1.《ネタバレ》 ガラにもなくエンタメ感あふれるハートウォーミングな父娘劇を、なんちゃってインテリ・ナルシスト神山健治が手掛けようとするあたり、無理があった。見事に中途半端な出来に収まってしまった残念な作品。なんせ、脚本の消化不良さが胃にしんどい。現実感と夢の中との折り合いが、ついてそうでついてない。今敏あたりなら、もっとメルヘンと人情話を両立させそう。「未来少年コナン」っぽい演出も、あんまりハラハラしない。(ってか、なんでイマサラ未来少年なん?)
とはいえ、美術やらコンテやらはサスガ美術畑の監督だけあって、秀逸。そして、神山作品にしては非常に珍しく、ヒロインがおバカでかわいい。「方言女子」とかいうベタさはさておき、とてもイイ。
蛇足ですが、岡山から高松は意外と近い。先月、うどんとデミカツ丼のハシゴ旅行をしてきたばかりの大阪人なので、個人的にはすげぇタイムリーな舞台設定。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 4点(2017-09-22 01:49:30) (良:1票) |