4.レオンのゲイリー・オールドマンがこうなるか・・、役者は何にでもなるもんだ。 他の政治家、国王、妻、秘書、地下鉄の中の人々、それぞれが個性をもってしっかり描かれていた。
政治家は「決断」と発せられる「言葉」が重要なのだとわかった。どこぞの国の政治家とは比べものにならない。 ちょっと前に「ダンケルク」を見たけど、ようやくこのあたりの事情がわかってきた。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-01-09 22:51:09) |
3.「戦争で勝った国はいいなあ」なんて子供っぽいことを、本気で考えてしまった。 島国、立憲君主制、先進国と、共通点の多いイギリスとは、どうしても比べてしまうから。 1940年当時のイギリスも、こんなに難しい政治判断が必要だったんだ。知らなかった。 日本との違いは「信念があったことかなあ」なんて考えた。 今の日本、信念ありますかね?これからの日本は大丈夫かな? だってこういう政治映画、今の日本じゃまず作れないから。 源頼朝や大久保利通みたいな「全身政治家」は全然人気ないし、徳川家康みたいな戦国大名+政治家でもあまり人気ないし。
話がだいぶ逸れたけど、この映画のチャーチルは、政治家のくせに人間くさくて楽しい。 特に、秘書や奥さんとのやりとりが楽しい。 ウィットに富んでるっていうの? 緩急をつけながら、クライマックスできっちり盛り上げる。 あー「戦争で勝った国はいいなあ」。 【まかだ】さん [DVD(吹替)] 8点(2019-03-06 23:04:38) (笑:1票) |
2.チャーチルの名前は知っていても、実際にどういう人物であったかはほとんど知らない状態で鑑賞。 賛否ある人物だったのかと思いますが、その両方を見事に演じたオールドマンの身も心もチャーチルになりきったかのような熱演を堪能しました。 もう、オールドマンには見えず、チャーチルにしか見えなかった。 2時間を超える上映時間の中で空や太陽が見えることはほとんど無かったように思います。 原題の通り作品の大半の時間は薄暗い執務室や議場で展開されます。当時の行き詰った戦局や、時代の閉塞感を感じずにいられません。 薄暗い執務室や議場にいるのはオールドマン=チャーチルを筆頭に、ロナルド・ピックアップをはじめとするイギリスのベテラン俳優達。 そんな作品の世界観にあってタイピスト役の女優さんの透明感のある存在がいいアクセントになっていました。 これも薄暗い地下鉄の車内でチャーチルが国民と語り合う。フィクションのような感じもしますが、ここも本作の印象的なシーンの1つでした。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-11-03 21:38:37) |
1.これぞ裏「ダンケルク」!
ダンケルクで置き去りにされたイギリス兵が絶望の淵にあった時に、本国ではこのような動きがあったのか!
と、その辺の歴史をあまり知らない私でも非常にわかり易く描かれていてとても面白かった。
それにしても、もしチャーチルが首相になっていなかったら、また、和平を望む上院議会に押されて交渉に入っていたら、
ダンケルクの30万の兵士は見殺しにされていたかもしれない。
そう考えると首相という一人の人の持つ力は凄いなと改めて思わされる。
言葉の力を操ってのし上がったヒトラーに対抗し得るのは、彼もまた言葉の力で国会及び国民の支持を集めたチャーチルだったのだなぁと納得。
そう言えばこのレビュー、なんでこんなに行間を空けているのかと思われるかも知れないでしょうが、
行間が狭いのを嫌ったチャーチルに敬意を払っての事です。得に意味はありません。読み辛いだけ!笑笑 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 8点(2018-05-07 16:43:59) (良:1票) |