6.この映画の価値は細田守監督が初めてポストジブリ・宮崎駿だのデジモンの細田守だのという呪縛から解放されて自由に創作することができた作品だということです。新海誠監督の君の名はがヒットした後に作られたということも大きいのでしょうね。だけどこの映画が不評に終わった以上やっぱり彼には今後も宮崎駿の代わりの役割が求められ続けるのでしょう、それがちょっと残念です。延々と繰り返す羽目に陥ったぼくらのウォーゲームのリメイクではなく、その前作のデジモン劇場版第一作に近い子供の目から見た世界を描くアプローチです。田舎もインターネットも描く必要なんてないんです、そうした妄想を具現化するような空間よりも実人生で得た経験をベースにする方が正しい創作の姿勢です。私も年下の兄弟が生まれた時にくんちゃんと似たような行動を取ったと母からお話を伺ったことがあります。現実の子供ってこれぐらいはわがままなものでしょう?親から離れた時の不安感、駅が迷路のように見えた頃、私にも確かにそんな記憶があります。この映画はその感覚と経験をイメージとして見事に表現できていると思います。ミライちゃんの出番が少ないのにこのタイトルはおかしいという意見もわかります。しかしこの映画ではミライちゃん以外の登場人物はみな愛称で呼ばれています。ミライちゃんはくんちゃんが初めて認識する名前を持った個人です。名前を持った個人の存在を認めることから人生の第一歩が始まるのです。だからやっぱりタイトルはこれでいいんだと思います。 |
5.予備知識なしで見ました。まぁ皆が指摘している通りくんちゃんの声があまりにも酷い。 未来ってタイトルに付くぐらいだから、成長するのかと思ったら最後まであの声で違和感が凄い。 まぁなるべく気にしないように意識しないように見ようと思えば思う程気になる(笑) 毎回思うのだが、ジブリといい、もうそろそろアニメ映画に俳優とか使うの辞めませんか。 得に子供役なんてプロの声優でも出来ない人が居るぐらい難しいんじゃないの。 抜擢された女優さんがかえって可哀想。汚点にしかならないからね。
内容もペラッペラ。いかにも大人が妄想した子供像って感じでリアリティ皆無。 場面だけ切り取ればああいうワガママを子供は言う物だと思うが表現方法がね。 怒った時に顔赤くしたり、大粒の涙流してみたり。そういう演出もやり過ぎて寒い。 最初から見るのが本当に苦痛で何度も見るの辞めようかと思った程。 細田監督の作品はサマーウォーズは好きだったのですが、それ以降の作品、 おおかみ子供やバケモノの子など子供と動物に逃げてる感じがどうも好きになれず。 雰囲気に逃げて終わり。今回はもう少しSFチックなのかと思ってただけに残念。 この監督の映画はもう見なくてもいいやって本気で思わせる程酷い内容でした。 【デミトリ】さん [DVD(邦画)] 1点(2019-06-11 16:55:31) (良:1票) |
4.米アカデミー賞ノミネートということで、ちょっと期待してみすぎました。 まあ、正直、山もなければ谷もない。空想の世界を永遠と見せられるので、これで終わり?という感じ。 サマーウォーズとか好きだっただけにちょっとがっかりです。 家族四人で見た感想。 6歳の子「ふつう」 9歳の子「これで賞取れるれべるではない」 妻「子供を怒る母親の姿が、耳が痛い」 私「くんちゃんの声がとても小さい子に聞こえず、そこばかりがきになる」 という感じです。 この作品が劇場公開時、これを見るかインクレディブルファミリーを見に行くか悩んで、 インクレディブルを選んだのですが、インクレディブルファミリーを選んでよかった。という結論です。 次回作に期待 【シネマファン55号】さん [ブルーレイ(邦画)] 4点(2019-02-13 14:04:52) (笑:1票) |
3.8歳の娘と鑑賞。子供ができたばかりの時期は大変ですよね。いろいろ思い出してしまいました。序盤、微妙なエピソードもあり話の方向が見えなくて大丈夫かと思いましたが、最後ははらはらできました。早くお姉さんになった自分の娘ちゃんに会いたいと思いましたが、小学生の娘ちゃんに会えるのもあとほんのしばらくだなぁとも思われてさみしい気持ちになりました。 【よしふみ】さん [映画館(邦画)] 8点(2018-08-12 20:56:22) (良:1票) |
2.子どもが育つということは、ただその事実のみであまりにもドラマティックだ。 それは、どんな形であれ、子どもを育てた経験がある人、もしくはその真っ最中の人ならば尚の事、身に沁みて感じることだろう。 ただ、そのドラマは普遍的であるからこそ、映画表現としてそのまま描くばかりでは、退屈なものになってしまうことは避けられない。今作の序盤はまさにそんな感じだった。
「あ、やっちまったか?」と、序盤から中盤、いや終盤近くまで正直思った。 個人的に、細田守監督の前作「バケモノの子」の満足度が、それまでの過去作と比較すると随分と下回っていたこともあり、今作については鑑賞前の危惧が大いにあった。 予告編等のインフォメーションを見ても、今ひとつ「面白そう」だとは思えなかった。タイトルやキャラクターの台詞から、なんとなくありきたりなストーリーラインを思い浮かべてしまっていたのだと思う。 そんな思いの中で展開されたものが、想像以上に間延びした幼児の成長譚だったものだから、「危惧が的中したのだ」と意気消沈してしまったことは否定できない。
しかし、だ。この作品は、終盤にある種「異様」とも言える転じ方を見せる。 即ち、退屈と困惑からの、カオスとエモーション。 アニメーションは秀麗ではあるけれど間延びし、ありのままの幼児像に少なからずの不快感すら覚え始めていたそれまでのストーリーテリングが、時空と概念を超えて“ファミリー・ツリー”として集約され、眼の前がぱっと明るくなり何かしらが覚醒したような感覚に包み込まれる。 気がつけば、抱えていたはずのフラストレーションは霧散し、特異な充足感を感じていた。
冒頭から山下達郎の爽やかなテーマソングが流れ、いかにもなファミリームービー的な導入で始まる映画ではあったが、今作は決して万人受けするアニメ映画ではないだろう。少なくとも、大いに困惑し、最終的に腑に落ちない点も多々あると思う。 しかし、この映画が語るものが「家族」であることはやはり間違いなく、その主題を“根幹”に据え、「子が育ち、命を継いでいくこと」の意味と価値を示したこのいびつなアニメ映画は、結局のところこの季節に相応しい。 やっぱり、細田守のアニメーションは、夏がよく似合うと思える。
我が家の娘と息子も、笑いながら、泣きながら、文字通りすくすくと成長している。 その日々が、「未来」につながり、ファミリー・ツリーの枝葉を伸ばしていくのだと思うと、胸を熱くせずにはいられない。 うちも庭先に何か木を植えようか、と思うのだ。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 9点(2018-08-03 23:36:18) (良:1票) |
1.ただただ、面白くない。 予告をみて時空を超える大冒険かと思いきや全然違う! 1時間半、くんちゃんのギャーギャー耳障りな声を聞いているだけだった。 CMでも流れてますけど、くんちゃんが犬になるとことか意味不明。何を伝えたいの?きもっ 監督これ見てみんな楽しんでくれるぞぉ!とか思ってんのかな。だったら気持ち悪い。 記憶からすぐ抹消されるクソ映画です。 あと、あんな家には絶対住みたくない。 2点つけてましたが、よくて1点です。 【へまち】さん [映画館(邦画)] 1点(2018-07-22 20:59:04) (良:1票) |