487.個人的にはキューブリックには苦手意識があるので「キューブリックが撮っていたなら・・・」などということは考えなかった。むしろ、この映画の問題点は中盤から挿入されるロボット狩りとジゴロロボットの不要なエピソードにもあると思うのだが、それはスピルバーグがファミリー映画を作ろうとした過程でシニカルなキューブリックの爪痕が残ってしまった結果なのだと思う(「時計じかけのオレンジ」などからわかる)。細かな突っ込みどころを良しとすると、前者のエピソードとラストをカットするだけでもこの映画はもっといい作品になったはずだ。理想とする子どもを手に入れるために機械に感情を持たせてしまう身勝手な人間というテーマは手塚治虫の時代から用いられてきた。スピルバーグは因縁からか宇宙人に助けを求めてしまったようだが、そういった意味でラストはデイビッドが海底でひたすら祈るシーンで終わるバッドエンドにしておくべきだったと思う。 【マイカルシネマ】さん [ビデオ(吹替)] 4点(2005-04-04 00:59:55) |
486.俺がスピルバーグに失望した記念すべき作品。 【こばやん】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-04-01 14:58:50) |
485.2000年後の場面とエッチっぽい描写部分はマイナス
メチャ期待して観に行ったのに…
友人の“子を持つ母”には好評でしたが
オスメント君は最高♪
追加 1/12 やはり“エロ”無ければいい映画 8点くらいは付けられるのに… 【栗頭豆蔵】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-03-30 12:22:16) |
484.そんな無茶なと叫びつつも、ボロ泣きしてしまった…。あのむちゃくちゃな最後も、素直に良かったなと思えました。少しは報われたなって。でもいまいち納得は出来ないし、なんとなく騙された気分です。いろんな意味で、見てて非常に疲れました。 【M・M】さん 6点(2005-03-15 23:05:16) |
483.「愛って、なに?」…この単純であり深淵でもある命題とともに彷徨する少年ロボットの物語を、最初の予定通りキューブリックが映画化していたなら、一種の「オデッセイ」(『2001年~』がまさにそうだったように)として華麗に映像化したんだろうな。それをスピルバーグは、自身がそうだったように「親に捨てられた子ども」という実にドメスティックな視点から作り直してしまった。で、出来た作品は、何ともおセンチなSF版『ピノッキオ』…。でも、たぶんスピルバーグが撮り得た最もプライベートな「私映画」として、これは本当に本当に本当に残酷で、悲しくも美しい映画だとぼくは思う。実際、愛とは死に至る病なのだってことを、この映画くらい生々しく、哀しく教えてくれる映画はない。単に良し悪しでも、好き嫌いでも、面白いかつまらないかでもない、ただ「美しい」という一点で、これは、ぼくにとって間違いなく最も愛しいスピルバーグ作品です。 【やましんの巻】さん 10点(2005-03-12 18:42:48) (良:1票) |
482.特殊映像は凄いと思うのですが… ストーリーは、長い!つまらない!宇宙人みたいなのが出てきた辺りは、もうぶっ飛びました。「ミッションツゥーマーズ」以来です。これは、壮大な金をつぎ込んだ環境映画だと思いましょう。 【TINTIN】さん 2点(2005-03-10 01:01:12) |
481.スピルバーグがちとわからんくなった。 【小星】さん 4点(2005-02-27 03:06:02) |
480.色んな話が入り乱れて…長いし…スピルバーグの意図まで分からないが、この映画けっこう怖いですよ~~いろんな意味で。 |
479.あんなに「ママー!、ママー!」って…なんでそこまで?と思った。子どものロボットを主役にさせるよりもジゴロ・ロボットを主役にさせた方が絶対おもしろくなった。ラストも少年は結局母に会えず海底で動かなくなった…というところで終わりでいい。そのあとはいらない。ああいうラストにしたことで「スティーブン・スピルバーグ監督作品」ということを強調させた。 【Syuhei】さん 3点(2005-01-23 00:34:10) |
478.これだけ長い作品でも三部構成になってるとそう長く感じない。正解だと思います。ですがやはりラストは終わりそうで終わらないなぁ~と思ったのでちょっとダルかった。ラストで感動してる人はそうでもないんだろうけど、俺はなんとも思わなかった。でも楽しめた。これはどうしてか?と後で考えてみると、やっぱり画で楽しんでいたのではないかと思います。出てくるボロボロのロボット達のインパクトはもちろんですが、随所に現れる映像美みたいなのが凄かった。でもこの作品を2回観たけどやっぱり感動のしようがなかった。何故だろう。 【フージー】さん 7点(2005-01-21 23:58:18) |
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477.ジャンクフェアのシーンには趣味の悪さを、また、未来人(?)登場からの展開には無理を感じました。全体的にも良い作品とは思えません。 【クロ】さん 4点(2005-01-19 13:44:34) |
476.「それから2000年が経った」というナレーションには思わず椅子からずり落ちそうになったが、ともあれなんとか観終えることができた。鉄腕アトムの序盤の頃のエピソードの、随所に覚えのあるネタが沢山転がっている感がある。ただ、アトムと違って十万馬力ではない主人公のデビッド少年は、見た目も仕草もあまりに人間っぽすぎる。ジャンクフェアの荒くれた連中をも一気に方向転換させるほどなのだから。そりゃ、まんまオスメント少年なのだから当り前なのだが。正直、少々驚かされたジュード・ロウの演じた無機質感を要求するのはさすがに酷であったろうが、もう少しデビッドに「メカ」としての雰囲気を、あえて醸し出すことが出来ていたならば、むしろ逆に私は、少年=アンドロイドに対しての、もののあわれを感じることができたかもしれない。アトムは近未来において自身が迫害を受け、いろいろな感情を持ちながらも人間の子供を守り、自分を認めてもらえるよう人間のために必死に尽くした。アニメ・漫画だと笑うなかれ、その姿は実に感動的だ。しかしスピルバーグの選んだ展開はどうであったか。デビッドは逆に「守って、守って」を連呼して周囲を散々な目に遭わせ、嫌われまくった挙げ句にあろうことか2000年間の長期水中引きこもりになってしまい(ここで、なぜ天馬博士じゃなかったホビー博士はデビッドを探せなかったのだろうか)、人間が死滅した世界で自分の平穏を見つけるという、すごいオチなのである。そしてたった一日だけの復活を遂げる母親を、その髪の毛から再生させる2000年後の驚異的なロボット(あるいはエイリアンか)たちの登場。これには青の妖精も文字通り真っ青であろう。メカの願いを叶えるために、神のごとき全能の存在によって人の命や肉体が道具のごとく扱われる。これはなんとも皮肉なおとぎ話の完結であり一種のコメディである。ともあれ我々人類にとっては情けなく悲劇的な結末であり、何とも後味が悪い。だから「このラストに感動しろ」って言われても、一応人間である小生には釈然としないものが残るのだ。 |
475.ハーレイ君の演技が切ない 【鈴都丸子】さん 7点(2005-01-16 18:12:16) |
474.最初から最後まで熊の人形が気になってしょうがない。(笑) 【トシ074】さん 6点(2005-01-16 12:29:21) |
473.ハーレイ君のおかげかスピルバーグのおかげか、お涙頂戴映画になってしまって本質的な部分を理解されにくくなってる気がします。この映画。多分キューブリックが撮ってたら人間もロボットもバカっぽく作ってたと思うんですよ。感傷的に作ると、感動したかどうかでしか評価されなくなってしまいますから。この映画の本当の目的って、ロボットを通して人間を知る事なんだと思うのですよ。映画の中では、ハーレイ君が出てくるまでロボットは人間に反抗しないし、夢も持たない。論理的に動くように作られてるだけなので。だけどハーレイ君には愛をインプットしてるから、夢や目的も持つし意思も持つのです。生物に近いロボットなわけです。これは人間が新しいタイプの人間を作ろうとする行為なんですね。時代設定では、温暖化で多くの陸が海になってしまって、人間は少ししか居ません。それが2千年の間には氷河期が来てほとんどの生物が生き残れなくなってしまってます。そこで、厳しい環境にも生き残れる人間が必要なんですね。人間では生き残れないからで、人間は創造物に未来を託したのです。だから2千年経った状態では、進化したロボットしかいません。これはよくよく考えれば、生物が子孫を残そうとする事と同じ事です。結果的に、2千年経った時のロボットは人間を神のような存在と捉えるわけです。自分の創造主ですからね。でもその彼らも自らが何なのかを知るために人間の偉業を探すのです。彼らも生物だからです。結局、この映画の伝えたかった事ってそういった生物とそうでないものとの境は何だと言うことを通して、人間とは何なのか、がテーマの映画なんだと思うんですね。そういう意味ではとても興味深い映画だったと思います。俺は。他にも芸術性を追求してる当たりが良かったと思います。撮り方がキューブリックの映画にちょっと似てたような気がしますね。綺麗なシーンが多かったです。ただ文句もあります。最後の最後で母親を1日しか生き返らせられない理由「宇宙なんちゃらで記憶しててなんちゃら」が気に入らないのです。明らかにオチを無理やり作るためのもんだとしか思えないのですよ。まぁでも、全体としては面白かったと思います。(そういえば2千年後のロボットを宇宙人だと勘違いしてる人が多いようですが、ありゃハーレイ君の孫みたいなもんで、ロボットです。) 【カジ】さん 9点(2005-01-14 23:45:15) (良:2票) |
472.いかんせん童話的な作風が馴染めず自分の中では不発です。意外だったのは映像作りの粗悪さ。こんなものでしょうか。 |
471.こりゃあ文句無しに9点だなあ…と思いながら観てたけど、最後の15分で8点に減少。“頑張ってキューブリックの真似してるスピルバーグ作品”ではなく、“いかにもスピルバーグっぽい作品”にしても良かったと思います。最後に追悼のテロップが出たので救われましたが。 【金子淳】さん 8点(2005-01-13 21:39:55) |
470.TVで観賞の感想なのでエラソーな事は言えないのですが、前半はなんだか怖くて「この映画はホラーなのか?」と目をそらしたくなる居心地の悪さを覚えました。しかも私は子供を産んだ事もなければ、ましてや捨てた事もないのに見ながら得体のしれない罪悪感には襲われるし、いやはや厳しい映画でした。なんとなく萩尾望都(原作は光瀬龍)の「百億の夜と千億の昼」を思い出したり、ラストは「汚れなき悪戯」なども連想したのですが、【哲学者】様のレビューを拝見してナルホド「神の沈黙」か!と納得。非常にすっきりしました。なんと言うか感情の手触りが中途半端に生っぽい。だからヌルっとしたホラーみたいに感じてしまうんだと思うので、どうせならもうちょっとシャープにヒンヤリ作って欲しかったです。それと、美術がダサい。ダサ過ぎる。歓楽街とかTVゲームかよ?って感じでその辺はやっぱり「キューブリックならなぁ」と思わざるを得なかったです。 【黒猫クロマティ】さん 6点(2005-01-13 13:16:29) |
469.どこが良いのかと問われると困る。監督が何が言いたいのか分からない。しかし、私は映画監督の説教を聞きたいわけではない。この映画は、女性の方には理解しがたい映画だと思う。大抵の母親は子供ができるとマザコンにしようと一生懸命だ。それに気付いていない女性に見せるには、良い点をついているのではないだろうか。 |
468.良い話だけど尺が長いかな。2度目見る気にはならない。 【ゆきむら】さん 6点(2005-01-13 08:48:52) |