4.《ネタバレ》 (私の中で)話題作だった今作を、今日初めて観て満足した。 では、あらすじ。森川モモタローは20年前に駆け落ちした。妻の父が経営する大手のシジマ自動車で、共に自動運転を開発していて恋におちたのだろう。そして現在は岡山で自動車修理業を営み、のんびりと田舎暮らしをしている。実は、駆け落ちの数年後に妻は死に、モモタローは自動運転を完成させて(安価で)実用化していた。それをシジマ自動車の渡辺(ヒゲ男の弁護士?)が盗もうと画策し、その陰謀によってモモタローは逮捕されてしまった。
結果的にモモタローと義父は和解し、自動運転はジジマ自動車によって世界発表される。全ての元凶のヒゲ男は逮捕されたのだろう(不明なんだよね)。事件は解決し、無欲のモモタローは岡山の自宅で、義父とスイカを仲良く食べる。めでたし、めでたし。
あれ? あれれれ? 女子高生がいたような気がするが、たぶん気のせいだろう。
ストーリーとキャラが楽しめなかった。 たぶん「パッションがない映画」だからだろう。 だが、ビジュアル的に見応えがあったので満足したし、スタッフの頑張りは素晴らしいので「★6点」差し上げる。 【激辛カレーライス】さん [DVD(邦画)] 6点(2018-05-14 14:56:59) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 昨今のアニメで流行ってる聖地巡礼を意識した作りや、これ見よがしと言わんばかりのスポンサー広告。どこにでもいるような普通っぽい女子高生に、巨大ロボや愛くるしいキャラクター。夢と現実をリンクさせて話を半ば強引に盛り上げる演出。作ってる側が、これ絶対にウケるよね、といった姿が安易に目に浮かんできてしまうほど、とにかく全体的に安っぽい。作画のクオリティが非常に高いだけに実に勿体無い、可哀想な作品でした。
それに結局主人公の見ていた夢と現実世界との関係性に、なんの回答も示さないままだったのが一番、なんだかな~、でした。 |
2.《ネタバレ》 神山監督、新分野に対し、当たって砕けちゃったという印象? 夢と現実のリンクする伏線が、幼少時の読み聞かせというのは有りとして、 終盤まで、夢引っ張り過ぎ・・。ゴチャゴチャにし過ぎて、ピンボケなフィナーレ。 クルマの自動運転人工知能プログラムの争奪戦、大会社の派閥闘争、親子孫の人間模様。 夢と現実の混濁、巨大ロボットの格闘アニメと・・良くもまあ詰め込みました。 イタリア料理セットが、寿司と、巨大お好み焼きが付いたサービスメニューの様相。 それでも上手くまとめたのならまだしも、各所にイタダケナイペーソスが・・ 最悪なのは、プロの声優を使わず、俳優を呼んだ結果・・の凡庸な音声トラック。 高所からの落下シーンの、夢サイドではないリアルサイドでのご都合な流れ。 はあ?なシーンにフリーズしていたら、いきなり2週間飛んで、閉会式のニュース。 いずれ「ひるね」自体は大して重要ではないという、「ナンダソレ?」感が拭えない。 自分としては、「肝心な事は声に出せず、行き当たりバッタリな行動で、真剣さが 微塵も無く、危機感皆無でぼんやりなヒロイン」が、どーも肌に合いませんでした。 【グルコサミンS】さん [DVD(邦画)] 5点(2017-10-10 00:05:41) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 ガラにもなくエンタメ感あふれるハートウォーミングな父娘劇を、なんちゃってインテリ・ナルシスト神山健治が手掛けようとするあたり、無理があった。見事に中途半端な出来に収まってしまった残念な作品。なんせ、脚本の消化不良さが胃にしんどい。現実感と夢の中との折り合いが、ついてそうでついてない。今敏あたりなら、もっとメルヘンと人情話を両立させそう。「未来少年コナン」っぽい演出も、あんまりハラハラしない。(ってか、なんでイマサラ未来少年なん?)
とはいえ、美術やらコンテやらはサスガ美術畑の監督だけあって、秀逸。そして、神山作品にしては非常に珍しく、ヒロインがおバカでかわいい。「方言女子」とかいうベタさはさておき、とてもイイ。
蛇足ですが、岡山から高松は意外と近い。先月、うどんとデミカツ丼のハシゴ旅行をしてきたばかりの大阪人なので、個人的にはすげぇタイムリーな舞台設定。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 4点(2017-09-22 01:49:30) (良:1票) |