4.ネタバレ 話をドタバタ劇へと発展させてしまった空気の読めなかった人間が約一名、そうだよ 空港とかデパートでとか彼との再会を喜びピーチクパーチクお口が止まらなかったあの女(笑)まったく空気の読めなさったらありゃしない 感謝の気持ちが台無しだ。オーエンかわいそうったらありゃしない でもオーエン、そんなやたらめったらあっちこっちで大金ばら蒔いてさ、そりゃ嫁さん大魔人のように怒って当たり前、それ以前に嫁さん憐れだろうよ 子供たちだってかわいそうだろうよ その愛、家族に対して注ぐもんじゃないのか えっ違うか? 違わないだろ だからそのへんコメディになっていないからさぁ~(笑)まったく顔と同じで呑気なお人よの~ 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-11-16 21:01:39) (良:1票)(笑:1票) |
3.ネタバレ 『ラスト・ショー』や『ペーパー・ムーン』などの映画史に残る名作を70年代撮ったピーター・ボククダノヴィッチ、いつの間にか名前を聞くことがなくなりましたが、あの頃の勢いを考えるとウディ・アレンと並んで現代アメリカ映画界を代表する名匠になっていてもおかしく無かったんですけどね。彼が失速し始めるのと同時期にアレンの快進撃が始まったという事実も、なんか皮肉なことですけど。 久しぶりに観たボクダノヴィッチ映画はオープニングの雰囲気やスートーリーテリングはウディ・アレンにそっくり、おまけに主役がオーウェン・ウィルソンですから、「なんかどっかで観たような…」とデジャヴ感が満開です。お話しはブロードウェイの舞台製作をめぐるいわゆるシットコムです。演出家のウィルソンが遊んだコール・ガールが女優の卵で舞台のオーディションにやって来て…という展開なんですけど、まずこのコール・ガール役のイモージェン・プーツがなかなかのキュートでよろしい。この娘と演出家を巡って、「おいおい、いくら何でもそこまで世間は狭くないだろ」というほとんどドタバタコメディと言っていいぐらいのお話なんです。冷静に考えると実にくだらないストーリーとも言えますが、ストーリーテリングの軽妙洒脱さと役者たちのそれぞれのツボにはまった演技のおかげで、これはけっこう愉しめました。かつてのボクダノヴィッチ作品のミューズ、シビル・シェパードとテイタム・オニールがちょい役で顔を見せてるのも見逃せません。シビル・シェパードは予想通りの劣化ぶり(演技の方じゃありません)でしたが、ウェイトレス役でちらっと出てくるテイタムちゃんにはびっくりさせられました。そりゃおばさんなのはしょうがないですけど、あんなムッチリでしかも巨乳になっていたとは、ほんと我が眼を疑いました。まさか特殊メイクじゃないでしょうけど(笑)。でも最後の最後で登場するタランティーノの方がやっぱサプライズ度が高いでしょう、こんな使い方ってアリ? 最後にネタバレされますけど、劇中でオーウェン・ウィルソンが使う口説き文句が実はエルンスト・ルビッチの『小間使い』でのシャルル・ボワイエのセリフだったというオチ、こんな洒落はシネフィルであるボクダノヴィッチらしくてほっこりさせてくれる終わり方です。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-28 20:21:34) (良:2票) |
2.ネタバレ 若手女優がインタビューを受けて過去を回想する、という何気ない出だしから、するすると話がどこまでも進んでいく。かなりのハイペースで展開しつつ、出てくる人はどれもこれもアホばっかり。最初はまともそうな人も、やっぱりアホ。という、ボグダノヴィッチの名前からはにわかに信じがたいような作りなのですが、ウッディ・アレンっぽくもありながら、さらにこれは製作で出てきているウェス・アンダーソンの色ではないでしょうか。で、脚本はなかなか周到で、上げ下げや押し引きのバランスも整っているのですが、ここぞとばかりにみんなが自然と集結していながら、そこで思ったほど何も起こらない(しかもそういうくだりが3回くらいある)というのは、ちょっと物足りない感じでした。あの辺はもっと引っ張ったりぶつけたりしてもよかったんじゃない? 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2019-11-14 02:35:09) (良:1票) |
《改行表示》 1.ネタバレ 何ともお久しぶり、ピーター・ボグダノヴィッチの新作です。 ですが、"cheek to cheek"のフレッド・アステアの歌声から始まるオープニングといい、 矢継ぎ早に小噺のようなシーンを挿入してくるニューヨークを舞台にしたラブコメ群像劇的作風といい、 断片的に幾つかのシーンを見せられて、「ウディ・アレンの最新作です」と言われれば納得してしまうくらいに ウディ・アレン・タッチのコメディとなっています。 また、高級ホテルの部屋を登場人物が出たり入ったりは、ボグダノヴィッチ監督作である 「おかしなおかしな大追跡」を思い出します。 ボグダノヴィッチの代表作である「ラスト・ショー」と「ペーパー・ムーン」でスターの座を掴んだ、 シビル・シェパードとテイタム・オニールが顔を見せてくれます。別に誰が出てもいいような役でのご出演ですが、 この2人にとっては恩人ともいえるボグダノヴィッチの久々の新作に声がかかったのは嬉しかったんじゃないかな。 フレッド・アステアに、さりげなく台詞の中に登場するオードリー・ヘプバーンにラストには巨匠ルビッチが・・・。 ボグダノヴィッチがその昔、夢中になって見ていたのであろうハリウッドのレジェンドへのオマージュも。 90分の中に色んなお楽しみが挿入された名匠ボグダノヴィッチの久々の新作、一番楽しんだのはボグダノヴィッチ自身なのかもしれません。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-01-09 15:16:59) (良:1票) |