勝手にふるえてろの投票された口コミです。

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勝手にふるえてろ

[カッテニフルエテロ]
2017年上映時間:117分
平均点:7.12 / 10(Review 33人) (点数分布表示)
公開開始日(2017-12-23)
ドラマラブストーリーコメディ
新規登録(2017-09-30)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2018-09-26)【Carrot Rope】さん
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監督大九明子
キャスト松岡茉優(女優)江藤良香(ヨシカ)
渡辺大知(男優)
石橋杏奈(女優)月島来留美
北村匠海(男優)イチ
趣里(女優)金髪店員
前野朋哉(男優)最寄駅の駅員
池田鉄洋(男優)
稲川実代子(女優)
柳俊太郎(男優)
梶原ひかり(女優)
金井美樹(女優)
原扶貴子(女優)
古舘寛治(男優)釣りおじさん
片桐はいり(女優)オカリナ
原作綿矢りさ『勝手にふるえてろ』(文春文庫刊)
脚本大九明子
配給ファントム・フィルム
あらすじ
絶滅した動物をwikipediaで調べるのが趣味というヨシカは、10年も前から脳内で一方的に恋心を寄せる男「イチ」の事を思い続けていた、所謂こじらせ系女子って奴だ。しかし、そんな彼女にもついに想いを寄せる者「ニ」が現れた。生まれて初めて告白され有頂天になるヨシカだったが、同窓会で「イチ」と再開した事で再び彼の事で頭がいっぱいになってしまう。「イチ」と「ニ」、二人の間で揺れ動く恋心を描いた純愛ラブストーリー。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【口コミ・感想】

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1
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6.《ネタバレ》 勝手にふるえてろというよりも、
ロマンスに目覚める妄想女子の歌。(←解かるひとには解かるハズ。)


松岡茉優、ある事情から、女優として、はたまたあるグループのヲタク広報として密かに成功を祈り、陰ながら応援させてもらってたんですが、
わざわざ女優として見る機会は今まであまり無く、ましてや主演映画であったとしても然程興味なく今までスルーいたしてたんですが、
それがその、この彼女、この勝手にふるえてろ、
かなりオモシロい事になっていました。もう彼女の喜怒哀楽、ローテンション/ハイテンションの独壇場で常におかしなテンション保ちつつ、ずっとワクワクして見ていられるという、そして常に次の展開を期待させてくれるという 妙にシュールで実にコミカルで すごく一人上手で芸達者な女優であり大変楽しいものとなっていました。監督が彼女と同姓の女性監督であった事もハマった要因の一つであったと思われますので 今後またこの二人の作品など期待していたいもんだなと 早くも勝手にふるえてみたりしています。
3737さん [DVD(邦画)] 8点(2018-07-16 22:01:19)(良:2票)
5.中二病的妄想爆発!痛すぎるこじらせ系女子が非日常とリアルの狭間で蠢く様を赤裸々に綴ったドラマでありながら、片時も目が離せない力強さに溢れた凄い映画だった。

また、孤独を愛する全ての人に送る決して他人事とは思えないような、怖さにも満ち溢れたホラー映画でもあった。でもユーモアに満ちたシーンも多くて、劇場内では何度も笑いが巻き起こっていました。なので安心して下さい(謎)

何が言いたいのかわからないレビューになってきているけど、とにかく言いたいのは、劇場内の空気感がもう皆真剣に見ているというか、視野見で横見たらサラリーマン風のおじさんまでこんなOLの妄想日記を固唾を呑んで見守っているとか、帰り際にパンフレット買ったら同じくパンフレットを買い求める人が複数人居たりとか(今までパンフレット自体誰かが買うのを見た事がないというのに)、ああ、もうその人達とこの映画について語り合いたい。けど、それは妄想の中の私でなきゃ無理な事であって、現実は微妙な距離感を保って居なければならなくて、それがこの世界で生きる術だから‥‥。

訳のわからないレビューを書いてしまって申し訳ない。まともなレビューの書けない私は絶滅すべきでしょうか?

唯一まともなレビューらしい事を書くとしたら、松岡茉優の演技が素晴らしくて感情移入できたし凄く引き込まれたという事。これは間違いない。

とくに好きなシーンは、ネタバレになるので詳しくは書かないけど、憎い相手から自分の好きなグッズを差し出されて、一瞬迷いが生じて心が揺らぎそうになるシーン。さり気ないけど、こういう微妙な演技も良かった。
あと、主人公の部屋を窓の外から捉えたショットで、松岡茉優が狂ったように反復横飛びに明け暮れているシーン。なんてシュールかつ怪しい奴なんだろうと、なんか面白すぎてふるえました。
ヴレアさん [映画館(邦画)] 10点(2018-01-21 19:10:37)(良:2票)
4.《ネタバレ》 なんとなく予想はしていたが、、いい歳した男たちが大勢集まってふるえすぎだわ、このサイトは (笑) しかし、私もみなさんと同じく?、性別も年齢も全くかすりもしない松岡茉優のヨシカに最後までくぎ付けになってしまった、という実に興味深い映画だった。 そして、もちろん本作はそんな彼女の魅力が全開でしたが、渡辺大知が思いのほかよかった。ちょっとずれてるしイケメンではないが、恋には一途で気のいいヤツ、を好演していたように思う。「イチ」は他の俳優でもハマりそうだが、「二」はそうはいかない。「二」が彼で本当によかった、と思ってる。 絶滅した動物たちとの対比だろうか、特に珍しくもない動物たち、でも今をキラキラと生きる動物たちが登場しましたね、よこはま動物園ズーラシア。「動物園デートが登場する恋愛映画 (邦画) に駄作なし」(←これ、私の勝手な持論) ・・というわけで、動物園デートの邦画傑作選が勝手にまた一つ増えました。 また、妄想することと歌うこと、その意外な相性の良さを映画で改めて実感した、という意味で「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を思い出してしまった。(ストーリーとしては似ても似つかないけど) 9点も考えましたが、当サイトの高評価で期待値を上げすぎてしまったこともあり、もう一震え (ひとふるえ) だけ欲しかったということで。
タケノコさん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2020-12-11 13:13:34)(良:1票)
3.《ネタバレ》 個人的にふと、一般小説原作の映画がここまで徹底的にコメディに振れるのは何故なのかと思って観了後に原作も読んだが、なるほど原作も映画のまんまなクレイジー女の暴走物語だった(小説だから流石に映画ほどテンションは高くないものの)。

一言で言えば本作は「とある奇人の生態を描いたコメディ」であり、その主人公の奇妙さは第一に「生きていくのに他人を必要としない」という点にある(ただし、この種の人々にとっても「生まれついての家族」は他人には入らないらしく、映画には無いが原作ではそこに関わる描写は存在する)。全てが自己完結する主人公は、年相応に恋愛経験が無いのを気に病みつつも、脳内彼氏との妄想生活を「私はいま恋をしてる」と自己認識することで万事OKだとなってしまう。根本的に、彼女は実在の「イチという実体」を人生に必要としていない。永遠の片思いと言えば聞こえは良いが、当たり前だがこれは決して恋愛(というか人間関係)とは言えない。

そのくせ、彼女は他人に虚仮にされることには非常に敏感だからこれが厄介である。ある種、この手の他人に興味が無い人間としては「青い」のだ(つまり、自分は他人に興味が無いから、他人が自分をどう思っていても気にしない、という域には達していない)。拗らせ系の人々ってのは長じるに連れてどこかに確実に「ワルさ」を身に纏い、その性悪さに由来する他者への攻撃性がこれも必然的なまでに芽生えてくる様に思うのだよね。他者への思いやり・配慮も希薄で、かつ思いがけない程に刺々しい様子は、率直に理解・許容不能なまでに「幼稚」だと感じられると言って決して過言ではない。

しかし、本作の彼女は、どうしようもなく幼稚で自己責任な絶望的状況において、最後に一本残った蜘蛛の糸にしがみつき、どん底までは堕ちていかないことを選択する。これは「踏みとどまる」物語なのだ。他者に興味が無く、他者からの興味にも興味が無いというのは、もはや社会的「死」を意味する。その意味では、本作は極めてポジティブかつ感動的な話だと思う。

そして、実はこの「あんまり他人に興味が無い人」というのがいまの日本社会には結構たくさん居るし(程度の差はあるけれども)、そういった人々の多くは遅かれ早かれやはり何処かで「踏みとどまる」経験を経ているのじゃないかと思う。その意味で、これも実は多くの人にとって共感可能な物語であるのだろう(もちろん、全くピンと来ないという人もモリモリ居るだろうことは認めつつ)。

以上、本作はそのテーマ面がわりかし良く出来ていると率直に感じているが、その上で、単純にコメディとしても近年稀に見る面白さであった(個人的にはここ数年の全てのコンテンツの中で一番「笑った」と言える)。随所に挿入される小ネタも然ることながら、松岡茉優の熱演がそのコミカルさの大部分を形成していたことは論を待たない。前述どおり共感できるかは鑑賞者次第だが、コメディとしてなら少なくとも観て損は無いかと思う。あくまで個人的には、色々と最高レベルにオススメ。
Yuki2Invyさん [DVD(邦画)] 9点(2020-04-11 01:34:33)(良:1票)
2.「絶滅すべきでしょうか?」と歌い上げた後、主人公はアパートの小さな玄関で、独りうずくまり、嗚咽する。
胸が締め付けられてたまらなかった。性別は違うけれど、彼女は20代の頃の私だと思った。
「絶滅」という言葉は使わなかったけれど、当時の私も、彼女と同じように、孤独感と自己憐憫の狭間で藻掻き苦しみ、突っ伏して声にならない声を上げていた。今でこそ、「暗黒期」と自嘲的に振り返ることができるけれど、私の中では本当に絶望的な時期だった。

この映画の主人公ヨシカは、愛くるしく、痛々しく、トリッキーに見えるけれど、実のところ、この年頃の女性の普遍的なありのままの姿を表していると思えた。
誰だって、いつまでたっても「召喚」し続ける過剰に美化された思い出を持ち続けているだろうし、不遇な自分自身を憐れみ、達観していると思い込むことで、慰め、人生に折り合いをつけようとしているんじゃないか。
そのさまは、客観視すれば、愚かで滑稽に見えるかもしれないけれど、人間が社会の中で必死に生き続けるための“術”であり、本当は誰も嘲笑うことなんてできない。

この映画は、そういう今この社会に生きる、性別も年齢も関係ないすべての人が、実は孕んでいる“脆さ”とそれと同時に存在する“強かさ”を、あまりにもユニークな映画的表現と、あまりにも奇跡的な“松岡茉優”によって、描きつけている。

思わず逃げ出したくなるブサイクな“キス顔”のように、「無様」な映画である。
結局、主人公はダークなインサイドのドツボにハマったままで、具体的には何も解決はしてない。
人生は笑っちゃうくらいに面倒で、複雑なので、答えがいつも「1+1=2」になるとは限らない。「1+1=1」になることはままあるし、すべてが無くなって「0」になってしまうことだってあるだろう。

だけれども、怯えてばかりの自分自身に、「勝手にふるえてろ」と言い放ったヨシカは、きっと「1(イチ)」以上の何かを見つけるための一歩を踏み出せたのだと思う。

嗚呼、なんてパンクで、愛おしいのだろう。最高すぎて勝手にふるえるわ。
鉄腕麗人さん [インターネット(邦画)] 10点(2019-07-14 00:18:45)(良:1票)
1.《ネタバレ》 ラストが唐突というレビューがありますが違うんだ。
あれは自己完結して生きてきたヨシカが、好きじゃない人を好きになれるか挑戦してやる!世の中に居場所を作ってやる!という開放的なラストなんですよ。ラブストーリーじゃなくて文学なんです。旧来型ではない、新しいハッピーエンドを提案したこの重要なラストシーン、原作ではたっぷり文字数を使ってきめ細やかな文章で表現されています。そこのラストの心境をきちんと描いていたら傑作になったはず。惜しい!でも好きです。
Bebeさん [インターネット(邦画)] 8点(2019-06-07 16:09:10)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 7.12点
000.00%
100.00%
200.00%
313.03%
413.03%
539.09%
6515.15%
7721.21%
81236.36%
926.06%
1026.06%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 4.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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