5.ネルは自然児や狼少女などではありません。人間である実の母親に育てられ、家屋に住み、衣服を身に着け、家事を行い、言語を操り、そしてクリスチャンでもある「普通の」成人女性です。本作の主題は“innocence”であり、それに触れることによって得られる魂の浄化。それを描くにはどうしてもこの設定が必要だったし、“innocence”を目の当たりにすると“idiot”に見えてしまうという辺りに、心の澱んだ我々現代人への皮肉も込められていたのだと思う。しかし物語を余りにもネル中心に進めてしまった為、その主題がぼやけてしまった。視点をもっと主人公の男女二人に絞り、彼らの物語を語るべきだった。彼らこそが我々を代表しているのであって、そこにこそ共感があるのです。これは中々惜しい仕上がりでした、6点献上。 【sayzin】さん 6点(2004-09-24 16:19:10) (良:1票) |
4.途中まではすごくいいかもと思っていたのですが、見終わったら不満が残りました。何かが足りない感じ。ジョディはいわゆるお勉強のすきそうなインテリさんぽいですよね。それが役柄と合わない感じだったかなあ・・。本作は彼女の企画制作ですよね、確か。いわゆる精子バンクを利用したと言われているジョディらしい映画なのかもしれない、ということは後から思いました。 【おばちゃん】さん 6点(2004-01-08 21:22:47) |
3.一時ははっきり肥満していたジョディ・フォスターの痩せっぷり以外、特に見るべきものがあるとは思えないのだが・・・特異なシチュエーションで育った子供、といういわゆる覗き見趣味系の作品としては、まあまあ面白い映画なのではないか。残念ながら特段の感動というものはなかったが、野生児が人間社会に適合して行く姿によくある普通のカタルシスはある。凄い、というほどでもないのが惜しいところなんだけど、まあ普通。 【anemone】さん 6点(2003-11-29 13:36:24) |
2.感動したくて見たんですが、その辺の期待は全く満たされませんでした。ジョディー・フォスターは好きではあるのですが。 【あっちゃん】さん 6点(2002-03-02 00:28:04) |
1.観ている自分がまるでそこにいるような気さえさせるジョディー・フォスターの演技力はすごい。普通この手の作品はやたらこぎれいだったりするが、そんなことがなかった。 【mmm】さん 6点(2001-10-01 01:56:08) |