4.ネタバレ 本作で生々しく描かれているチェチェンでの攻められる側と攻める側の陰惨さは、そのまま今のウクライナで起こっている事なのですね。同じプーチンだし。孤児とロシア兵がシンクロするラストシーンが見事。ため息しか出ません。お目当てアネット・ベニングは何か思うところあっての出演だったのでしょうか。 |
3.ネタバレ 単純に物語として見た場合は、都合良すぎる場面が結構多くないか?というのが気にはなるのだが、それ以上にこの作品を成り立たせているのは、世界平和への最大逆行国家であるロシアへの怒り(2014年といえば、クリミア侵略の年でもありますね)。そして、無力というよりもやる気のない国際組織への徹底批判(「報告書が積まれるだけ」という台詞が中盤に登場して、会議の場面は本当にそれを体現している)。この視座が明確であるだけで、この作品は普遍的な価値を有している。また、皮肉さをちりばめながら一本の筋をすっとつなげるラストも見事。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-08-16 00:54:33) (良:1票) |
★2. ネタバレ チェチェ情勢の生々しい状況を攻められてる側、攻めてる側でストーリー立てされている。両親が撃たれて孤児として生きようとする様は痛々しいが、感動を覚えた。子供がとにかく上手い。攻める側の兵士の成長も並行してストーリー立てされているのだが、ただ規律もないメチャクチャな印象しか持たなかった。人を殺していくと、人でなしになっていくのだなと、改めて認識した。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-12-11 22:35:32) |
1.チェチェンを扱った戦争もので、ドキュメンタリー風な始まりから悲劇的な展開が続いていく。 ただし、厳しい中においても日常が伝わってくるので、生活が身近に感じられる。 また、侵攻側のロシア青年が兵士になっていく物語も平行で流れていて、こちらもちょっと哀しい。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-10-16 10:48:51) |