4.歴代大ヒットの記録に残っても記憶には残らない。"安室の女"というワードが一時期流行った通り、安室透にフォーカスした、若い女性客をターゲットにしたキャラ映画としての作りがヒットに繋がったが、メインの推理物をやりたいのか、ボーイズラブを匂わせるような複雑な人間関係を描きたいのか、恒例の現実離れしたドデカいスペクタクル・アクションをやりたいのか、グチャグチャでもう分からない。謎解きの快感など何の味わいもない。長期の人気シリーズならではの手詰まり感が出てきており、原作者からすれば「もう終わらせてくれ・・・」に尽きるだろう。以降の次回作も婦女子をターゲットに100億を狙うヒットをすればするほど、望んだ完結からさらに遠ざかっていく。ゴールが明確な作品であるだけに、ただ消費されて飼い殺されているようで哀れだ。 【Cinecdocke】さん [地上波(邦画)] 3点(2019-04-27 23:47:00) (良:1票) |
3.評価高いんだねぇ~……。
いつも思うんだが、名探偵コナンのシリーズって、誰に見せたいんだろう? 子供向けにしちゃあ事件の背景や動機がドロドロし過ぎてるものが多いし、 大人向けにしちゃあ、在り得ない設定だったり、背景や動機およびトリックがお粗末。 サスペンス、SF、ファンタジーなどなどを、「漫画&アニメのエンターテインメントだから」と都合良く詰め込んで、そのくせ本格推理モノを気取った作りが、ちょっと鼻に付く。
今回も、公安の三つ巴やら、浅く中途半端なラブストーリーやらでけっこう面倒臭い背景に、「えっ?」と訊き返したくなるような動機。 クライマックスは「マンガやな……」と声が出ちゃうほど、如何にもアニメな大立ち回りで大団円……。
ま、これで喜ぶ人がいるんだから、それはそれで良いんだろうけどさ……。 【TERRA】さん [地上波(邦画)] 3点(2019-04-27 16:02:12) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 実は劇場で見た時には良く分かんなくて、DVDになるのを待っていたが、もう一回見ても公安警察と公安検察の違いなどよく分からない。だが、どちらも自分の属する組織の都合で民間人を平気で犠牲にする腐った連中だという事は分かった。こういう組織が必要だという事は、それらのない普通の警察と検察の制度では、社会制度がちゃんと機能しないという事で、少年少女たちに見せる物語としてはいかがなものかと考えちゃったりもする。 そう考えると、我らの少年探偵団たちが、ドローンで日本を救うのは良い展開で、「君らがこの国を守るのだ」と言う阿笠博士のセリフは泣かせる。 それにしても今回は安室さんのカーアクションが狂気じみていて、その時の表情の描写も凄い。そこもムチャだが、コナンが例のボールとシューズでカプセルを狙い撃ちするのには唖然。NAZUからデータまで貰ってやっと爆弾に近寄ったのに、その苦労が台無しじゃん。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 6点(2018-10-04 18:54:37) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 最初と最後は映画館で見るに値する派手なシーンがありますが、中盤は地味な内容が続き、映画館で見る意味を感じませんでした。怪盗キッドや服部平治が出るときの映画のようなおちゃらけたシーン、笑えるシーンが少なく、地味で暗い内容でした。特に警察組織の話や裁判の話は難しく、小さなお子様には理解できないと思います。 また、毛利小五郎がはめられた理由が納得の行かないものでした。前年の映画を見たときの最後に出てきた一瞬の予告編から期待した内容とはちょっと違っていました。蘭たちの危機をコナンが救うという展開はもう見飽きた感じ。また、東京の危機を救うのが、小学一年生が操縦するドローンというのも、失敗したらどうするつもりなのか、それでいいのか、と腑に落ちませんでした。 【チョコレクター】さん [映画館(邦画)] 6点(2018-04-22 11:13:21) (良:1票) |