23.相当遅ればせながらだが鑑賞した。いまだに地方の映画館でもそれなりに席を埋めるのだからたいしたものだ。ちなみに新海作品に触れるのはこれが初めて。
観終わった後元ネタになってそうないくつかの映画が思い浮かんだが、それらの影響があろうと上手くまとめているのは間違いない。物語的には極端なほどのすれ違いのくり返しというラブストーリーの王道だが、この作品が見事なのはやはり若さというものの瑞々しさ、美しさを躍動感たっぷりに描いているというところだろうか。彼に、彼女に会いたい!という一心で走り続けられるエネルギーというものに羨望すら覚える。それを彩るかのような映像美。SF要素も入ったスケールの作品には美しい映像はとても映える。声優陣の演技も良かった。
もちろん突っ込みどころがない訳ではない。強引に感じられる部分だってある。だがいちいち羅列するのも野暮だとも思った。度々流れる歌がちょっとうるせえなとも思ったがこの監督はきっと落ち着いた作品にはしたくなかったのだろう。そしてきっとその狙いは間違っていない。十代の頃に観ていたらこの作品はもしかしたら宝物になっていたかもしれない。ということは多くの若い人たちの宝物になったに違いない。そういう作品がもっともっと増えたらいいと思う。青臭くても一途な想いというものは胸を熱くさせるのです。…こういうことを書いていると老けこんでいきそうなのでこれくらいに…。 【⑨】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-12-17 20:11:52) |
22. 話題になっているので見ましたが、どうも入り込めない作品でした。 世間の評判がよくても、自分が面白いと思うかどうかは別だと改めて感じました。 【海牛大夫】さん [映画館(邦画)] 5点(2016-12-13 17:27:46) (良:2票) |
21.子供の付き添い(と言うことにして)見に行った。 構造的に稚拙で突っ込み所満載の映画。絵はともかくストーリー的な完成度は低い。 記録的ヒットとは裏腹に批判が多いのも頷ける(これはヒット映画の宿命か)。
でも,この映画は私に約10年ぶりのシネマレビューを書かせた。これがこの映画の全てを物語っている。 頭の中で楽しかったなで終わる映画ではなく,自分の心の奥底でなにかが動き始める映画。 君の名は。は後者だった。自分はそういう映画がスキなんだってことが分かった。 願わくば思春期の頃に観たかった。 【煮タマゴ】さん [映画館(邦画)] 9点(2016-12-12 12:09:03) |
20.さすがの風景描写で、この作品でもとくに空の綺麗さは際立っています。 色彩や奥行きなどは映画館で観るからこそさらに映えるというもの。 ストーリーも申し分なく、さすがにトップクラスの動員数を誇るだけの見応えがあります。 まあ細かいことをいえばキリがないのですが、そこは割りきって観られるかどうかです。 現代の東京と地方の描写、人物の描写、東日本大震災を思いおこさせるシーンなど多彩で、何度かみないととても消化できるものではない。 透明感のあるRADWIMPSの音楽もこれでさらに世間に知られることになりましたが、昔から囓っていた人間にはこのクオリティーがあたりまえだといいたい。日本を代表する映画にふさわしい名作です。 【mhiro】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-12-10 14:49:24) |
19.とても面白かった! 「ただの恋愛もの(ちょっとSF風)」かと思ったら,とても緻密なストーリーに,大胆な構成力。ミステリー好きとしても,大満足でした。 情報量が多すぎて,1度目は「何でいきなり2人はお互いを好きになってるの?」と思いましたが,2度観て,時系列的にも整理できて,スッと飲み込めました。 歌の入り方も,映画ではあまり見ない演出でしたが,これもとてもよかったです。
でも,ごめん,一言だけ。 「家を出る時は,カギをかけてください!」 【プランクトン】さん [映画館(邦画)] 10点(2016-12-05 13:49:38) |
18.ラッセンの絵のような映画でした。 【ピチクン】さん [映画館(邦画)] 7点(2016-12-04 15:45:42) |
17.ちょっと期待しすぎた感がある。 音楽がちょっとこれRADWIMPSのプロモーションビデオだよなぁ、と感じた。 普通の歌が劇中のあらゆるシーンで流れるためか、それ以外の無音に近いシーンが結構目立つというか気になった。 これが将来的に毎年繰り返しで地上波放映されるかも?と想像すると、少し辛いかな?とも思う。 ただSF的矛盾だとかストーリーの破綻とかそこら辺は無視して素直に楽しむもんだとは思います。 話としてはもう一山、盛り上がりが欲しくなった、せわしない部分も多かった。 とりあえずポスト宮崎駿ではないことだけは絶対に言える。ジブリファンでもなんでもないけども。 この大ヒットが今後の新海監督にどういう影響を与えるか、複雑だ。 終盤、涙もろい乙女脳なおっさんの自分は切ねぇ甘酸っぺぇ!と涙をこらえてたのは秘密である。 【HIGEニズム】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2016-12-02 00:11:54) (良:1票) |
16.音楽と映像が大変よかったのでおまけの6点です。 BGMが素敵で、映画館でみてよかったです。 恋愛にあまり興味のない、ストーリーにこだわる映画通の方にはおススメしません。 思春期の心に戻れる大人ならおススメです。 中学生や高校生の初デートの映画鑑賞なら最適だと思います。 【まっか】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-11-27 09:23:48) |
15. なかなかおもしろかったですけど、そんなに絶賛されるほどではないかと思います。 ひとつだけ苦言を呈します。それは劇中何度もかかるJ-POPです。はじめは青春っぽさを演出しているんだろうなと思いました。歌詞も作品の世界観を表現しているような感じで、楽曲そのものもそんなに悪くはなかったです。 しかし、劇中に流れる頻度が多くて、申し訳ないですが、くどいなと感じるようになってきました。それもギターリフとかが、けたたましくて、正直うるさく、スクリーンに展開されているドラマをじっくり堪能したいのに、それが音楽によって、そがれてしまったのは事実です。ここぞというところで効果的に流してくれれば、より映像とマッチして、感動を助長してくれたのでないかと思います。でも、監督さんがこういうBGMの使い方をして、この音楽をこのタイミングで聴きなさいということで、作品を仕上げたのですから、私たちはそれを甘んじて鑑賞するしかないのです。 1人で鑑賞に来ていた隣の30代くらいの女性は、映画に感動して途中で鼻をすすりながら泣いていました。ちなみに私はシニア割引で観れるのがうれしい1950年代生まれです。最後に、音楽を提供したJ-POP楽団のファンの方たちに謝罪申し上げます。あまり評価しなくてすみませんでした。 【大通り・ヘップバーン】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-11-24 12:09:47) (良:2票) |
14.機内の映画リストにあったので鑑賞。 この映画の良さがわからないのは、もう若者じゃないからなのかも。 でも、いいや。 「時かけ」の良さはわかるから。 【MILA】さん [DVD(邦画)] 1点(2016-11-09 02:08:48) |
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13.オープニング、エンディング含め劇中挿入歌は全4曲。 その全てがここぞというタイミングで流れ出し、まるでミュージックビデオのような映像と音楽が物語の高揚感を倍加させ、感情を揺さぶってくる。 これを観たせいで単にエンドロールで流れる主題歌では満たされない身体になってしまった。 【勾玉】さん [映画館(邦画)] 9点(2016-11-08 19:20:21) |
12.息子がRADWIMPSのファンなので、音楽担当することが発表された頃から存在だけは知っていました。(1000円で観られる高校生なのに特典目当てで前売り買わされたし。)公開直前の、Mステ初出演の観覧も奇跡的に当選し、世の中の盛り上がりより少し早い段階で家庭内盛り上がりの状態。でも、お母さんは観る気はなかった。そうこうするうちに世の中があれよあれよという間に大盛り上がり、「もしかして、お母さんも観たほうがいいのか?」と思い始めたころに、「どうせ観ないよね?」と息子が一番の核心部分をまさかのネタバレ・・・。一瞬心が折れましたが、とりあえず2週間前に鑑賞してきたわけです。なんだかんだ言って、まず冒頭の楽曲で涙ですよ。そして、エンディング曲でも、頭が痛くなるくらいの号泣。細かい不整合なんて、どうでもいい。ストレートにノックアウトでした。ストーリーと楽曲が融合しすぎていて、RADWIMPSの壮大なプロモーションビデオを観てるようでした(これは、決して悪い意味ではなくて)。そんな私の様子を見て、夫が「お父さんも観た方がいいかな?」というので、一言アドバイス。「ピュアな心を全開にして行って来い!」 【おおるいこるい】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-10-20 15:12:54) (良:1票) |
11. ダメじゃダメじゃー。ネタバレは絶対ダメじゃー。
何も知らないで映画館(DVDの時期になったらDVDブレーレイ)GO!
もう絶対はずれないから。 【JF】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-10-16 10:40:14) |
10.実はこの作品「シン・ゴジラ」上映前の予告を見るまでは完全ノーマークであった。前作「言の葉の庭」をテレビで見て、印象的な画だが話のテイストはちょっと合わないかな、という印象を持っていた。◆週末のチケットがほぼ完売だったため、代休の月曜朝に鑑賞した。それでも700人の箱に半分くらいは入っている。(中高生も運動会の代休が多かったのかもしないが)◆結論、翌週の連休のレイトショーに再び見に行くことになるとは・・・。画の美しさは言うまでもない。光の変化が短い周期で変わる黄昏時や時間を早送りするときの空と町の表現などは新海監督の持ち味全開だ。◆今回、画以上に素晴らしいのが「音」の使い方が圧倒的に上手いこと。音楽は邪魔にならず、良いタイミングで歌曲が入る。歌詞も所々にキーワードがちりばめられており耳から物語を補足する。サントラ盤を買ったのだが、CDを買うのがもう何年ぶり。それほどのインパクトだった。主題歌と劇中曲は別の作家が担当するのが通例のところ、今回はRADWIMPSがすべてを担ったことで、作品全体の音が実に心地よい。◆キャストの演技も見事で、主演2人のセリフのユニゾンは鳥肌が立つほど。最初と最後、セリフを重ねることで物語の始めと終わりを表現したのは特に印象的。◆ストーリーについては多くは語らないが、原作なしのオリジナルストーリーながら、破綻せず、わかりやすくまとめ上げたと感心した。劇中で描かれる災厄で多くを考えさせ、しかしメインの話を邪魔しない、むしろ主人公を突き動かす感情の原動力とした表現は、この監督の持つ物語作りの真摯さを現している気がする。◆テレビで見ても恐らくこの作品の持つ美しさは変わらないが、是非大きいスクリーンといい音の劇場で見て欲しい作品。 【ばびぃ】さん [映画館(邦画)] 9点(2016-10-10 14:48:39) (良:1票) |
9.流行りものに噛み付いてやろうとかそんなじゃなくて普通にこの点数。歯が浮くような台詞が中二ちっくでどうしても気持ち悪かったしテンポが悪く眠くなりました。絵は相川らず綺麗でしたが年齢不詳のつるつるしたキャラクターの違和感に終始集中力を削がれます。 3・11のメタファー云々を取り沙汰すメディアもありましたが関連付けるのは無理矢理もいいところ。いつもの新海作品にしか見えなかったけど、この盛り上がりは何なのかイマイチ理解出来ません。清純派美女で巫女の女子高生とイケメンが出てくる時点でハッキリ言って気持ち悪く(書いてて気持ち悪い)誰にも感情移入出来ませんでした。 世界史に残るクラスのディザスターが起きているのに誰も何も気付かないのは流石に呆れますし、乳揉みの挿入、口噛み酒と一部マニアが大喜びしそうな表現も気持ち悪かったです。三葉が生粋のブスでもイケメンは口噛み酒を飲んだのかが最後まで気になりました(飲んだら7点を献上したい)。 まあ30歳の男が観たらこんなもんですかね。劇場にはなぜか中高年が目立ちましたが。 【Kの紅茶】さん [映画館(邦画)] 3点(2016-09-24 19:16:01) (良:2票) |
8.つっこむところはいろいろあるけども。 【センブリーヌ】さん [映画館(邦画)] 7点(2016-09-23 12:55:50) |
7.男女の入れ替わり等、今まで見たこと、読んだことがあるような要素が混在している印象です。 若い時に見たら、かなり感動していたかも。歳をとった証拠ですね。 今後の新海作品に注目したいと思います。 【tonao】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-09-19 10:57:57) |
6.新海誠監督の作品を一通り観て、自分には合わないなと思っていたが、やはりこの作品もダメだった。
なんて言うかあざとい演出が多いし、無理矢理感動させようとしてくる感じが嫌だ。 リアルな背景描写など、映像自体は綺麗で良かったのだが。 【ヴレア】さん [映画館(邦画)] 4点(2016-09-14 22:08:33) (良:1票) |
5.個人的には「そこまで大げさに騒ぎ立てるほどのモノでもない」というのが正直な印象。 涙腺が緩むようなシーンは残念ながら1秒もありませんでしたね。もっと素敵な話、もっとしっかりした話をいくらでも知ってしまっている。。。からなのかな。 終わり方のイメージをネタバレしないように表現すると、無理やりハッピーエンドにした「バタフライエフェクト」みないな感じでしょうか。 もう一つ判りやすい比較対象を挙げると、「時かけ」には遠く及ばなかったような。。。あくまで個人の印象としてですが。 制作側の意図を勝手に推測すると,「画」については,これまでの実績から,高いレベルで一定の評価を得られる確信があり,話については,「ハズレでなければよい」という方針だったのではないでしょうか. 「ハズレが少ない,総じて面白い」話と聞いて,私が想像するのは,やはりタイムリープモノです.過去に何度も遡って,バッドエンドをグッドエンドに変えようとする...みたいな.映画,アニメ,小説,ジャンルを問わず「ハズレが少ない」といった印象を持っています. 制作側はここまでのヒットは予想していなかったと思います.逆に言うと,最初に言ったように「それほど大騒ぎするほどのモノでもない」のではないでしょうか. この作品を観て、どえらい感動をしている人がいるとすると、その多くは十代とかじゃないかな。その感覚自体は、その人にとっての一生の宝物になると思うので、否定する気はありません。 また、私はアニメ大好き人間なので、こういった作品が興行的な成功を収めることによって、日本のアニメ業界活性化、従事する方々の待遇改善のきっかけになってくれるなら、それは素晴らしいことだと思います。 【マー君】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-09-13 23:51:41) (良:3票) |
4.評判が高いので見てみたのだが。。。。。。。 どこかで見たような設定で、どこかで見たような展開が続き、どこかで見たような結末を迎える。それでも二人の心理描写が普通にできていれば多少は面白かったと思うのだが、それもなく、売りである絵の美しさも単に写真を模写しているだけで、絵画としてのセンスは感じられない。結局、風景にせよ人間心理にせよ、薄っぺらな上辺だけの世界がだらだらと続くだけで、観賞中、時計が気になって仕方がなかった。 【駆けてゆく雲】さん [映画館(邦画)] 4点(2016-09-12 22:28:19) (良:1票) |