ビューティフル・デイの投票された口コミです。

ビューティフル・デイ

[ビューティフルデイ]
You Were Never Really Here
2017年上映時間:90分
平均点:6.06 / 10(Review 17人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-06-01)
サスペンス犯罪ものミステリー小説の映画化
新規登録(2018-04-01)【皐月Goro】さん
タイトル情報更新(2018-05-19)【皐月Goro】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督リン・ラムジー
キャストホアキン・フェニックス(男優)ジョー
アレッサンドロ・ニヴォラ(男優)ウィリアムズ知事
脚本リン・ラムジー
音楽ジョニー・グリーンウッド
製作リン・ラムジー
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【口コミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
3.《ネタバレ》 ホアキン・フェニックスのパフォーマンスはキャリアベストと言っていい。一人の男から滲み出る悲哀と孤独、自殺願望とそれに拮抗する女性への慈しみ。傷だらけで中年のたるみが出て決してカッコイイと言えないが、その反面、哀しみを全て背負ったようで、元軍人の威圧感のある体。体全体で主人公を演じきっている。バイオレンスシーンは、予想に反してしつこくは描かれていない。印象的なサウンドと、湖のシーンに代表される美しい画づくりが心地よくもせつない。ラスト、救出した少女の言葉から見せる主人公の表情は、苦しくも救いのあるものだと信じたい。
カワウソの聞耳さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-01-13 21:41:12)(良:1票)
2.《ネタバレ》 いくらでも娯楽活劇に出来るプロットに状況説明も格闘シーンもあえて排除し、希死念慮を持った男の孤独をより一層強調する演出はレフン監督の『ドライヴ』を想起させる。父親からの虐待と従軍経験の絶えないフラッシュバックで、死にたくても死ねないのは介護しなければならない母親で繋ぎ止めているだけで、少女を救ったことからその日常が破壊される。生と死の狭間で揺れ動く男の心境にシンクロするように絶えず流れるジョニー・グリーンウッドの重層的なスコアが効果を上げ、特に湖の水葬シーンには美しさすら感じた。再び少女を救い出すも、彼女にはもう帰る場所がないし人を殺している。"救うことができなかった"自分に絶望して死んだって周囲は何も変わらないのではないか。だが、少女の一言に彼は微かな光を見出す。「明日はいい日よ」。決して明るい未来ではないかもしれないが、再生へ向けて不思議な余韻を残すエンディング。多くを語らない男の人生をホアキン・フェニックスの熱演で説得力のあるものにさせており、カンヌ男優賞は納得。
Cinecdockeさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-01-02 08:54:28)(良:1票)
1.《ネタバレ》 死にたいのに死ねない、死にたくなるほど辛いのに助けを求めない、というセルフネグレクトの主人公に近付くことが出来ない。説明が極端に少ないのは狙った演出である。
なぜならPTSDに苦しむ人を、心底理解することは無理だからだ。
苦しみながら自分をごみのように扱う主人公を、近寄りがたい雰囲気を醸し出すこの人を、ただ見ているだけしかできない。

軍人だった経歴があるので公的援助を受けられるのに、あえて拒否しているのは死を望んでいるからに他ならない。
まだ生きているのは母がいるからだ。
虐待をしていた父から自分を護りきれなかったであろうと思われる母は、現在は高齢のため虚弱になり認知機能も衰えたため自立して生活することはできずに支援を必要としている。
主人公にとってそんな母親は安らぎでもあり足手まといでもあるが、この世に自分を繋ぎ止める切れそうな細い糸でもある。

そしてもうひとつ主人公には生きる理由があることに気付く。
HPで主人公は行方不明者を探すエキスパートと書かれているが、寝ていないのにそこら辺はよく分からない。過去の自分が受けた虐待とそれを押し退けた方法で、現在にも対応しているようにしか見えない。もう子供ではないのに、フラッシュバックで何度も悲惨な場面を体験するのだから。
それでも主人公は自分のような目に合っている子供たちを助け出したいのだ。それは、連絡係?の雑貨屋主人の子どもを現場で見たことが許せなかったり、湖から上がってずぶ濡れのままニナを救いに行ったりすることでそれが分かる。
それをするために主人公は死ぬことを先延ばしにしながら生きていた。

反対勢力の相手に喜んで制裁を下していたのではないとわかるのは、追い詰めた相手が死に瀕して主人公の手を握るがそれを振り払おうもせずに寄り添ったところだ。
因果応報。暴力を行う者もまた暴力を受ける。主人公はそれを心底理解していた。
だからニナの行ったことに対して死にたくなるほど動揺する。それは二度と起きてはいけないことであり、自分が阻止しなくてはならなかったことなのだ。

湖のシーンはシェイプオブザウォーターのラストに匹敵するほど印象的であり、その後に起きた一連のことが自分にとって物凄くショックだったようで、何だかわからないが後半ずっと涙が垂れていた。
復習や勧善懲悪とは違う、やることやって早く死にたいという願望だけで生きている主人公が痛々しく、救ったはずのニナに救われて、エンドクレジットの後は是非違う道を歩んでほしいと切実に願った。
えんびすさん [映画館(字幕)] 8点(2018-06-06 19:56:49)(良:1票)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 17人
平均点数 6.06点
000.00%
100.00%
215.88%
3423.53%
400.00%
515.88%
615.88%
7423.53%
8423.53%
9211.76%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.00点 Review1人
2 ストーリー評価 3.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review2人
4 音楽評価 5.00点 Review2人
5 感泣評価 1.00点 Review1人

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS