45.映像面にも特筆すべきものなし、たまにビックリ、あとは退屈傾向。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-11-22 01:06:06) |
44.どこが面白いと訊かれても困るのだが、観ている間はすごく楽しめた。しかし、鑑賞後、あまり残るものがない。なんでだ!? 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-10-08 07:04:35) |
43.穿った見方をすればいろいろと意味深いのかもしれませんが、モダン・アートのようなものは受け付けない。 そちらに移行する前の追い込まれていく脚本家のシチュエーション展開は面白いと思うのですが・・・。 【カラバ侯爵】さん [DVD(吹替)] 2点(2007-07-16 12:27:58) |
42.ネタバレ 一見良く判らんストーリーもよくよく見ると結構良く出来ている。各方面、万遍無く毒をなすりつけた感じは嫌いじゃない。だからといってそれほど面白いわけでもないんですが。なにより見せ方がとても上手いので、まったく飽きずに楽しめます。死体を運ぶ無造作さの演出が地味だけどかなり好き。ただ思わせぶりな包みの中に何が入っているのかは観てるひとが想像してねというような作りは、どうもあざとい感じがして嫌です。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-06-17 20:43:36) |
41.ネタバレ 打ち寄せる波しぶきと岩。
これは最初のほうに出てきたので非常に気になった。
最後にも出てきたのでやはりなとは思ったが、
たぶん自分が映画全体に共感できず客観的に見てしまうのは、
心の波しぶきとか壁の絵の世界といったものを経験していないからかも。
共感こそできないがわかるような生理的なものを感じたのは、
壁からはがれる壁紙という不安感。
あの不安感や暑苦しさは普通の人でもあると思う。
けれど壁の絵のユートピアはどうなんだろうか?
ある程度人生経験をつんだ人や大きな仕事から解放された人、
そういう人が見れば内容がわからなくてもなんとなく共感できる作品かも。
箱の謎を明かさなかったことはとても悪趣味ではあるが良心的。
「セブン」のような後味の悪さで生きる映画ではないから。
内容の不思議さよりも単純ではあるがどうしても気になる謎がある。
「ハイル・ヒットラー!」グッドマンが後半に叫ぶあれは何??
時代設定が1941年ということや主人公のタートゥーロがユダヤ系ということ。
そんなことが関係しているのだろうか??
全然関係なく妄想で炎のナチ宣言をしているのか(爆)
たぶん強烈なるインパクトを残しているであろう、
グッドマン炎の登場シーン。
私はあまりここの描写は好きではない。
それまでひたひたといい演出だった反ハリウッド映画が、
これではバカにしているハリウッドアクションになってしまう。
たぶんそういうことが言いたいのかもしれない。
「エンド・オブ・デイズ」かと思った(苦笑)
あそこまでやると(なんだ妄想か)とわかってしまう・・
全体的には自分ら(コーエン)の野望とハリウッド映画界への風刺を、
満面にあふれさせたコップの水のような映画。
これをさすがだうまい!と飲み干すのは映画業界の人らか、
コーエン兄弟=映画通かも?と思われたい人ら。
私は映画通ではないから飲みほせはしないし、
その中身が水なのか何なのかわからない。
【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-09-21 06:49:07) |
40.ネタバレ ニューヨークからハリウッドに呼ばれた演劇作家の不安と期待、そして社会派を自称するもプロデューサーからの脚本依頼がB級格闘技ものであることから生まれるプロとしての葛藤、そういった心情もあってか全く筆の進まないという作家としての苦悩までもが入り乱れ、悩める作家バートン・フィンクの世界が描かれてゆく。その世界観がおもいっきり虚構感を漂わせながらも妙にリアルで、リアルでありながらも明らかに破綻していて、複雑にして単純な独特な世界を見せてくれる。怪しげなホテルの一室でベッドに横たわったところからすでに夢なのか?それとも翌日か?ということになるとホテルのフロントは現実ということになるがそのほうがもっとありえない。だってフロントマン、ブシェミですよ、ブシェミ!ふつうに不気味です。まぁ、内容はともかくとしてなかなかインパクトのある映画でした。フロント・ブシェミにしても廊下を焼き尽くしながら向かってくるグッドマンにしても不気味さと怖さと可笑しさが同居していて、これぞコーエン兄弟の味だなぁと思いました。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-06-01 13:56:32) |
39.なんかいまいち入り込めなかった感じ。 ホテルの不気味な感じとかは中々良かった。 【トクタ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-04 16:43:38) |
38.コーエン作品の中では、すこしテンポが違うような気がします。 【午後のコーヒー】さん [DVD(吹替)] 6点(2005-11-23 17:22:51) |
37.コーエン兄弟の作る世界、描く世界、好きですねえ!何とも言えない怪しげな雰囲気がたまりません。コーエン兄弟にしかない独特な雰囲気は私の好みです。それに何と言っても俳優陣が良い!ジョン・タトゥーロ、ジョン・グッドマン、スティーブ・ブシェーミと曲者揃いで、それぞれが持ち味を発揮していて面白かった。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-19 21:24:41) |
36.なぜか面白いが、なぜ面白いのかよくわからない。理屈でストーリーを説明できなくても、鮮烈なイメージだけでも充分楽しめる。 ただし、脚本はあまり好きじゃない。他のコーエン映画で観たような気がするシーンが数回あった。とくにコーエン兄弟の映画で描かれる犯罪は、いつも行き当たりばったりで解決の仕方まで偶然だったりして、うすっぺらい印象を受ける。コーエン兄弟はそういうのが好きなんだろうが、個人的には何が面白いのかよくわからない。 【no one】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-05-08 14:51:03) |
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35.ラストでチャーリーが炎の中を走ってくるシーンが忘れられません。とても衝撃的な映画でした。不条理劇といってしまえばそれまでですが、全編を通して小説家バートンの精神状態を表しているのでしょう。前半部のホテルの不快な描写はペンの進まない苦悩を、殺人事件は新境地に達した孤独感を、チャーリーの一件は作家には到底描けない悪夢を、浜辺の写真は彼が目指していた到達点だったのでしょう。 【マイカルシネマ】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-03-18 18:06:41) |
34.劇場で見て、「最高!」と人に勧めまくり、「全然面白くない」と言われまくった覚えがある。そして、今は、当時の面白ささえも覚えていない。 【みんな嫌い】さん 7点(2004-10-24 17:25:12) |
33.期待しすぎました。ストーリーがわけ分かりません。頑張って理解しようと務めているうちに、終わってしまいました。こんなのがパルムドールとは、いやはや…。 【金子淳】さん 4点(2004-07-19 13:01:40) |
32.コレって、カンヌ・パルムドールですよね?恐るべし。炎の中のグッドマン。理解するのには根性が必要か。 【★ピカリン★】さん 5点(2004-06-19 10:13:10) |
31.ネタバレ 全編しっかり見ようとすると、かなりの気合と根性を要する独特の空気があった。多分、どこからか非現実の世界に入り込んだのだろうとは思うけど、それがどこかははっきりと分からない。すべて夢かというとそうでもない。しかし見終わった今、面白いとかつまらないとかではなく、確かに「バートン・フィンク」の存在を確認したという実感はある。それ以上は何とも。 【ラーション】さん 9点(2004-05-29 00:38:36) |
30.火事のシーンが綺麗でした。箱の中身が気になってしょうがない。 |
29.これコーエンやったんや。。。ジメジメが伝わる。トイレのシーンとか好き。 【ヒロヒロ】さん 7点(2004-05-06 17:35:13) |
28.ネタバレ コーエン兄弟の作品は、一見不条理に見えて意外に理に落ちてしまうことが多い。本作はその典型例である。しかし、脚本家が避けることのできない創造の苦悩を、夢という媒体を用いて観客にも追体験させていく仕掛けはうまい。これから観る人は理屈を考えずに、コーエン兄弟が生み出すヴィジュアルイメージに身も心も、そして脳もゆだねるのがいいだろう。とはいえ、そこかしこに「論理」が現れてくるので、クローネンバーグの『裸のランチ』ほど世界に酔うことはできないのが難点だが。 というわけで、作家追体験ソフトとして皆さんには、『バートン・フィンク』→『裸のランチ』→『アダプテーション』の3点セットをおすすめしたい。 体験談:今まで凡人だと思ってた私もこれですっかり脚本家になった気分に浸っております。でも、やっぱり脚本家になったらなったで苦しみっぱなしでもう死にたいです……。 恭人さん(仮名) 32歳 【恭人】さん 7点(2004-05-06 16:52:30) |
27.これは夢オチなのか?観た人によって感想は違うと思うが、自分はあの箱の中身はタトゥーロ本人の頭が入っているもんだと思ってた。グッドマンが書けないで悩む主人公を殺すことでその苦しみから開放させたんではないか…かなり妄想が入っているが。結局、どこから夢又は妄想の世界が始まるんだろうか。いずれにせよ、作家の苦しみがよく分かる作品には仕上がっている。 それにしてもコーエン兄弟の引き出しの多さには恐れ入る。 |
26.ネタバレ 剥がれ落ち、でろでろと垂れ下がって来る壁紙のように、「自分」という意識が現実から剥離する感覚が恐ろしい。暑さと湿気で正常な判断力を奪われ、顔周りを飛び交う蚊に精神は休まらない。現実から遊離し逃げ込んだ観念世界でも、妄執と自責からは逃避出来ない。閉鎖空間で意識はひたすら空転する。強烈などん詰まり感。怖い。ここ1年、冗談でなく悪夢以外の夢を見た記憶のない私には、他人事には思えない作品。決して面白い作品ではないが、心の奥に何かの呪いのようにへばり付いて離れない、奇妙に印象値の高い作品。ラスト近くの、燃え盛るホテルの廊下とそこに尊大に立つ男の姿が、何時まで経っても頭から離れない。湿気に塗れたねっとりとした妄執。その具現化たるホテルが、硬質で乾いた炎によって清算され、救済される。怖いのだけれど、妙に清々しく、美しい。ラストシーンの、負け犬のような、残滓のような、主人公の姿。それでもそこには、妙な安堵感と不思議な充足感がある。 【ひのと】さん 8点(2004-04-06 20:34:41) (良:1票) |