4.《ネタバレ》 あらすじからクライマックスまで飽きないテンポで非常に好みの映画でした。 頼むからこんなラストであってくれ。劇中何度願ったことか。 裏切るようなラストじゃなくて素直に嬉しい。 このスリービルボードは犯人を捜す映画でもないし、復讐劇でもない。 きっかけが娘のレイプ殺人であって犯人逮捕を願う母親を中心に様々な怒りが交差する人間ドラマなのだ。 人種差別が根強く残るこの腐敗した街で孤軍奮闘。つまらないわけがなかった。 主人公を務めたフランシス・マクドーマンドはファーゴ以来のご対面だが 強い女性を演じるところは色褪せることなくお見事でした。 |
3.《ネタバレ》 S・ロックウェルに完全にしてヤられる。マヌケで虐め役の前半から、一気に変化する後半。前半の憎まれ役は彼のこれまでのキャリアの延長だが、後半はそのイメージを逆手にとって一気に物語の主役となる。人とのコミュニケーション、それを無くして生まれ得ない分かり合う心という、この映画のテーマを体現する。F・マクドーマンドの存在感も光る。自然でありながら観るものを惹きつける巧さは、先行きの見えないひたすら続く導火線のようなドラマに彼女しかなし得ない安心感を与えている。 【カワウソの聞耳】さん [映画館(字幕)] 8点(2018-02-22 23:36:58) (良:3票) |
2.《ネタバレ》 「序盤では悪役だと思ってたキャラクターが、途中から味方になる展開」ってやっぱり良い。 この映画は凄かった。映画の序盤に登場する主要人物たち。 彼らへ感じた最初の印象がストーリーの進行と共にどんどん変わってしまう。 ちょっとしたキッカケや立場が違うだけで、こうも人の見え方が変わるのかと唸ってしまった。 クズだらけの映画かと思いきや、人間的魅力に溢れた人々の映画だと思う。 【Nig】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-08-19 22:53:40) (良:2票) |
1.《ネタバレ》 先が読めない展開。途中からどうやって終わらせるんだと思いながら見てました。 で、あの彼が立派な刑事に生まれ変わって、なかなか良い映画でしたと思ったら、すっきりしない終わり方に。 僕はこの終わり方好きです。コミュニケーション大事。怒りは怒りを帰す、またその反対も。 【ピチクン】さん [映画館(字幕)] 8点(2018-02-11 16:08:51) (良:1票) |