幕は霊ではなく悪魔。悪魔より霊のほうが個人的には怖い。だから悪魔の仕業だよって言われると、逆にちょっと安心しちゃう。だって、女の子が一人留守番してくるところに出てくるおじいちゃんの霊のほうが圧倒的に怖いから。まあ、そうは言っても今作のシスター風悪魔のビジュアルはなかなかでしたけど。 このシスター風の悪魔はウォーレン夫妻にとり憑いているものだとばかり思っていたので、『おじいちゃんの霊は悪魔に操られている』ってなって頭の中???に。 序盤で見ていたシスターデビルは、予知夢だったわけですね。 ・・・いや、でもシスターデビルはその予知夢のなかで自分の名前を教えちゃってるわけで・・・やっぱ本物? もうよーわからんです。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-01-03 15:48:49) (良:1票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 あくまで少女とその家族の物語であって、ウォーレン夫妻は霊や悪魔をバシバシやっつけるぜ!的なポジションの方があんまり重たくならなくていいんだけどなあ。 オカルト映画としては、見せ方もうまいし怖いし面白かったんだけど、ジャネットがなぜ狙われてるのか、というポイントが曖昧、というかほぼ触れられないので消化不良な感じが拭えない。2時間以上あるんだからちゃんと押さえといて欲しかった。 それにしても、エドっていい奴だなあ。ジャネットもエドに父親を重ねて見てることがわかる演技で、グッときた。 エンドロールで気づいたんだけど、反オカルトの女性科学者?、フランカ・ポテンテじゃないか。 名前が出なかったら全然わかんなかったぞ。 チャーミングだったのに、ちょっと残念。 【roadster316】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-05-23 22:28:31) (良:1票) |
《改行表示》 1.ホラー映画としては異例の長尺ですが、名高いエンフィールド事件の史実を丁寧に拾おうとしたり、厄介な能力に悩まされる次女とロレインの交流を描いたりと、映画としての完成度を高めることに多くの時間が使われており、なかなか奥行のある作品となっています。「『死霊館』でホラー映画は引退」と言っていたものの、その引退宣言を撤回してまで挑んだこの続編において、ジェームズ・ワンはフリードキンの『エクソシスト』やキューブリックの『シャイニング』をも射程に入れようとしていますが、確かにそれらの名作と並ぶほどの重厚さを持っています。 恐怖演出は、もうキレッキレ。怖い画の作り方はお手の物だし、音響などでビビらせるタイミングも絶妙です。飛び上がりそうになるほど怖い場面の連続であり、観客にもお化け屋敷を追体験させることに成功しています。ただし、悪魔云々の話になると途端に月並みになってしまうことが欠点であり、最後までお化け屋敷もので通した方がよかったと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-01-16 00:05:05) (良:1票) |