サボテン・ブラザースの投票された口コミです。

サボテン・ブラザース

[サボテンブラザース]
iThree Amigos!
1986年上映時間:105分
平均点:7.30 / 10(Review 94人) (点数分布表示)
公開開始日(1987-04-11)
コメディウエスタンパロディ
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-12-02)【イニシャルK】さん
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監督ジョン・ランディス
助監督ジョージ・フォルシー・Jr〔編集〕(第二班監督)
キャストスティーヴ・マーティン(男優)ラッキー・デー
チェヴィー・チェイス(男優)ダスティ・ボトムズ
マーティン・ショート(男優)ネッド・ネーダランダー
アルフォンソ・アラウ(男優)エル・カポ
ジョー・マンテーニャ(男優)ハリー・フルーグルマン
ジョン・ロヴィッツ(男優)モーティ
ノーバート・ウェイサー(男優)ドイツ人の友人
ブライアン・トンプソン〔男優・1959年生〕(男優)ドイツ人の友人
ランディ・ニューマン歌う木
羽佐間道夫ラッキー・デー(日本語吹き替え版【ソフト】)
大川透ダスティ・ボトムズ(日本語吹き替え版【ソフト】)
高木渉ネッド・ネーダランダー(日本語吹き替え版【ソフト】)
山田美穂カルメン(日本語吹き替え版【ソフト】)
星野充昭モーティ(日本語吹き替え版【ソフト】)
田中信夫ラッキー・デー(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
田原アルノダスティ・ボトムズ(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
堀内賢雄ネッド・ネーダランダー(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
日野由利加カルメン(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
辻親八エル・カポ(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
脚本スティーヴ・マーティン
ランディ・ニューマン
ローン・マイケルズ
音楽エルマー・バーンスタイン
製作ジョージ・フォルシー・Jr〔編集〕
ローン・マイケルズ
製作総指揮スティーヴ・マーティン
配給ワーナー・ブラザース
特撮トニー・ガードナー[メイク]
美術リチャード・C・ゴダード(セット装飾)
衣装デボラ・ナドールマン
編集マルコム・キャンベル[編集]
録音ロバート・ニュードスン
チャールズ・L・キャンベル
グレッグ・オーロフ
字幕翻訳菊地浩司
スタントコール・マッケイ
トーマス・ロサレス・Jr
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2.《ネタバレ》  「物語の中のヒーローが、本物のヒーローになる」映画の、元祖的存在ですね。

 洋画では「ギャラクシー・クエスト」邦画では「ザ・マジックアワー」アニメにおいても「バグズ・ライフ」に「宇宙英雄記」と、様々な媒体で本作のプロットを拝借した作品が見つかる事に、その影響力の大きさが窺えます。
 もしかしたら1986年以前にも似たような映画があったのかも知れませんが、自分は未だそんな映画に出会えていませんし(あえて言うなら「荒野の七人」?)やはり本作のオリジナリティはズバ抜けているんじゃないかと。

 そんな訳で「映画史を語る上では外せない一本」「非常に斬新な、革命的作品」と、ひたすら絶賛したい気持ちもあるんですが……
 正直、中弛みしている部分もあって、完成度が高いとは言い難い映画なんですよね。

 象徴的なのが「唄う樹」と「透明な剣士」の存在であり、彼らだけ妙にファンタジー度が高い点も併せて、凄く浮いちゃっている。
 作り手側としてもそれを気にしたのか、直前に「馬や亀も唄ったり喋ったりするシーン」を挟み、自然に感じられるようにと配慮しているのは窺えるのですが、それが成功しているとは言い難いかと。
 結局、悪党のアジトは飛行機が原因で判明するので「アジトの場所を知る為には、唄う樹がある場所に辿り着き、透明な剣士に教えてもらう必要がある」って流れ自体が不要になっており、本当に(何だったんだアレは……)って思えちゃうんですよね。
 そんな肩透かし感も、本作を彩るギャグの一種、愛嬌の一つではあるんですが「この映画の、そこが嫌」と言われたら、全く反論出来ない部分でもあります。
 実際、上述の作品群も本作のプロットを拝借する一方で、この「唄う樹」と「透明な剣士」については、殆どスルーしちゃっていますからね。

 それでも、やっぱりこの映画は好きというか……本当に魅力的な部分が幾らでもあって、語り出すと止まらなくなっちゃうくらいなんです。

 まず、劇中劇となる白黒映画が意図的に稚拙に作られており(柵に切れ目があるのが破壊される前から見えてしまっている、など)それによって後の「映画ではない、本当の戦い」に迫力が生まれている点が素晴らしい。
 主人公達が、一頭の馬に三人で乗ったり、一つのベッドに三人で寝たりする場面なんかも「仲良過ぎだろっ!」とツッコまされて、楽しかったですね。
 荒野を彷徨い、他の二人が乾いている中で、ダスティだけが浴びるように水を飲む場面も可笑しくって、ギャグとしてはここが一番好きな場面かも。

 「唄う樹」と「透明な剣士」とは反対に、後続の作品で頻繁に真似されている「相手が本物の悪党と分かって、怯える主人公達」の場面も、極めて面白く描かれており(こりゃあ真似したくなるわ)と、大いに納得させられました。

 また「本当のヒーローじゃなかった」とヒロイン達がショックを受ける一方で、同じように「映画は嘘だった」とショックを受けて、かつての憧れが恨みに変わった男を敵役に配している辺りも凄い。
 「映画の中のヒーロー」が、人々に希望を与えるだけでなく、絶望を与える事もあるという、非常に考えさせられる一幕。
 このジャンルの映画が成熟して、数十年後にようやく生まれそうな展開を、元祖的存在の本作で既にやってのけているんだから、もう驚嘆するばかりです。

 主役三人組の中で、一番頼りないかと思われたネッドが「男になるか、逃げだすか」と言い出して、三人が本物のヒーローになるキッカケを作ったり、銃による決闘に勝利したりと、作中で最も活躍しているという意外性も心地良い。
 ラッキーによる終盤の演説「人は皆、心にそれぞれのエル・アポを抱えている」も胸を打つものがあり、本作に普遍的な物語性を与えているように思えましたね。
 
 そして何といっても「正義。それが我らの報酬だ!」と劇中の映画同様に叫び、お金の入った袋を村の人々に投げ返してから別れるラストシーンが……もう、本当に名場面としか言いようが無い。
 ここ、最初からお金を受け取らないつもりだった訳じゃなく、数秒の沈黙を挟んで、考えて、見つめ合って、それから「映画のように恰好付けて」袋を投げ返すっていうのが、たまらなく好きなんですよね。
 決して完璧なヒーローではなく(このままお金を受け取っても良いかも?)と一瞬迷うという、人間的な弱さを備えている主人公達。
 そんな彼らが、心の弱さに打ち勝って、女性や子供達に「ヒーローとは、斯くあるべし」という姿を見せ付け、颯爽と去っていく。

 本当に素晴らしい、傑作という言葉が似合う一品でありました。
ゆきさん [DVD(吹替)] 9点(2018-05-30 14:03:26)(良:3票)
1.《ネタバレ》 「ギャラクシー・クエスト」を経由して、たどりつきました。誤解からはじまった助太刀だったが、いろいろあってウマくいくという、ある意味シンプルな話なのですが、ワタシは終始翻弄されていたという感想。例えば、①衣装を盗みに入るシーンのふざけ、②初めての野宿のシーンの書割りっぽさ、③世界観を壊しかねない歌う木と透明な剣士(何かの比喩かと思ったら。しかもあれっきり出てこない)、④敵役主観の、拳銃を空に撃ち駆け回るシーンもそうだな。なんかとてつもなく無駄な味付けがしてあって、それが妙に好きという困った映画。⑤跳び箱を飛び損ねるみたいに馬に乗るシーンとかも好きだなあ。映画のヒーローをそのまま本気にするという設定も、本当はそんなに真面目に考えてないんじゃないか。ヘンテコすぎるだろ。でも、好きだ。なんでだろう。【追記】ああ、この変な感じは、誰も共感してくれないと思いながら、「森田芳光作品」に似ているような気がする。
なたねさん [DVD(字幕)] 9点(2021-09-16 21:53:36)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 94人
平均点数 7.30点
011.06%
100.00%
200.00%
322.13%
411.06%
566.38%
61515.96%
72223.40%
82728.72%
91414.89%
1066.38%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.91点 Review12人
2 ストーリー評価 6.42点 Review7人
3 鑑賞後の後味 8.33点 Review9人
4 音楽評価 6.20点 Review5人
5 感泣評価 5.80点 Review5人

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