5.基本的に流行り物には何でも飛びつきたいミーハーな私ですが、本作に対しては何故か今まで食指が動かず、幸い地上波でやってくれたのでようやく観る機会を得ました。率直に言って、本作は大ヒットに見合うほどの作品ではないと思いました。どこかで読んだり観たりしたことがあるようなベタな感じのストーリーで、せいぜい良く出来た佳作の域を出ていないというか。決して面白くなかったわけではないですよ。それでもひとこと言いたくなってしまうのは、作品の質に見合わない桁外れの動員を記録してしまったが故でしょうか。日本のアニメにも、もっと優れたいい作品があるのになあと、ついつい愚痴をこぼしたくなる感じ。作品の内容よりも、どうしてこの程度の作品が大ヒットしたのかという社会現象の方を語りたくなるというか。 【すらりん】さん [地上波(邦画)] 6点(2018-01-06 13:40:18) (良:3票) |
4.個人的には「そこまで大げさに騒ぎ立てるほどのモノでもない」というのが正直な印象。 涙腺が緩むようなシーンは残念ながら1秒もありませんでしたね。もっと素敵な話、もっとしっかりした話をいくらでも知ってしまっている。。。からなのかな。 終わり方のイメージをネタバレしないように表現すると、無理やりハッピーエンドにした「バタフライエフェクト」みないな感じでしょうか。 もう一つ判りやすい比較対象を挙げると、「時かけ」には遠く及ばなかったような。。。あくまで個人の印象としてですが。 制作側の意図を勝手に推測すると,「画」については,これまでの実績から,高いレベルで一定の評価を得られる確信があり,話については,「ハズレでなければよい」という方針だったのではないでしょうか. 「ハズレが少ない,総じて面白い」話と聞いて,私が想像するのは,やはりタイムリープモノです.過去に何度も遡って,バッドエンドをグッドエンドに変えようとする...みたいな.映画,アニメ,小説,ジャンルを問わず「ハズレが少ない」といった印象を持っています. 制作側はここまでのヒットは予想していなかったと思います.逆に言うと,最初に言ったように「それほど大騒ぎするほどのモノでもない」のではないでしょうか. この作品を観て、どえらい感動をしている人がいるとすると、その多くは十代とかじゃないかな。その感覚自体は、その人にとっての一生の宝物になると思うので、否定する気はありません。 また、私はアニメ大好き人間なので、こういった作品が興行的な成功を収めることによって、日本のアニメ業界活性化、従事する方々の待遇改善のきっかけになってくれるなら、それは素晴らしいことだと思います。 【マー君】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-09-13 23:51:41) (良:3票) |
3. なかなかおもしろかったですけど、そんなに絶賛されるほどではないかと思います。 ひとつだけ苦言を呈します。それは劇中何度もかかるJ-POPです。はじめは青春っぽさを演出しているんだろうなと思いました。歌詞も作品の世界観を表現しているような感じで、楽曲そのものもそんなに悪くはなかったです。 しかし、劇中に流れる頻度が多くて、申し訳ないですが、くどいなと感じるようになってきました。それもギターリフとかが、けたたましくて、正直うるさく、スクリーンに展開されているドラマをじっくり堪能したいのに、それが音楽によって、そがれてしまったのは事実です。ここぞというところで効果的に流してくれれば、より映像とマッチして、感動を助長してくれたのでないかと思います。でも、監督さんがこういうBGMの使い方をして、この音楽をこのタイミングで聴きなさいということで、作品を仕上げたのですから、私たちはそれを甘んじて鑑賞するしかないのです。 1人で鑑賞に来ていた隣の30代くらいの女性は、映画に感動して途中で鼻をすすりながら泣いていました。ちなみに私はシニア割引で観れるのがうれしい1950年代生まれです。最後に、音楽を提供したJ-POP楽団のファンの方たちに謝罪申し上げます。あまり評価しなくてすみませんでした。 【大通り・ヘップバーン】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-11-24 12:09:47) (良:2票) |
2.遅ればせながら、やっと鑑賞
いろんな評価を目にしていたので、ハードルはかなり上がっていたが そんなに悪くは無かった 画は相変わらず美しく、話も良く出来ている
時間軸の相違があるタイムリープと入れ替わりは 私にとって初見だったのでストーリーには引き込まれた
しかし、この監督「秒速・・・」の時にも思ったが 背景に夢中になりすぎてないだろうか?
話は悪くないのに、合間に入る、大事な間を作る場面での 微速度映像やフォーカスの移動などの実写気取り 執拗に繰り返す低位置でのドアが開くシーンなど これみよがしに見せ付けられると、実写で撮れよ! との思いが映画への没入感を阻害する
ここまでアニメーションならではの良さを生かさない構成は すごく鼻につくので、総合的に評価を下げざるをえない
なぜこれほど当たったのかは解らないが 次作は余裕で製作可能だろうから もう少し、アニメならではの広がりのある画と話を見せてほしい 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 6点(2018-09-25 17:11:18) (良:1票) |
1.真っ先の感想は「想像していたよりずっとオタク臭かった」ってこと。演出も台詞回しもキャラ造形も見慣れたアニメ紋切り型。しかしアニメの人気作品って「この作品はオタク向けじゃなくて老若男女の観賞に耐えうる!」みたいな風評が流れることがあり、この作品もそうだっただけに「へえ、オタクっぽくないんだ~」と期待を持って観た私がバカだったのかもしれない。 ストーリーはといえば、男女入れ替わり、彗星隕石類の衝突、いつか出会える幻の恋人って全部すでにあるものばかり。それはいいとしても詰めこみすぎて、視点がぼやけ、納得できない感が残留している。田舎少女が都会(のイケメン)に憧れるところなのか、男女が入れ替わるところなのか、危機的災害が近づいてきているところなのか、どこが物語の立ち上がり部分か分からないため、作品全体の輪郭が不明瞭になっている。そんなだから、主人公二人の関係も、恋愛というより、超能力仲間(同族意識)、地球防衛の同志といったような印象を受ける。 ともあれ一番気になったのは、この作品、及びこの監督が一番表現したかった強いものが何か、どこか分からなかったことだ。これが既述のオタク的紋切り型と、詰め合わせのどれが発端か分からないストーリー、主人公ふたりの関係の不明瞭さに対する総合的感想になる。 しかし、入れ替わり時の男の子の女の子っぽさ、女の子の男の子っぽさに萌えたので6点! 【シン】さん [地上波(邦画)] 6点(2018-01-03 23:40:54) (良:1票) |