5.アメリカの宇宙開発を影で支えた"Hidden Figures"(隠された数字/知られざる人たち)の物語。 「黒人だから」「女性だから」の二重苦に立ち向かい奮闘する様は、未知の領域に挑むNASAが目指す"夢"と重なるものがある。 差別も少なくないが、それでも社会を良くしようと変革をもたらしたアメリカの強さ。 計算士のキャサリンを他所に、同僚のドロシーとメアリーのドラマは薄く、もう少し踏み込んで欲しい。 下手したら3人より目立つケビン・コスナーは美味しい立ち位置で期待裏切らぬ好演だった。 |
4.爽やかなサクセスストーリーには好感が持てます。ある意味わかりやすい差別を描いているので、けっして陰湿にならないところがいい。がんばった者、能力のある者が報われるという、これぞアメリカン・ドリームの原点でしょう。 ただし、疑問に思ったことが2つ。1つ目。いつの間にか軍人とヒロインがいい関係になっていましたが、軍人はヒロインのどこに惹かれたんでしょうか? けっして美人ではないし若くもないし、子どももいるし、それなのに何かのパーティでスルスルと言い寄ってきた感じ。ドリームにもほどがあるんじゃないかと。 2つ目。ヒロインの数学の能力が高いことはわかりますが、それは何か困難な課題に直面したとき、解決に導く数式を「立てる」能力だと思っていました。ところが終盤、IBMの代わりとして求められたのは数式を「解く」能力。今風に言うならば、「問題発見能力」ではなく「問題解決能力」が長けていたということらしい。しかし本当に必要な能力が前者であることは言うまでもありません。後者はIBMのほうが圧倒的に強いに決まっています。答えが合わないとすれば、それは人間の入力が間違っているからでしょう。 なんてことを考えると、このヒロインの能力、あんまり大したことないんじゃないのと。計算力がいくら強くても、やがてIBMどころかカシオの500円の電卓にも淘汰されるんじゃないのと。あまりにも爽やかな物語なので、ちょっとケチをつけてみました。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-05-23 23:09:18) |
3.昔はいかに黒人や女性への差別が酷いものであったか改めて気づかされる。 一方で、コミカルなシーンあり、非常に前向きな映画なので万人にオススメできる。 【アクアマリン】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-07-28 18:57:29) |
2.感動して泣けたし、すばらしい映画だったと思うのですが。。。確かにちょっと脚色がすぎるというか!実話を映画にするときはしかたないけど、かいつまみすぎ感は否めない。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-04-03 15:43:36) |
1.ちょっと期待しすぎたかも知れません.個人的には8点付けるほどのインパクトはありませんでした. 非常にオーソドックスな逆境克服モノという感じ.悪く言うと,Based on ・・・にありがちなイマイチ盛り上がりきらない感じ. 一番印象に残ったのは,キルスティン・ダンストが異様に老けていたことかな.スパイダーマンの時は綺麗でセクスィーだったのに... それと映画と関係ないですが,予告で,数学の天才の女の子や,政治を裏で動かす凄腕女の映画がありました.「ワンダーウーマン」があちらのトレンドなんですかね. 私も頼もしい女性の三歩後ろからついて行きたいと思う今日この頃です. 【マー君】さん [映画館(字幕)] 7点(2017-10-03 12:37:47) |