皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグの投票された口コミです。

皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ

[ミナハコウヨンダコウテツジーグ]
(皆はこう呼んだ「鋼鉄ジーグ」)
They Call Me Jeeg
(Lo chiamavano Jeeg Robot)
2015年上映時間:119分
平均点:7.15 / 10(Review 13人) (点数分布表示)
公開開始日(2017-05-20)
アクションSF
新規登録(2017-05-11)【えすえふ】さん
タイトル情報更新(2017-08-14)【+】さん
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監督ガブリエーレ・マイネッティ
キャストクラウディオ・サンタマリア(男優)エンツォ
音楽ガブリエーレ・マイネッティ
製作ガブリエーレ・マイネッティ
配給ザジフィルムズ
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【口コミ・感想】

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1.一風変わったイタリア産ヒーロー映画。
ハリウッドにおける“マーベル”、“DC”の二大コミックそれぞれのユニバース作品群は隆盛期のピークを迎えているが、所変わればヒーロー像も変わるもので、癖と雑味が激しいイタリアンヒーローの立ち振舞は、とても興味深かった。

社会のど底辺に生きるどチンピラが、突然“超人パワー”を手に入れたらどうなるか。
当然ながら突如として「正義」に目覚めるわけもなく、豪胆にもATM強盗を犯す様がまず潔い。
その後も、ヒーロー映画らしい颯爽としたシーンなどまるで無く、苦痛と苦悩にのたうち回りながら、本当に少しずつ己の運命を見定めていく愚か者の不器用さが何とも切ない。

“ヒーロー”である主人公以外の登場人物たちも、皆どこか心を病み、こじらせている。
ヒロインは陰惨な生い立ちの過去を覆い隠すかのごとく、何故か実在の日本産のロボットアニメ「鋼鉄ジーグ」に心酔し、心の拠り所にしている。
一方の悪役も、歌手になりきれなかった夢を引きずりつつ、狂気的な凶暴性を増大させていくという、ワケのわからないキャラクター像を構築している。
主要キャラクターに限らず、登場人物たちの全員が何かしらの“屈折”を抱えているように見え、それは即ち現在のイタリア社会が根底に抱えている病理性に通じているようにも感じた。

心身ともにズタズタに傷ついた愚かなヒーローは、ようやく運命を受け入れ、無様で愛おしい毛糸のマスクを身につける。
そして、眼下に見下ろす夜の街にジャンプし、映画は終幕する………が、飛翔能力があるわけではないので、きっと彼はいつものように地面に叩きつけられたことだろう。

アイアンマンやスーパーマンには敵うはずもないけれど、こんな“鋼鉄の男”がいたっていい。
鉄腕麗人さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-15 08:35:23)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 7.15点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
417.69%
517.69%
600.00%
7646.15%
8323.08%
9215.38%
1000.00%

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