《改行表示》 7.いくら公開開始直後の日曜とは言え、何でこんな映画がこうも混んでるんだろう。一体みんな何を期待しているんだ?と人のコトは言えないけれど。 期待するのはただ一点、どのくらいデカいサメが出てくるんだろうか、と。 いや確かにデカいけれど、これだけデカいと、かえってあんまりピンと来ません、当然ながら。そしてこれも当然ながら、製作サイドもこのデカさを持て余しているような。デカ過ぎて、コワくも何ともありません。こんな「シャークトパス」とかと同レベルの企画に、見境もなく一体どれだけ金使ってるんだろうか。恐るべし中国マネー。 もしかしてこの映画のメガロドンは、肥大しきった中国という国家そのものを象徴している・・・なんてワケも無いけど。 とりあえずコワくない、のみならず、安心感すらあります。残酷描写も無く、適度に観客をビックリさせる「ちょっとしたショックシーン」をしきりに挿入する。はいはい、またですか、ってな感じで、こちらもお付き合いにビックリしてみせる(もちろん、ムダにビックリシーンを繰り返すので、食傷気味になってきます)。 登場人物もイイ人たちばかり。人間関係も明朗そのもので、ジェイソン・ステイサム(さすが泳ぎは見事!)演じる主人公も気難しい人物かと思いきや、「元妻の危機」と聞いてホイホイ救出に乗り出してくるし(主人公を物語に引きずり込む為以外に元妻が登場する意義無し)、でもって中国人の母子とじゃれ合いまくり。 中国人女性とその父との間にも何やら葛藤のようなものがあったらしいのだけど、物語の途中で取ってつけたようにそんな過去の話をされても、無理やりドラマをでっち上げたような印象しかありません。 要するに、巨大サメが襲ってくるという、本来ならかなりぶっ飛んだオハナシの筈なのに、やけに大人しいというか、誰にも好かれないけれど誰にも嫌われないようなオハナシにとどめているんですね。中国に媚びを売るだけでなく(映画の巨大マーケットだけど、それなりに商売が難しい事情もある)、チョイ役とは言えマシ・オカに日本語をしゃべらせたり書かせたりして彼が日本人であることを妙に印象づけ、このテの映画には不自然なほど、仲間たちは彼のことを言及してみせる、これって、日本マーケットも考慮してくれてるってコトですかね。日本の観客にはたぶん、どうもでいいコトだったりするのですが。 メガロドンがなぜ本作で我々の前に現れたのか、という説明のクダリ、「これで、作ろうと思えば続編も作れます」という以上のものでも以下のものでもないしなあ。 というワケで、すばらしくスカスカな映画を観させていただきました。気持ちいいほど、実にスカスカ。でも、今後もこんな感じの米中合作映画の流れは、とどまることを知らずに続いていくんだろうなあ、と何やら考えさせられるものがあったりもするのでした。 それに、怪獣映画と言えば日本、と思ってたけれど、レジェンダリー・ピクチャーの買収の件もあるし、今後は「怪獣映画=中国」になっちゃうんだろうか。何だかウラヤマシイぞ。 【鱗歌】さん [映画館(字幕)] 5点(2018-09-10 21:50:39) (良:2票)(笑:1票) |
《改行表示》 6.《ネタバレ》 初日にIMAXで予約したのに体調悪くて断念して、改めて見直し。でもコレとてもじゃないけどIMAX2回分払うような価値のある映画じゃないわ。 もちろん『ジョーズ』は超えてない。もう全然。冗談じゃないわ。せいぜい『ジョーズ3』を超えて『ディープブルー』とか『リバイアサン』とか『第7鉱区』あたりと並んだ程度。 最大の問題はサメがちっとも恐くないところ。おぞましい捕食シーンとか全然なくて、がばーがばーって飲みこんでますー、みたいな。単に海にいるデカいヤツ。つーか、むしろ可愛いくらい。 で、映画はサメよりも、明らかに多過ぎな登場人物のドラマを描くのに忙しい状態で、でもそのドラマがどれもフツー。ありがち。そんなモンに時間割かずにもっとサメと戦ってよ!って感じ。 ステイサムはやっぱりステイサム。ステイサム映画ならばこの程度のステイサムっぷりでしょう、って予想されるそのままのステイサム。なんの意外性も無し。 そして『ジョーズ』の存在を前提としたサスペンス描写が幾つもあるのがとてもココロザシ低く思えて。檻とか犬とか海辺の母親と少年とか、『ジョーズ』ではああなったけれど、じゃあこの映画ではどうなるでしょう?って。そんなモンに『ジョーズ』が超えられるワケもなく。 それにしても最近ハリウッドの娯楽映画見にいったつもりなのにコテコテの中華風味、って映画が多過ぎね。何見ても中華味じゃいい加減ゲンナリ。中国資本に蹂躙され過ぎよ・・・って何十年か前は日本資本がそういう状態だったわね・・・ 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 5点(2018-09-11 20:02:21) (良:2票) |
5.《ネタバレ》 サメのパニック映画見たいなぁと、見ていなかったMEGをチョイス。ステイサム兄貴の映画かと思っていたのですが、中華資本のガッツリ中国映画です。ストーリーはシンプルですが、サメの出し惜しみがないですし、CGも迫力あるのである程度は楽しめました。ダイオウイカのシーンと、クジラの親子のシーンが印象的でした。終盤はドタバタするんだけど、あまり印象的な見どころは無かったかな。 【はりねずみ】さん [インターネット(吹替)] 5点(2023-09-24 12:45:14) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 ジェイソン・ステイサムが主演な時点でホラーな訳は無いのだが、案の定怖がらせる描写の部分は結構に適当で、ここまでマイルドなのは一種の製作側の販売戦略なのだろう。じゃあステイサム満を持してのアクションはどうなのかというとこれもかなり月並で、何ともどっちつかずの中途半端でモッサリした凡作に思う(全体的に75点を狙って置きに行ったら65点だったという感じで相当にイマイチ)。また、モンスターパニックとしてイマイチな最大の理由は、色々とリアリティが無さ過ぎる点にある(かなりSF寄りな演出・展開運びにも関わらず科学面も相当いい加減だし、全編フルCGの質感も「つくりもの」感満載だし、こーいうのは中々スリリングにはならない)。ただ、金の掛かったサメ退治を金を掛けて撮ったという意味では、大変貴重なサメ映画であるとも思える(巨大サメの迫力は、まあそこそこ見応えは有る)。 【Yuki2Invy】さん [映画館(字幕)] 5点(2019-11-27 22:18:12) (良:1票) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 深海に取り残されてしまった!そんな時はステイサム!巨大鮫だ!!!そんな時もステイサム!!! メガロドン。そいつは絶滅したはずの巨大鮫。だが人間の好奇心が奴を目覚めさせてしまった。 逃げよう!いや!逃げない!なんてったってこちとら最強兵器ステイサムがいるもんね!だから鮫は何が何でも殺すんだ! ただ前半は姿を見せないのでちょっと退屈。見えない何かにおびえていますがこちらは知ってますからね。 まぁ日本人『トシ』としてマシオカ氏の元気な姿を見れてちょっと嬉しかったですが。 後半は鮫狩りに突入。主人公達はとにかく命知らずばかりです。全員逃げるどころか常に立ち向かう姿勢にはビックリ。いろんな作戦を講じて戦うあたりは怪獣映画の体ですね。 ですが主役のMEG氏はちょっと物足りない。鮫にしては超デカイけど怪獣というには物足りない。知能はあるようですが攻撃が噛みつきと体当たりだけといのも物足りない。リアルな鮫に恐怖はありますが、バカでかい鮫が鮫とおなじ事をされても怖くも何ともないのです。ヘリに噛み付いて墜落させるとか出来たはずなんですけどねえ…。 ですから一番恐怖したシーンはMEG氏を倒した後出て来た鮫の大群でした。 でもラストバトルは良いですね。ごった返した海に超巨大な鮫のシルエットが出てくるシーンは最高です。 それにステイサムのアクションも鮫を釣るための餌になったりと巨大鮫相手に良いバトルをしていました。 最後MEGの目に銛を突き刺してHUNTするシーンはなかなか派手で良いですね。まぁ腹裂いても死なない奴が目を深く刺されただけでやられてしまうのにはまたもや物足りなさを感じてしまいましたが。派手に爆死すればよいというものでもないですけどね。 まぁそんなこんなでステイサムは良かったのですが鮫的にも怪獣的にもはちょっと物足りない…そんな作品でした。 【えすえふ】さん [映画館(字幕)] 5点(2018-10-03 19:56:43) (良:1票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 うーん、これってほぼ中国映画ですよね? これ逆にハリウッド感を出さずに全中華キャストでやって中国映画として出した方がもっと面白かったかも。確かに有名ハリウッド俳優出せばメディアには出やすいし、私の様な者も見に行く事になるけれど、、、。 なんだろな、スターウォーズ8と同じ様な違和感。 これ言うと人種差別とか言ってくる人もいるけど、そうじゃないのよね。 大作には大作にふさわしいキャスティングがあるって事かな。 大作の画面に多く映る人はそれなりにイメージや風格が必要なんだと思った。 ほぼA級のステイサムが主役ならそのイメージに合った、もしくは前に出過ぎない役者がいい。 今回の彼女は私的にこの映画にそぐわず、まるで香水のキツイ女がずっと目の前にいる様な違和感。 すなわちミスキャスト。 我らがミスター渡辺謙でもミスキャスティングなハリウッド映画だってある。 ばっちりハマるキャスティングの映画は鑑賞の集中力があがるもんです。 もちろん、これは私の意見なので、違和感なく楽しめた人もいるはず。そういう人にはごめんなさい。 極め付けに最後の『Fin』が私的にダサかったなぁ。 サメ映画として結果まぁまぁの出来栄えだった作品とのセンスのバランス。 最後の最後に更にガッカリ感。 【movie海馬】さん [映画館(字幕)] 5点(2018-09-23 01:49:40) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 中国マーケットを意識した中国合作。金も出すけど口も出す。これがこの映画の最大の失敗。まず全編に中国を意識させる演出にうんざりですかね。次にこの手の映画は『ジョーズ』が最高峰なので、作るときにまずはこの映画に近づけないと駄目なんじゃないかなーと思うんですが、とにかく全編に緊迫感がない為、怖くないどころか、ヒヤヒヤもしないんですね。やられるかやられないかの演出がわかりやすく次の展開が想像できてしまうんです。キャストのやり方もおそらくアメリカベースのキャストに中国ベースのキャストをお互いに選んで、さぁどうやって人物像を作り上げていこうか?みたいな形で作成されたんじゃないかと思うんです。従って、元妻のアメリカ人と、いずれ恋人になるであろう中国人の描き方がとても中途半端で、最初は元妻のピンチで助けにいくのに、いつの間にか恋人主体になっているんです。元妻は全く意味のない存在になっています。医者以外の他のクルーたちは全く何のためにいるのか不明な存在なんです。メガドロンも最初の水中施設内にいる少女を食べようとするところまでで、あっさりと全体が出てしまい面が割れてしまうので、ジョーズのようになかなか現れないようなドキドキ感がないんです。最後のエンドロールの音楽で『ガクッと』留めをさしますね。 【虎ノ門虎之介】さん [映画館(字幕)] 5点(2018-09-16 10:47:24) (良:1票) |