《改行表示》 6.まずは、ネタバレ致しませんのでご安心下さいませ。その上で まずは、黒髪ポニーテールで真っ赤な唇、カレン・セットマン(ノオミ・ラパス) そしてその彼女に成りきる7姉妹を覚える上での特徴申しておきます。知っておいて損はない。 ★サンデー(日曜) 黒髪で白黄緑色のワンピース (まず最初にカレン・セットマンに成りきっていた女性です。食卓では正面。) ★マンデー(月曜) 黒髪で鬱気な女性(食卓では右奥側で食後に吐き気を催していた女性です) ★チューズデー(火曜) 赤毛で二つ編み(ヒッピーっぽくてマリファナ吸っていた女性です。) ★ウェンズデー(水曜) 黒髪ショートで格闘系のスポーツブラ。 ★サーズデー(木曜) 黒髪短髪で白の半袖Tシャツ(ヤンチャ系で半分男。) ★フライデー(金曜) メガネにニット帽。 ★サタデー(土曜) ホワイトカラーのマリリン系。 これ、全てがノオミ・ラパスです。つまり、セブン・シスターズだから7役やったと言われていますが、実質的には8役やってますよね いやはや、お見事でした。 そして子役の7姉妹、こちらはさすがに複数の子役で成り立たせているのだろうと思いましたが、違いましたね 実は彼女たちも一人の子役によって成りきり演じられていました。エンドクレジットにて確認。いやはや、かわいらしい子たち(子たち?)子役だったです。 そしてその上で手に汗握る緊迫感のストーリー。どうぞご覧あれ セブン・シスターズ★★★★★★★ ただ、最後に脚本についてチクリと2点申しておきたい。 ①土曜と日曜は銀行お休みでしょ だったら彼女ら二人は普段何してる? ②水曜と木曜に銀行勤めは無理でしょ(キャラ的に) だったらそれ以上は言いませんが そこんところはどうする 目をつむる? あいや、最後にちょっと手厳しかったかな(^^; 【3737】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-05-22 21:17:27) (良:3票) |
《改行表示》 5.《ネタバレ》 異常気象・人口激増・食糧難、に対しての遺伝子組み換え作物、結果、多生児が発生、なので一人っ子政策へ。 政策実行と違反者への処罰。ディストピアものとして有り得ないとは言い切れなく薄ら寒い。 さらに7つ子のサバイバルへと進む展開に画面に釘付け。 嘗てのアレック・ギネス1人8役とはクォリティがまるきり違うノオミ・ラパスの8役熱演に喝采。 デフォーは物足りないところがあったものの流石の存在感。 グレン・グローズの腹黒さが強烈でコールドスリープのカラクリに寒気が。 見事な脚本での秀作を堪能できました。 |
4.《ネタバレ》 いや、これはびっくりしました。「七つ子姉妹が曜日ごとに1人ずつ行動」「しかもそれを主演女優が1人七役」という突飛すぎる設定にまず驚きますが、まずその前提世界が自然に、というかむしろ当然のように自信満々に描かれている。しかもその後の進行も、設定負けしていません。7人のキャラは無理なく自然に分かれていますし、それぞれに十分な見せ場も用意されています。さらには脚本上のミスリードなんかもちりばめられていて(建物管理人の「昨夜は・・・」とか、チューズデーの「銀行員だから・・・」に対するグレン・クロースの回答とか)、唸ってしまいます。もちろん細かいところは突っ込みどころ満載、というかリアリティは最初から放棄していますし、しかしそれでも物語に引き込むパワーがあるのです。●フライデーの壮絶な作戦で吹っ飛んだはずの敵のボス捜査官が、その後怪我もなく元通り登場してたのはちょっと残念かなー。あそこはフライデーと差し違えてほしいところでした。それとこれは作品の責任ではありませんが、字幕で名前(=固有名詞)を「月曜」「火曜」とか訳したらいかんだろ。 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-01-15 01:09:58) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 この設定、普通なら主人公は双子でしょう。それを7つ子でやろうとした”チャレンジ精神“にまずは拍手を贈りたいです。よくぞ『常識』や『リアリティ』の壁を乗り越えたものだと感心します。勿論、無茶した分ツッコミに対する耐性はゼロ。物語的には”あり得ない“のオンパレードです。人口分配法のオチにしたって初めから分かっていたこと。しかしです!エンターテイメントで一番大切なのはリアリティにあらず。そうワクワク感。魅力的な嘘の力でお話に引き込めれば何の問題ありません。7人の主人公がガチに、アッサリ、死にまくる展開に痺れました。“主人公は死なない”お約束が通用しない恐ろしい世界。でも本来はそれが当たり前なのに。普段は考えないようにしているだけの話です。エンタメで楽しんでいたはずなのに、不意にシビアな現実を突きつけられて震えると。なかなかやってくれますなあ。7人がそれぞれ個性豊かな人格を有しているのが素晴らしいです。パブリックな人格や人生を共有していても、命の重さが7分の1に目減りなどしません。主人公が死ぬ度に、私もまた命を奪われました(これは本作と同じく主人公が死にまくるトムクルーズ主演の某作や、クローン祭りのバイオ4とは全く別物の感覚であります)。リアリティを排除したエンタメだからこそ響くリアリティ。これぞ正しい娯楽作品の在り方に違いありません。 【目隠シスト】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-02-05 18:28:40) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 発想は奇想天外、ノオミ・ラパスの一人七役は彼女の演技力なくしては成立しなかったんじゃないでしょうか。これはボブ・ディランを六人の男・女優が演じ分けた『アイム・ノット・ゼア』の真逆の発想でもありますが、やっぱ本作の方が主演女優のチョイスが難しくて製作のハードルは高いとおもいます。7人のキャラ分けも「こうするしかない」というほどきっちりしていますが、オタク系でITに強い子が“フライデー”というのだけはどうなんでしょうか?あれでは銀行でキャリア・ウーマンを演じるのはキツいだろうし、どうせならお休みの“サタデー”か“サンデー”にした方が良かったんじゃないでしょうか。それともこの映画の世界では休日が金曜日に変わっているのかな、それじゃイスラム教です(笑)。 あまりネタバレするので詳しくは書けませんが、七人姉妹は過酷な試練にさらされます。そして重要なのは、このお話しは実はナチスのユダヤ人迫害の暗喩となっているのです。まず“セットマン”というファミリーネームからしてユダヤ風ですし、彼女らが暮らす貧民街(?)の描写もまるでワルシャワ・ゲットーを彷彿させるところがあります。見つかると連行されてしまう第二子以降の子供たちは当然ユダヤ人のオマージュですし、隔離局という政府機構はナチス親衛隊かゲシュタポをイメージさせられます。そこに気が付くと、冷凍保存されているはずの子供たちの運命もおのずと予想できるでしょう。そういうこともあり、観終わったらいちおうハッピーエンドではあるのですが、背筋に寒気が残ってしょうがなかったのは事実です。でもこれはとても秀逸な脚本だとおもいます。 ラストでコールドスリープの実態を知った民衆によってグレン・クローズは失脚して死刑になることを暗示して映画はおわります。そこでふと考えたのは、もしヒトラーのユダヤ人虐殺を当時のドイツの民衆が知ったら、果たしてナチス打倒の動きは起こっただろうか、ということです。私は決してそういうことは起こらなかったろうと確信します。なぜなら普通のドイツ人もユダヤ人虐殺にはうすうす感づいていたし、またドイツ国民はユダヤ人排斥で経済的利益を得ていたからです。この映画の閉じ方は、ある意味でドイツ人への強烈なあてこすりなのかもしれません。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-04-19 23:50:29) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 1人7役をこなしたノオミ・ラパス、躍動感ある動きと声も役にピッタリだったように感じました。撮影時、1日が10日くらいに思えたこともあるとインタビューで答えていたので実際どれほど大変だったか想像を絶することでしょう。さて、物語は2040年ころから始まり、多胎児が生まれやすくなったり、人口増加、食料不足のために実施されることになったり、と世界的一人っ子政策、、、考えただけでぞっとします。痛いシーンはありましたがアクション、SF、サスペンス要素たっぷりで見ごたえ十分でした。おすすめしたい一品です。 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 9点(2018-07-20 21:49:29) (良:1票) |