141.とにかく可愛いトトとアルフレードの間に交わされる友情、アルフレードのトトを見守る父親のような愛情、さりげなく描かれる戦争の傷跡、全編に流れるやさしく哀愁に満ちた音楽、作品中に登場する古いフィルムや俳優の数々、、どこを見ても切なくやさしく素晴らしい。でも一番心に響いたのは、村でたった1軒の映画館でみんなが心から楽しそうに映画を見ているその光景。「映画を楽しむ」、その原点をこの村の人に見たとき、自分の映画を見始めた昔を思い出して、もうどこを見ても泣けて泣けて仕方なかった。見て泣き、思い出しては泣き、自分でもなぜこれほどぐっとくるのか分からない。今だからこそ、かもしれない。 【キリコ】さん 10点(2004-01-13 14:20:55) |
140.《ネタバレ》 個人的に歴代最高と思っている作品の1つ。映画への情熱、アルフレードとの心の絆、エレナへのひたむきな愛(オリジナル版では単なる失恋で終わってるが・・)と、人間として生きていく中で必ず経験する情動みたいなものが凝縮されている。エンディングも最高。人生の苦渋を味わった主人公が、最高の宝物を観て胸を詰まらせる姿に感動する。 |
139.十数年前に観て、それ以来自分にとって不動のベスト1。当時大学生だったけど、部屋で一人で泣きじゃくってしまった。余韻に浸っていた時間の心地よかったこと。あの美しいテーマ曲の調べを聴くと今でも感動がよみがえる。もう条件反射レベル。 【やすたろ】さん 10点(2003-12-23 15:20:41) |
138.この映画は中学生のときに、劇場で見ました。それまで映画は、たまにヒマつぶしで見るくらいのものでした。しかしこの作品を見て、当時の僕はかなりの衝撃を受け、以来映画が大好きになりました。個性的で人間味ある人や雰囲気。昔はこんな風に、みんなで泣いて笑って興奮しながら映画を見ていたんでしょうね。エンニオ・モリコーネの音楽と、ラストシーンは文句なし。何十回見ても飽きない。見るたびに好きになり、元気が出ます。僕にとっては、誰がなんと言おうとも、不動の№1映画です! 【城太郎】さん 10点(2003-12-17 13:30:53) (良:1票) |
137.《ネタバレ》 完全版を観ました。これは、ラストがいいです。中だるみの感もありますが、これと同じ、中だるみが一気にラストで押し寄せてくるラストに、(リバー・ランズ・スルーイット)(追憶)などがあります。もっとも、この作品が一番、後味がよいのですが。いろんな感動の仕方がありますが、私にとっては、家族愛でしょう。会おうと思えば合える距離なのに、一番遠い故郷。帰ってきても、子供部屋のままで待っていた母。何も変わらないもの、変わっていくものたち。(海の上のピアニスト)も期待して見ましたが、裏切られました。ラストにすべてを壊しちゃいけない。ていうか、この作品が素晴らしすぎ。最後の映画館で流れる映画の切れ端は、その映画をリアルタイムで観た年代の方なら、さらに感動できると思う。この作品は、この監督そのものなのでは?観終わったあと、素直に泣けました。人生って悪くないよと、老人のように微笑んでいました。 【アルメイダ】さん 10点(2003-12-07 11:38:47) (良:1票) |
136.《ネタバレ》 映画を愛する人としての良心が試される映画。あざとさでなく、お涙頂戴でなく、自分を育てた人、街、時代に愛情と感謝の気持ちを持てる人がいったいどれだけいるだろう。映像としてエピソードを語る手法の巧みさにかけては、この時代、この人の右に出る者はほとんどいない。たとえば広場の建物の壁に映し出される映画。たとえば切り取られ、フィルム缶に封印されるキスシーン。少年トートはこの街で映画を愛することを学び、映画の作り手となることを選ぶ。遠い街、遠い日々、決して続きの語られることのない未完の恋、少年を取り巻く暖かい人々の笑い声、すべての思い出がアルフレードの残したフィルム缶の中から甦って来るラストシーンは、私がこれまで観て来た映画の中で唯一、声を出して号泣することを止められなかった瞬間である。この映画を観る時、人はトートと少年時代を共に歩く。この世に映画があることを喜び、笑い、そして泣く。映画を愛する全ての人々のために、誰よりも映画を愛する作り手から贈られた、これは大いなる贈り物である。 【anemone】さん 10点(2003-11-30 22:35:01) (良:1票) |
135.映画が好きな人は、みんな好きなんじゃないだろうか?映画が与えてくれる歓び。それ以上に素晴らしい、人生の歓び。 一人の映画好きの少年が成長し、恋をし、恋を失い、夢を抱き、夢を実現する。映画に彩られた青春が、やがてその彩りを生み出す存在となり、彼の人生そのものが彩りに優る輝きを放つ。 うまく言い表せないけれど、私はこの映画がとにもかくにも好きだ。 【よしの】さん 10点(2003-11-22 14:53:33) (良:1票) |
134. 【STYX21】さん 10点(2003-11-13 21:16:16) |
133.兵士はなぜ99日待ちつづけて100日目に現れなかったか?それは100日目には王女様が現れてしまうことが約束されていたからではないでしょうか。99日目までに王女が現れることへの期待と待つことによって募っていく憧れそのものが彼にとっての恋愛だったと僕は思います。可能性としての恋愛。憧れ。叶わない、手の届かないことの中に可能性としての恋愛がある。それは、挫折を恐れるナイーブな感性をもつアルフレドの人生観そのものじゃないかな。あの兵士はアルフレドそのものでしょう。逸話の中の王女とスクリーンの中の女優たち。アルフレドの憧れとトトの挫折。この映画の忘れられないラストシーンもそう考えるとよりいっそう印象深いものになるんじゃないかな。 【onomichi】さん 10点(2003-11-06 18:47:41) (良:1票) |
132.何というか、映画ってやっぱりこんなに素晴らしいものなんだ、ということを再認識させてくれる映画だった。世界中のすべての人達の娯楽であり、希望であった映画という産物をいつまでも大切にしていかなければならないし、それぞれの想いをもって観続けていかなければならないと思う。叙情感を誘う展開から紡ぎ出されたラストシーンは、もう言葉にならなかった。映画はもちろん感動的であったが、同時に、映画を好きで良かったという感動がとても大きくて涙が止まらなかった。 【鉄腕麗人】さん 10点(2003-10-31 12:22:37) |
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131.見た後すごく幸せな気分になれる 【BAMBI】さん 10点(2003-10-25 13:55:31) |
130.有名な音楽はこの映画からのものだったのですね、素晴らしい!こんないい映画もっと早く見るべきでした。 【いざ、ベガス】さん 10点(2003-10-23 09:54:44) |
129.昔観たときはそこそこだったのですが、先日改めて観てみたらやはり傑作だと感じました。 子供時代のトトの可愛さといい、青年時代の恋愛模様といい抜群です。エンニオ・モリコーネの曲もいい。 【おさむ】さん 10点(2003-10-21 21:14:08) |
128.子供の頃から通い慣れ親しんだ、思い出の一杯詰まった映画館が閉館になった。70mmフィルムを上映できる大型のスクリーンで、街1番の座席数を誇る大きな劇場だった。閉館の日、最後の記念にメモリアル上映会が催された。ビリー・ワイルダーやヒッチコックの作品、「アラビアのロレンス」といった往年の名作がかかり、最後の締めくくりとして上映されたのがこの「ニュー・シネマ・パラダイス」(劇場公開版)であった。まさに、最後を飾るのに相応しい永遠の名作。途中から映画の内容がこの映画館とダブリ、もう、涙なくしては観れませんでした。今までほんとうに沢山の感動をありがとう! 【きのすけ】さん 10点(2003-10-20 22:29:08) (良:3票) |
127.15th ANNIVERSARY MEMORIAL COLLECTIONを大枚は炊いて買ってしまいました。お店でいっぱいあったのですが数日経ったら残りが一つしか無く即効で購入。余り感動しても涙は流す事は無い私です。この作品もオリジナルで観たのですが途中までは、なんでこれが感動するような作品なのか分からなかったです。確かに良い雰囲気で映画館で流される名作とそれを観ている観客の表情はたまりません。そして最後の方になるといつの間にか私も涙が止りませんでした。最後のシーンはすべてが凝縮されてます。ほんと魔法にかけられた様です。 【boby】さん 10点(2003-09-10 18:20:15) |
126.完全版で見ましたが、どこをとっても素晴らしい映画でした。ラストは号泣してしまいました。 【患部】さん 10点(2003-09-07 18:04:21) |
125.トトが外の壁に映画を映すシーン、「イェー!」って叫んでしまいそう。最後のシーン、もう、涙がポロポロこぼれてきました。映画ってほんとにいいなぁって思えました。 【A_sui】さん 10点(2003-08-23 02:33:02) |
124.《ネタバレ》 あまりに大好きで、レビューの言葉が見つからないよぉ。私も劇場公開版支持派。誰の心の中にも、忘れられない人との小さな絆ってあると思うし、それが心の支えになるから生きていける。その絆をあのキスシーンフィルムで表現するなんて…。脱帽。 【たまねぎ君】さん 10点(2003-07-28 17:09:55) |
123.文句なしです。もう100回以上観てますが、必ず泣いちゃいます。 【おっぺけぺ】さん 10点(2003-07-19 02:59:55) |
122.最近はお手軽な時代なので、何かを背負って生きている人も少なくなってるんでしょうけど、いろんな人の期待や夢を背負って、そのプレッシャーに押しつぶされそうになりながらも、くじけずに頑張っている人達には、大いに心に響く作品だと思います。何かを成し遂げようとする時、失うものもまた多く、しかしそれは、決して虚しいものではない、うまく言えませんが、そんなメッセージを強く感じる、最高傑作だと思います。 【深読み隊】さん 10点(2003-07-19 01:56:42) |